行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
さわらびの湯第3駐車場利用。無料。隣のノーラ名栗にトイレあり
この登山記録の行程
さわらびの湯駐車場(07:55)・・・さわらびの湯バス停(08:00)・・・白谷橋登山口(08:25・・・藤懸の滝(08:40)・・・岩茸石(09:40)・・・権次入峠(10:05) [休憩 10分]・・・棒ノ嶺(10:35)[休憩 40分]・・・権次入峠(11:300)・・・岩茸石(13:06)・・・白地平(11:50)[休憩 10分]・・・さわらびの湯駐車場(13:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
関東地方の紅葉がだいぶ進み各地で見ごろを迎えているが、棒ノ嶺(棒ノ折山)では山頂付近が色づきはじめたところ。ゴルジュ(渓谷で両側の岩壁が迫って狭くなった所)の紅葉は11月中旬になるだろう。
駐車場から温泉施設や売店などがあるノーラ名栗の中を通り有馬ダムを目指す。広いロックフィルダムの堰堤を通り、白谷橋登山口から白谷沢に入っていく。最初は植林された針葉樹林帯を登る。やがて沢音が大きくなると藤懸の滝である。ここから本コースのハイライト、ゴルジュの沢歩きとなる。両側から岩が迫り、狭い沢を登っていく。周りには色づく木々が多いので紅葉シーズンには楽しい沢歩きとなることだろう。このコースは関東ふれあいの道に指定されていて道はよく整備され、小学生なども登っている。
天狗滝、そして白孔雀の滝を過ぎるとクサリ場が現れる。これを越えると沢はだんだん細くなり、やがて舗装された林道にとびだす。林道から直登し、斜面を巻く水平の道を進むと岩茸石の分岐。立派な岩茸石は分岐の左手にそびえている。
権次入(ゴンジリ)峠までは木の根が道を覆う歩きにくい尾根筋の急登。奥多摩方面からの道が合わさる権次入峠から山頂まではなだらかな広い尾根道である。
棒ノ嶺(棒ノ折山また棒ノ峰とも)の山頂は広く、東屋もある。南側は木々のため展望はさえぎられているが、北側は大きく開けている。快晴に恵まれ、秩父の名山、武甲山から奥武蔵の山々が連なり、関東平野の向こうにはうっすらと筑波山が望め、東にはスカイツリーや新宿のビル群などを望むことができた。さらに、天文台のある堂平山の上には日光白根山、その右には男体山と女峰山が確認できた。日光白根山の左には遠く尾瀬の燧岳の双耳峰が顔を出し、赤城山を挟んでその左には武尊山や雪を戴いた谷川岳の姿も見ることが出来た。少しくたびれた展望案内板もあり、ゆっくり山座同定を楽しんだ。
山頂に着いたときは数人の登山者がいただけだったが、休んでいるうちにたくさんの人が登ってきた。やはり人気の山である。山頂のススキは白い穂を見せ、木々は色づき始めていたが、これから木々が葉を落とす初冬まで楽しめることだろう。冬の凍った白谷沢はベテランコースとなる。
帰路は岩茸石の分岐を直進、滝ノ平尾根でさわらびの湯を目指した。途中3カ所林道を渡るが、登山道はいずれもまっすぐ林道を横切るようにつけられている。ほとんどが展望のない樹林帯の下りで、白地平で左手に有馬湖が見えるだけ。一気に下る登山道には木の根が縦横に走り、歩きにくい。やがて墓地の横に飛び出し、入間川の支流の有馬川の橋を渡り、正面の舗装道路(車は通行止め)をのぼればさわらびの湯の駐車場である。時間があればさわらびの湯で汗を流して帰るのもいいだろう。
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