行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)秩父3号ラビューにて西武秩父駅8:14着/西武観光バス、西武秩父駅9:00発、秩父駅経由、吉田元気村行き(D2)にて、万年橋バス停下車
復)神川町営バス、城峯公園前(17:55発)-神泉総合支社前(18:17)(300円、現金のみ)/乗り継ぎ/朝日バス(18:45発)-JR本庄駅(19:30着)
*神川町営バスの日中便は、十月桜の観光期間、終点の冬桜の宿神泉バス停迄行かず、城峯公園での折り返し運転となっています。(最終便は通常通りでした。)
この登山記録の行程
万年橋バス停(9:52到着/9:57出発)-観光トイレ(10:30)-漆木登山口分岐(10:36)-新岡部線15号出入口標識(10:57)-高圧鉄塔15号(11:10)-中郷登山道合流(11:12)-漆木登山道合流(11:46)-(尾根ルート)-林道出合(12:48)-城峯神社(12:57/13:05)-(将門隠れ岩、天狗岩)-城峯山山頂(13:28/13:47)-石間峠(トイレ有り)(13:55)-(林道下る)-関東ふれあいの道(宇那室・登仙橋方面)分岐標(14:07)-林道合流(14:36)-宇那室バス停(トイレ有り)(14:54)-(車道上がる)-城峯公園(15:17/15:45)-矢納の城峯神社(15:50/15:58)-冬桜の宿 神泉(16:14/16:54)-城峯公園ライトアップ鑑賞(17:05/17:48)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
秩父吉田の万年橋から、城峯山を南北に歩いて二つの城峯神社を訪ねてみました。城峯公園の十月桜は見頃を迎えていて、幻想的にライトアップされた夜桜は一見の価値があります。
≫紅葉も後半戦に入った週末の行先を思案していた矢先、書店で見つけた「オオカミは大神」という本に触発されて思い付いたのが今回のコースで、お目当ては城峯山の紅葉と大展望、そして、初めて訪ねる矢納の城峯神社のオオカミ像と城峯公園の十月桜です。どちら側から歩き始めるか悩みましたが、折角なら桜のライトアップも見てやろうと、秩父側を出発点として吉田元気村行きのバスに乗り込みました。
林道を車で上ってしまえばあっという間の城峯山ですが、バスを使ってとなると一苦労です。西門平バス停からのアプローチが一番近道ですが、今回は万年橋バス停のある石間(いさま)側から、城峯山南尾根を辿ってみました。
この南尾根は山と高原地図の破線ルートで、漆木口と中郷口の二つの登山口があります。今回は漆木口を使うつもりでしたが、間違えて手前の高圧鉄塔の点検道に入ってしまい、そのまま中郷ルートに合流して結果としては一番の近道を歩いたことになりました。 尾根筋のコブの斜面でトラロープを頼りにする箇所がありますが、踏み跡は明瞭で特に危険な場所はありません。
城峯神社の境内はモミジが多いので期待していたのですが、少しだけ早かった様です。3年振りのオオカミ像と山頂からのパノラマを堪能して石間峠から関東ふれあいの道を北に下ります。この区間は山と高原地図には記載されておらず、石間峠の案内板も不明瞭ですので注意が必要です。薄暗い谷間の小径を下って林道に抜けると、後は道標に従いながら車道を歩いて城峯公園を目指します。
十月桜の見頃を迎えた城峯公園は観光客で大賑わいです。園内をひと回りしてから本日最大のお目当ての矢納の城峯神社のオオカミ像を堪能すると、桜のライトアップと最終バス迄の時間調整を兼ねて、少し先の「冬桜の宿 神泉」に足を伸ばしてお風呂を頂きました。
桜のライトアップは人工的ではありますが一見の価値有りで、桜の背後に黒く浮かび上がった神山の姿が神秘的です。そういえば、神流川を始め周辺に神の付く地名が多いことにも興味をそそられます。因みに当地の城峯神社は日本武尊命が東征の折、この神山に矢を納めて大山祇命を祀ったことが起こりとされ、矢納という地名もこれに因んだものだそうです。
帰りのバスの乗り継ぎ時間に暖を取らせて頂いたお店のお婆ちゃんが矢納のご出身で、しかも城峯神社の縁者であられたことに不思議なご縁を感じながら、ほろ酔い加減で帰路につきました。
本日の総歩数39,845歩、歩行距離26.9km、消費カロリー2,144kcal、脂肪燃焼量153g也。
フォトギャラリー:86枚
年始の宝登山以来、10ヶ月振りの西武秩父です。三峯神社行きのバスは相変わらずの大行列でした。
時間があるので、秩父神社にお参りします。狛犬がマスクをしていました。
境内で菊花展が開催されていました。晩秋の風物詩ですね。
吉田元気村行きのバスに揺られて、、、この路線の車窓からは、秩父のあらゆる山々を楽しむことが出来ます。
万年橋バス停。石間下吉田線の入り口で、城峯神社の立派な石柱が建っています。
半根子集落に、秩父困民党の幹部(乙隊副隊長)、落合寅吉のお墓があります。
半根子から見上げる、比丘尼城跡の岩山。手前の民家は落合寅吉の生家とのことです。
石間川沿いの谷合いに集落が点在する長閑な道。「天空の小径」と呼ばれているそうです。
沢口集落では、干し柿が吊るされたお宅のお婆ちゃんに集落の名前を教えて頂きました。鹿の被害が酷くて困っておられると、、、。
集落の鎮守、猿田彦神社にお参り。拝殿の中に沢口の観光ガイドが置かれていました。
集落の外れにある困民党副総理加藤織平のお墓には、志士と刻まれていました。近くには綺麗な観光トイレもあります。
漆木集落の分岐道標から、南尾根登山道に向かいます。
暫く、急勾配の林道を歩きます。
本来の登山口の手前、新岡部線15号出入口の案内標から山道に入ってしまいました。
尾根に上がったところに15号高圧鉄塔があり、その先に道が続いています。
直ぐに、中郷コースの登山道に合流しました。
僅かな区間、広葉樹林帯を歩きます。
昭文社地図に「展望岩」と書かれた小岩峰。木陰から武甲山が見えました。
尾根の八割方が杉植林帯歩きです。
中郷コースと漆木コースの合流点。773mとあります。
尾根線の岩稜帯にシロヤシオの株がありました。少し焼け枯れしたような色合いです。
現地地図には、巻き道に×ヤブと書かれていましたので、尾根筋を直登します。
展望の良い尾根筋を歩くのが正解です。
万年橋バス停から小休止無しで2時間50分、城峯山直下の林道に漸く合流しました。
林道終点が城峯神社の駐車場になっています。この日は車が3台停まっていました。
若い狛犬が据えられた表参道から城峯神社に向かいます。
参道の右手はキャンプ場、左手には両神山方面の絶景が見渡せます。
将門伝説と大口真神信仰で知られる秩父市吉田石間の城峯神社。
このオオカミ像とは、3年ぶりのご対面です。
モミジに囲まれた境内の紅葉に期待していたのですが、、、少しだけ早かった様です。
こちらは猫、なのだそうです。
将門のかくれ岩。鎖は途中までしかありませんので、普通には登れません。
天狗岩まで足を伸ばしてみました。
天狗岩からの城峯山。山頂の巨大アンテナがシンボルです。
天狗岩から尾根を伝って10分強、真っ赤な紅葉に迎えられて一等三角点の山頂に到着しました。
アンテナ塔の2階がパノラマ展望台になっています。
紅葉越しに群馬県境の山並み。
奥のピークは、赤久縄山(1,522.3m)です。
南面には秩父盆地と武甲山。
南西方向に、長沢背陵、雲取の山並み。
いつまでも見飽きることのない両神山の姿。
群馬県境、西御荷鉾と東御荷鉾(みかぼ)山。綺麗な山体ですね。
これから向かう予定の北東の方角は木立に遮られてしまって360°の展望はありません。
山頂を下って石間峠の林道に出ます。はっきりとした道標が無くてちょっと戸惑いました。
林道を北に下って行くと、関東ふれあいの道(宇那室・登仙橋方面)の道標がありました。
2時を回っていますので、谷に入った途端に暗く感じます。
道形は細く、整備が行き届いたハイキング道という感じではありません。
何度か、石伝いの渡渉があります。
林道に合流して一安心。石間峠から40分程でした。
道標に従って林道を下って行くと「宇那室」で町営バス道に合流します。トイレもあります。
「宇那室バス停」から、今度は車道をゆるゆると登って城峯公園を目指します。
車道(バス道)を登り切ったところが城峯公園です。入り口には飲食店もありました。
紅葉に誘われる様に、早速、園の中へ~。
園内の展望台から直ぐ下に、下久保ダムと神流(かんな)湖が見下ろせます。
整備された園内を散策。
モミジとサクラ。
十月桜は寒桜の一種で、年に2回開花するそうです。
小指の爪程の小さな八重桜です。
花が小さいので派手さはありませんが、まとまると見事ですね。
園内にはキャンプ場もあって賑わっていました。
紅葉も見事です。
城峯公園と車道を挟んで城峯神社が鎮座しています。よく見ると、鳥居の横幅が長い!?
神川町矢納の城峯神社。こちらもオオカミ信仰の神社ですが、ご神体は大山祇命で、石間の城峯神社とは関係ないそうです。
久々にGetしたオオカミ像♪、一見、犬の様にも見えますが、尻尾の特徴は間違いなくオオカミ像です。
睨みを効かせる云形。
拝殿脇に、奥宮のある神山(732m)への登山口があります。2016年度版の山と高原地図には、上り35分、展望良と記載されています。
最終バスまで時間がありますので、神流湖側に下って日帰り温泉に立ち寄ります。車道は駐車場代わりとなっています。
目指すは「冬桜の宿 神泉」、車道をショートカット出来ます。
「冬桜の宿 神泉(かみいずみ)」入浴料540円、受付時間は17::00迄です。ここが町営バスの終点ですが、十月桜のシーズン中の日中便は城峯公園止まりとなっているので要注意です。
お風呂を済ませて、再び城峯公園に戻りました。ライトアップが始まっています。
ちょっとやり過ぎかな?とも思えますが、映えてます。
この時間、空の青さが微かに残っていて絶妙な色合いです。
♪
夜桜の後ろに黒く浮かび上がる神山。神秘的です。
モミジも映えます。
夜桜お七~♪
♪
♪
幻想的で、昼間の花とはまた違った印象です。
サクラとモミジのライトアップ、たっぷりと楽しめました。
バスも時間通り。最終便は冬桜の宿からの折り返しを待たなければなりませんが、寒いからといって先に載せて頂きました。
乗換えの神泉総合支所前。乗換えバスまで約30分、真っ暗で途方に暮れましたが、、、
バス停前の新井商店のおじさんに招き入れて頂き、ビールを飲みながら楽しい待ち時間となりました。
お店のお婆ちゃんに頂いたお菓子。何と、矢納の城峯神社の縁者の方でした。
19:30に本庄駅に到着。駅前通りの町中華で締めてから帰路につきました♪。
因みにこちらが、先週、書店で見つけた「オオカミは大神(狼像をめぐる旅)」(青柳 健二著)です。個人的にはドストライクです!
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