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奥久慈男体山でランチタイム

奥久慈男体山( 関東)

パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「JR西金駅」をセット。国道118号で向かうと、「JR西金駅」の反対側に「男体山」の看板があり舗装道路が延びている。綺麗に舗装されているので危険個所はないが、車幅が狭く住民の方も多く利用するので速度には注意が必要。峠を越えて降って直ぐの右に折れたところに大円寺駐車場がある。10台程度。無料。綺麗なトイレあり。座標で検索可能であれば(36.716115,140.420048)をセット。人気の場所なので早めの到着をお勧めする。今回もいっぱいだったのでその近くの古分屋敷駐車場を利用。こちらは5台程度

この登山記録の行程

古分屋敷駐車場(08:23)・・・男体山・健脚コース入口(08:54)・・・<健脚コース>・・・展望岩(09:31)・・・男体山(10:14)・・・大円地越(11:33)・・・(12:20~昼食~12:55)・・・大円寺駐車場(13:39)

コース

総距離
約6.4km
累積標高差
上り約901m
下り約899m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

先だっての宝篋山に続き、山に興味を持ったという会社の後輩を連れて奥久慈男体山へ。
前回は、歩き方の基礎について。今回は、急登の歩き方と鎖場のいなし方についてトレーニング。男体山の健脚コースを登山数回目にして登ることができれば、それなりに自信にもつながるだろう。
男体山を選んだのにはもう一つ理由がある。それは茨城でも指折りの名山で、山頂はもちろん、それ以外のポイントでも低山とは思えないダイナミックな景観が楽しめる。個人的にもお気に入りの場所の一つで、息を切らし急登を登り切った後に見る絶景は格別だ。ぜひ体験してもらい、一層、山を好きになってもらえたらと思う。
滝倉トンネルの脇にある健脚コース入口から入る。林道を数百m登ると、小さな鳥居があり、本格的な登山道が始まる。健脚コースは尾根沿いに最短で登っていくコース。その分、急斜面の連続となる。出発前に地図を用いて全体のコースとそれぞれの地形の特徴を説明する。事前に歩く場所を確認しておくことで、山歩きの楽しみ方が何倍にも増す。体力の配分や休憩ポイントの設定など、自分でコース設計ができるようになることが大事で、なにより万が一遭難した場合、迷ってから地図を確認するのと事前に頭に入れておくのとでは雲泥の差がある。
健脚コースの名前の通り、スタート当初からパワー全開の急斜面が待ち構えている。ただし、いきなり飛ばすのではなく最初20分は身体が十分に温まるまで速度を抑えながら歩くことがコツ。この間で体温の変化に合わせて服の調節も行っておく。
短いスパンでジグザグを繰り返しながら急斜面を登っていく。
水平移動に入って暫く進むと大円地から登ってくるルートと合流する。そこを過ぎるといよいよ鎖場が登場する。鎖場といっても、数m程度の短いものでテクニックもなにもないが、ここから山頂までに連続して設置されているため、初心者の練習にはもってこいだ。鎖に体重を預けると身体が振られてしまうので、あくまで補助的に使う。
展望岩に到着。ここは男体山の中でも超お気に入りの場所。ここに立つと、奥久慈の山々がまるで海原のように広がって見える。足元の山が紅葉で真っ赤に染まっていて最高だ。正面にはこれまで樹々に隠れて見えなかった男体山の頂が姿を現す。中国の水墨画に出てくるような急峻な岩山が聳えている。これからその崖下に取り付いて、ほぼ垂直のように登っていく。コースの中で最もハードなパートになる。少し休憩を入れて行動開始。岩をよじ登ったり、鎖を手繰ったりの連続。どんな時もペースを乱さないよう、一歩一歩を丁寧に登る。そして時には紅葉の彩に目をやる余裕も忘れてはならない。山もみじの黄色と赤のグラデーションはこの時期最高の目の保養だ。
登りきると東屋があり、峰の縦走路に合流する。今までとは全く違う緩やかな道が延びて、左へと進めば袋田の滝へとつながる。これもお勧めのルート。
山頂は右の方へ。数分もかからずに到着。頂についたら最初にすべきは祠へのご挨拶。いつもの愛らしいサンタのコーヒーカップが変わらず置かれていると、なんとなく嬉しくなる。そして、祠の後ろへと周る。祠の後ろは断崖絶壁になっているので、本来周るものではないのかも知れないが、一番の絶景ポイントなので外す訳にはいかない。いつも祠の裏側のスペースに腰を掛け、遠くを見渡しながらおにぎりを食べるのが定番。条件が良ければ筑波山の向こうに富士山も見える。
昼食にはまだ早いのでそのまま縦走モードに入る。登ってきた方向とは反対側に進み大円地越を目指す。こちらは比較的緩やかなので親子登山者も多いルートだ。
大円地越まで降って、そのまま登り返して篭岩山方面へと進む。大円地越を過ぎると一気に登山者が減ってしまうが、男体山に来たのであれば是非このコースを歩いて欲しいと思う。切り立った断崖沿いを歩く縦走路のスリルも楽しいが、なにより荒々しい男体山を眺めながら歩ける贅沢さはこの上ない。
見晴らしの良い場所でランチタイムとする。カップラーメンを作りながら、ランチに彩をつけるために後輩が肉まんをふかしてくれた。自分も秋の味覚としてさつまいもをふかす。晩秋の陽射しを受けながらゆっくりと山ご飯。至福の時だ。
最後に鷹取岩と入道岩のビューポイントまで足を延ばしたかったが、時間の関係からその手前で下山して古分屋敷へと戻る。下山ルートは少し荒れているので注意が必要だが、決して歩けない場所ではない。全体的に6km程度の周遊コースなので、興味のある方は一度TRYしてみてください。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • えー、どうやって、肉まんとかお芋とかふかすのですか?

  • ちょー簡単。
    試練と憧れの早月尾根日帰りくらい簡単。
    笑。うそ。

  • 花残っていますね。男体山行きたいと思っていますが、なかなか行けない山です。

  • 以前、レオさんが遠征に来られた際、お連れしようと思った山です。ぜひお越しください。堪能コースご案内しますよ。^_^

登った山

男体山

男体山

654m

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24
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