行程・コース
この登山記録の行程
大山ケーブル駅(04:08)・・・追分駅・・・下社駅(04:51)・・・大山(06:06)・・・唐沢峠分岐(07:45)・・・唐沢峠(08:33)・・・不動尻(09:18)・・・山神隧道・・・鞍部(09:47)・・・鐘ヶ嶽(10:08)・・・広沢寺温泉入口(11:12)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
ケーブル駅までの臨時バスは深夜にもかかわらず満員。道は渋滞無く順調に大山ケーブル駅に到着。道の凍結は無い。既に有料駐車場は満車で空きを待つ車列ができている。ケーブルは使わず、下社へ登る計画。女坂を選択したが、たぶん良かった。道は比較的良く整備されているが急な階段が連続しており、通常の登山よりもきつく感じた。気温は氷点下のハズだが汗がボタボタ落ちる。途中、大山寺で元旦祭の読経を聞きながらベンチで上着を脱ぎ汗をふく。防寒のため薄手のセーターをダウンの下に着てネックウォーマーをしていたが暑いので脱ぐ。下社迄の階段を登ると足下には一面、宝石をちりばめたような町の明かりが広がり幻想的な風景が広がる。ここで水分補給。下社で初詣を済ませ、早速山頂目指して登山を再開。山頂を目指す人は多く、中には小学生低学年と見える子どもも親と一緒に登っていて感心。二十歳前後と思しき若者も多数。登山の格好とは思えないくらいの軽装で、中にはひざ下までのショートパンツに運動靴の者も。良く寒くないなぁー。いや、キット寒いに違いないと思いつつ、こちらもゆっくり登る。ところどころ行列ができるくらいの混雑だ。道は登るにつれてガチガチに凍っている場所も現れた。一昨日降った雨が影響しているのだろう。登山道はよく整備されていて歩きにくくは無いが、時間的に真っ暗なのでヘッドランプは必須だ。時々振り返ると秦野一円の街明かりがキラキラとさんざめく様子が目に入り本当に美しい。山頂はうっすらと雪が残っていて路面がガチガチに凍っていた。既に大勢の人がご来光を待っている。中には椅子を持ってきて座って待っている人もいるが、座ってじっと待っていられるような気温じゃないと思う。山頂の東方面が少しづつ明るくなって空は紫と緑と橙のグラデーション。水平線付近に少し雲があって日の出時刻にご来光を見ることはできず。それでも空気はどこまでも澄んでいて、相模湾に浮かぶ江の島、三浦半島に東京湾、房総半島がはっきり見えた。南方向は伊豆半島の遠くの山並みが、また北方向は筑波山迄がはっきりと見えた。感動。東京の高層ビル群の中に針を立てたようなスカイツリーもはっきり見える。大山は関東の展望台だ。日の出後に山頂でカップめんとパンをかじって、寒いのですぐに下山。コースは見晴らし台方向に下り、途中不動尻への分岐を唐沢峠へ。ここを過ぎると急に静かになる。前後には全くひと気が無い。登山道がガチガチで滑るのでここで軽アイゼン装着。この後、鐘ヶ嶽の山頂近くまで全く人に合わず静かな山歩きが堪能できた。唐沢峠の先に有るはずの三峰方面分岐は気がつかずに通過してしまったようだ。分岐の道標は外しているのかもしれない。不動尻まではところどころ樅の大木の中を行く。不動尻は昔キャンプ場だったところで、今はその昔整備した土台やブロック塀が残る。簡易式のトイレが二つ設置してあった。ここから道路は舗装されているが、北斜面で日があたらないのでところどころ凍ったまま滑りやすくなっていた。鐘ヶ嶽への取り付きは山神隧道通過する手前(不動尻側)にあった。新しい地図や厚木市のWEBページだと、広沢寺温泉側からの取り付きしか案内されていないが、昇り口には小さめの道標がきちんと設置してあって、しかも新しい。地図には無いが行ってみた。道はしっかりついていて、途中の丸木橋もちゃんと残っている。鞍部までは10分とかからず到着。山神隧道を通って登り返すよりもぐっと時間を稼ぐことができた。ここから鐘ヶ嶽迄の登山道は、東側の斜面がすっきりしていて眼下に厚木市、遠くは横浜・東京方面、遠くは筑波山が一望できる素晴らしいビューポイントがある。日当たりも良く、ずっと眺めていたい。この先で下山後に始めて人とすれ違った。一人は自転車を担いでいた。鐘ヶ岳山頂は林の中にあり展望はよくない。少し先の浅間神社は北東方面が開けていてビューポイントになっている。ここからの下りは長い。ちょうど浅間神社までの参道を逆にたどる恰好だ。3丁目付近にシカ柵の扉があり、ここを開閉して通過。無事、浅間神社の1丁目鳥居に到着。ここからアスファルト道を民家の中を通ってバス停まで行く。県道64号に出る手前に簡易式トイレが設置してあった。広沢寺温泉入口バス停は屋根付の立派なもの。バスは時刻通りだった。
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