行程・コース
天候
晴れ。午後から雲が増える
登山口へのアクセス
バス
その他:
高尾駅北口から八王子城跡行バス利用。運行は土休日のみ。平日は霊園前・八王子城跡入口から徒歩。帰りは陣馬高原下から高尾駅北口行バス
この登山記録の行程
八王子城跡バス停(07:35)・・・八王子城大手門跡(07:40)・・・御主殿跡(07:45)・・・管理棟(07:55)・・・八王子神社(08:25)・・・本丸跡(08:30)・・・八王子城跡展望台(松本曲輪)(08:25) [休憩 10分]・・・詰城跡(天守閣跡)(09:05)・・・富士見台(09:25) [休憩 10分]・・・杉沢ノ頭(09:25)・・・高ドッケ(09:55)・・・板当峠(10:20)・・・狐塚峠(10:30)・・・杉ノ丸(10:55)・・・黒ドッケ(11:05) [休憩 10分]・・・関場峠(12:05)・・・堂所山(12:40)[休憩 20分]・・・底沢峠(13:15)・・・林道出会(13:40)・・・陣馬高原下バス停(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
北条氏照が築き、豊臣秀吉軍に攻められて1日で落城、北条氏滅亡の決め手となった八王子城。国の史跡に指定されているこの八王子城跡から堂所山へと続く北高尾山稜を縦走した。登山者いっぱいの奥高尾縦走路と違って歩く人は少ない。数組のパーティーとトレラングループに行き会っただけの静かな晩秋の山歩きを楽しんだ。
まず八王子城跡を回ることとした。管理棟前の階段を下り、城主の居館だった御主殿跡を目指す。早朝とあって誰もいない。大手門跡を通り、曳橋を渡ると立派な石垣、城の虎口だそうである。石の階段を登ったところが御主殿跡、今も発掘が続いている様子。バス停の近くにはガイダンス施設もあるのでゆっくりと見学したいものである。
御主殿の滝で折り返し、管理棟脇から八王子神社の鳥居をくぐって登り始める。尾根をひな壇上に削ったいくつかの曲輪を過ぎ、旧道と合わさると東側が大きく開けたところに出る。朝もやがたなびく上に東京のビル群、そしてスカイツリーも眺められ、遠く筑波山が姿を現していた。
八王子の地名のもととなった8人の王子を祀った八王子神社の脇を登ると八王子城の本丸跡、石碑と小さな祠が立っている。大小の石碑が立つ松本曲輪はベンチもある展望台となっている。晴れていれば相模湾まで見えると案内板にあったが無理だった。
詰城方面への道標にしたがって富士見台を目指し一度下って行く。詰城には天守閣跡の石碑があるが、諸説あるようである。高尾駅に向かう荒井バス停方面への富士見台分岐を少し左に行ったところが富士見台。本コースで唯一富士山が見えるところで、小仏峠と小仏城山の間にくっきりと富士の姿を望むことが出来た
富士見台からいよいよ本格的な北高尾山稜縦走である。杉沢の頭、高ドッケ、板当山など小ピークを越えて行く。板当峠では右側から未舗装の林道が上がってきている。狐坂峠では左に小下沢林道への分岐がある。縦走路はさらに杉ノ丸、そして夕やけ小やけふれあいの里からの登山道に合わさる黒ドッケに至る。
北高尾山稜はこの黒ドッケで約半分、尾根道はさらに大嵐山、三本松山を越え、小下沢林道につながる関場峠(小下沢林道は通行止めとの案内あり)に至る。登山道は整備されていて迷うところはないが杉の植林帯や雑木林の中の道が続き、時々右手の梢越しに大岳山などが望めるだけ。次々と大小のアップダウンを越えて行くのでなかなか手強い。登山者が少ないのももっともであると実感させられた。関場峠から最後の登り、標高差約180mで堂所山に着く。
奥高尾縦走路の堂所山にはさすがにたくさんの登山者が来ていた。あとは縦走路に出て底沢峠を右にとり林道に出ると車道歩きで陣馬高原下のバス停に着く。陣馬高原下からのバスは増発便が出ていた。
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