行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
立川から青梅線で奥多摩駅へ。岐路は鳩ノ巣駅から
この登山記録の行程
奥多摩駅(08:25)・・・安寺沢(09:00)[休憩 5分]・・・本仁田山(10:50)[休憩 45分]・・・コブタカ山(11:50)・・・コブタカ分岐(12:30)・・・大根ノ山ノ神(12:45)[休憩 10分]・・・鳩ノ巣駅(13:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
初冬の一日、奥多摩駅から本仁田山を登り、鳩ノ巣駅へと歩いた。日曜日なのに隣の川苔山と違って登山者は少ない。登りの大休場尾根の急登は大変だったが、木々の葉はほとんど落ちた明るい山歩きが楽しめた。
朝の奥多摩駅は登山者いっぱい。川苔山へ向かう日原行きをはじめ各方面のバスは増発便が出ていた。バスに並ぶ人たちを横目に、奥多摩町役場方面に歩き始める。同じ電車で降りた人のうち、同じコースに向かった人は数人だけ。日原川を渡り、舗装道路を行くが、交差点には道標があるので間違えることはない。一番奥の集落が安寺沢で、民家の横を通って登山道に入って行く。
登山道に入るとすぐに「乳房観音」への道があるので寄り道する。乳がんにご利益があるとのことだが、社はイチョウの大木に囲まれてひっそり佇んでいた。
安寺沢から山頂まで、標高差700メートル弱を一気に登るこの大休場尾根は、奥多摩屈指の急登といわれる。入り口から薄暗い杉林の中、つま先上がりの道が続く。時々広葉樹林帯になると西側に六ツ石山が梢越しに見え隠れする。途中道を横切る獣道や作業道があるが、登山道はまっすぐ尾根道を登るので間違わないようにしたい。杉の樹林帯が少なくなり尾根の東側に大岳山が見えてくると梅沢に至るゴングス尾根の分岐に着く。ここで登りは一段落、山頂はすぐである。
本仁田山に来たのはほぼ30年ぶりである。昔の山頂は木々に囲まれ展望はなかったが、南側が切り開かれ、山頂から富士山が望めるようになっていた。東側も展望が開けているが、この日は暖気が入ったためにかすんでしまい展望はもう一つ。山頂に着いたときは1組のパーティーがいただけだったが、休んでいるうちにコブタカ山方面からも次々と登山者が登ってきて賑やかになった。
下山はコブタカ山方面に向かう。葉が落ちた木々の梢越しに川苔山が間近に見える。コブタカ山は大ダワ方面への分岐点。小さな「瘤高山」の案内板が木の上にかけられていた。昔はここから鋸尾根を越えて川苔山に向かったこともあるが今は無理できない。まっすぐ大根ノ山ノ神方面に下山した。
下山道の杉ノ殿尾根は最初は広葉樹林帯だが大部分は針葉樹林帯で展望はない。コブタカ山分岐も樹林帯の中。大根ノ山ノ神では川苔山方面からの下山者が合流する。小さな祠のある大根ノ山ノ神から石のゴロゴロした道を下り、舗装道路に出れば鳩ノ巣駅は近い。
本コースはバスを使わず駅から駅へと歩くので便利な上、コースも短いのだが、登りの大休場尾根はけっこう登りがいがある。ゆっくり余裕を持った計画とした方がいいだろう。
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