行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)JR武蔵五日市駅から徒歩
復)力石バス停から高尾駅北口
この登山記録の行程
武蔵五日市駅(7:48出発)-阿伎留神社(8:02/8:08)-(小和田橋)-御嶽神社(8:26/8:32)-広徳寺(8:44/9:00)-金剛の滝(9:20/9:24)-舟子尾根取付き(9:46)-古愛宕山(10:32/10:40)-(皆伐採地)-舟子尾根ノ頭(11:23)-豆佐嵐山(11:35)-刈寄山(12:05/12:12)-入山峠(12:21)-林道への分岐(12:49)-恩方山分岐(13:10)-恩方山(13:30/13:38)-盆前山(14:15)-盆前山登山口(14:52)-神明神社・小津集落散策(14:53/15:07)-陣馬街道・力石バス停(15:31)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
早春の舟子尾根から豆佐嵐山、刈寄山を歩いて恩方側に下ってみました。おまけのつもりで寄り道した恩方山と盆前山の破線ルートは予想外に手強くて、最後は足腰ガタガタです。
≫このところ近場の巨樹巡りでお茶を濁して来ましたが、福寿草の便りなどを訊いてしまうと居ても立ってもいられません。久々に都心を横切って武蔵五日市駅に降り立つと、先ずは金剛ノ滝を目指して歩き始めます。
阿伎留の朝の空気はキリリと引き締まって、丘陵を吹き抜ける冷たい風が早春賦の歌詞を連想させます。何処かに福寿草が咲いて居ないかと期待したのですが、生憎それは叶いませんでした。
金剛ノ滝に立ち寄った後は、そのまま逆川を辿って舟子尾根に取り付きます。あきる野市と八王子市の境界線にあたる舟子尾根は鉄塔巡視路として整備されたバリエーションルートで、登山詳細図には「調査時には至近で熊に遭遇、熊除け必携。」などと書かれていますので、こまめにホイッスルを吹きながら緊張気味に歩きました。
尾根の植生は古愛宕山の辺りから明るく冬枯れた自然林に変わります。鶯こそは鳴き出しませんが、春めいた日差しは温かく、今度はうっすらと汗ばむ程です。尾根上部の皆伐採作業を横に見ながら一般道に合流すると、多摩百山に数えられる豆佐嵐山を経由して刈寄山に向かいます。刈寄山西面の山火事跡に残っていた黒焦げの杉の木立はすっかり姿を消していました。
刈寄山で一息入れた後は入山峠から猪畑尾根を進み、トッキリ場から南に下る尾根に踏み込みます。この尾根は夕焼け小焼けで知られる恩方の宮尾神社に続いていて、更に途中から恩方山と盆前山に続く尾根が分岐しています。
この聞き慣れない2つの山を結ぶ尾根は、山と高原地図の2019年版から破線ルートとして記載されています。今回、下山ついでに歩いて見ようと軽い気持ちで踏み込んだのですが、どうしてどうして、細かなアップダウンの傾斜がきついばかりか、迷い易い踏み跡も多く予想以上に手古摺りました。途中に分岐道標などは一切ありませんので、今回ほどスマホのGPS機能を有難く感じたことはありません。
どうにか麓の集落に辿り着いた頃には足腰がガタガタでしたが、思う存分に山を歩いて気分は爽快、気持ちよく帰路に付くことが出来ました。
本日の総歩数37,351歩、歩行距離24.8km、消費カロリー1,452kcal、脂肪燃焼量103g也。
フォトギャラリー:75枚
お久しぶりの武蔵五日市駅。今日はバスに乗らずにトコトコ歩きます。
檜原街道を進んで、先ずは阿伎留神社へ向かいます。
4年半ぶりに訪れる阿伎留神社で厄病退散&入山のご挨拶。
小和田橋で秋川を渡ります。
春めく光景。
緩やかな丘陵を登り、小和田の御嶽神社に向かいます。
小高い丘に鎮座する小和田の御嶽神社。
御神木の大ヒノキ。無手勝流巨木番付では、現在西前頭十五枚目です。
拝殿前の狛犬は、どう見ても洋犬ですね。
摂社脇の方は、尾の形からしてオオカミ像と言えるでしょう。
♪春は名のみの風の寒さや~、冷たい風に思わず早春賦を口ずさみます。
丘陵の三叉路を右に下れば広徳寺は指呼の間です。
広徳寺のシンボル、茅葺の山門。
境内の2本の大イチョウも良く知られていますね。
以前訪れた時は葉に覆われて分からなかった巨樹の枝ぶりに改めて目を見張ります。
こちらは頭でっかち。。。
幹周2.5mで巨木ではありませんが、東京都で一番大きいと言われるタラヨウの木。都指定の天然記念物です。
こちらも都指定天然記念物のカヤの大木。
今年、初めて蝋梅に出会えました♪
色良し!香り良し!。春のルーティン作業が一つ完了した気分です。
福寿草が咲いていればと期待しながら、足元に注意して進みます。
先程の三叉路に戻って左に進み、今度は金剛ノ滝に向かいます。
滝の下流の沢筋が埋まって、道の様になっています。
金剛ノ滝の下段の滝。
右の洞穴を潜り抜けます。
金剛ノ滝。素戔嗚尊が沐浴し、折から現れた逆川の大蛇を成敗したという言い伝えもあるそうです。
「通行止・林道崩落の為、沢沿いに戸倉・沢戸橋方面には行けません」の注意書きがありました。
自己責任で、西の方角に向かって流れる逆川沿いの踏み跡を辿ります。
確かに道が崩落した箇所がありましたが、その手前から尾根に取り付くことが出来ました。
「新所沢線4号に至る」高圧鉄塔巡視路です。
4号鉄塔を通過しますが、その先も巡視路が続きます。
山の神の祠を通過。
古愛宕山への登り斜面。
古愛宕山(509m)のピークで小休止。
これから向かう稜線。まだまだ先が長そうです。
一瞬、クマか!?と焦りましたが、どうやらタヌキか何かの様です。
古愛宕山を振り返って一枚。冬枯れ越しに差し込む陽射しが春めいています。
樹脂製の仕切り板が埋め込まれた長~い階段。東京電力の備えに脱帽です。
チェーンソーの音が響き渡る皆伐採地。しばし立ち止まって見ている間に、3本の杉が倒されました。
作業員の皆さんと挨拶を交わして脇を通過させて貰いました。
紅白の鉄塔(#86)の脇を通り、舟子尾根ノ頭のピークで一般道に合流します。
見事な鍋蓋型をした大岳山。
稜線の南側には、入山尾根に沿って大規模な採石場が広がっています。
豆佐嵐(づさらし)山(648m)のピーク。何の変哲もない小ピークですが、多摩百山の一座に数えられています。
豆佐嵐山の山名標は見当たらず、「うつき窪ノ峰」と書かれた小さな山名標がありました。「棚沢入りノ峰」の別名もあります。
入山尾根とのジャンクションピークですが、その方向には「危険・発破作業あり」のトラロープが張られていました。
刈寄山の稜線から北高尾山稜の眺め。
紅白鉄塔が目印の弾左衛門ノ峰。その南側が本日の下山ルートのトッキリ場です。
刈寄山から下って来た20名位の団体さんとすれ違いました。頂上でかち合わなくて良かったです。
刈寄山の山頂で小休止。
刈寄山から眺める舟子尾根。中々良い姿です。
入山峠から猪畑尾根に入ります。因みに「猪畑ノ峰」は刈寄山の正式名だそうです。
先程の団体さんに追いつきました。お聞きすると、尾根伝いに恩方の夕焼け小焼けに下るとのことでした。
トッキリ場から下ったコルに、入山林道への分岐点があります。(足元は林道のトンネルです)
分岐の先は、山と高原地図には道が記載されていませんが、踏み跡が続いています。
左手(東側)に連なる入山尾根。
後ろには大岳山。
右手(西側)には、要倉山と本宮山の奥に陣馬山と醍醐丸。少しだけですが富士山も見えています。
林業事業の看板に「←恩方山・盆前山・八王子方面」と小さく書き込まれています。
恩方山と盆前山を結ぶ、この破線ルートが本日最後のお目当てです。
ダイオウイカ!?
お気軽に踏み込んだのは良いものの、急斜面のアップダウンが待ち受けていました。。。
恩方山(536m)のピーク。特に展望はありません。
モミの木の巨木を沢山見かけました。
途中で道を間違えたり、木を掴みながら登る急斜面もあって、もうヘロヘロです。。。
漸く辿り着いた盆前山(ぼんぜんやま・498m)のピークです。
下りの傾斜もキツかった、、
モミの木の回廊。
足腰ガタガタになりながらやっとの思いで下山しました。(登山口案内板)
麓の神明神社に無事下山のご挨拶。それにしても石段の幅が狭い様な、、、。
人間、座って半畳寝て一畳、階段の幅もこれで十分!です。
福寿草を探して集落をひと回りしてみましたが、、、こちらのビタミンイエローは落ちたミカンでした!。
陣馬街道の力石バス停まで車道の峠越え。最後の力を振り絞って進みます。
峠から見下ろす陣馬街道沿いの集落。バスの時刻まであと10分!
力石バス停に無事到着。5分後にやってきたバスには、山でお会いした団体さんが乗っていました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 虫除け |
ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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