行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
タクシー
その他:
稲子湯唐沢橋登山口
小海駅から30分。
この登山記録の行程
1日目
11:00 稲子湯唐沢橋登山口
13:15 しらびそ小屋
15:30 本沢温泉
17:00 しらびそ小屋
2日目
8:00 しらびそ小屋発
10:00 中山峠
11:40 西天狗岳
12:40 東天狗岳
13:40 中山峠
15:00 しらびそ小屋
16:30 稲子湯唐沢橋登山口
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
冬は多くの山小屋が休業となり、テントではない一泊山行となると場所は限られる。
その中でも通年営業している山小屋が多い北八ヶ岳エリア。
北八ヶ岳の最高峰である西天狗岳・東天狗岳は雪山をはじめた方にとっては人気のある山だ。
天狗岳は四方からアプローチが可能。その中でも西側の黒百合ヒュッテを経由し天狗岳に向かわれる方が大多数だが、静かな山行を楽しむには東側のしらびそ小屋がおすすめ。
コロナ禍において山小屋でも感染症対策が積極的に行われている。今回は、しらびそ小屋に一泊した経験から、必要物や山小屋の様子などをお伝えしたい。
●しらびそ小屋
小屋からは天狗岳が壁のようにそびえ、眺めが素晴らしい。
〇しらびそ小屋までのアプローチ
しらびそ小屋への登山口は、稲子湯唐沢橋登山口で徒歩2時間かかる。このルートは危険個所もなく、トレースはしっかりついているので安心して行くことができる。ただし積雪はあるので最低でもチェーンスパイクなどの持参を推奨する。
稲子湯までタクシーを使うと小海駅から30分で到着する。登山口にトイレはないので注意。
〇予約
冬季のしらびそ小屋は、完全予約制で15名を定員としている。
また、1名での予約は受け付けておらず、複数名で予約する必要がある。
定員も限られることから、早めの予約をしたい。
宿泊時はパーティーの住所、氏名、連絡先をリストアップして紙で持参するとスムーズ。
平日は人も少なくおすすめ。
〇食事
人気は何といっても朝食の厚切りトースト。自家製ジャムで厚切りのパンをおいしくいただける。
ヤマガラやホシガラス、リスなども窓越しに朝食を食べており、ほとんどの確率で出会うことができる。
お湯が欲しい場合は、朝食時にテルモスなどを持参すると100円で購入することができる。
朝食が7:00または7:30開始と、山小屋では遅めの設定である。
夕食は、手作りのおかずとおひつのごはんだ。食事面では文句のつけようがない。
夕食の時間は17:30~18:00開始である。
食堂はクリアカーテンで仕切られていて、安心できる。
〇小屋内の環境
部屋は小分けになっており、2~3名で入ることができる部屋がいくつかあり、プライベートなスペースが確保できる点は素晴らしい。
ただし簡易な間仕切りであるので、防音性はない。同じくして泊まられる方にいびきが強い方がいらっしゃる可能性を考えると、耳栓は持参したい。
宿泊時は寝袋持参であるが、小屋には敷布団と掛け布団は用意されている。寝袋はインナーシーツの代わりとして使う。モンベル#1を持参したが、掛け布団がなくても十分眠ることができた。
小屋でモンベルのバロウバッグ#3をレンタルをすることもできる。
ペレットストーブで小屋の中は10度程度はあり、あたたかい。
ストーブの上にポットを置いて常時加湿をしていただいている。さらに部屋は換気システムが構築されている。
トイレは宿泊者用のものがある。使用後のペーパーをビニールに包むことが珍しい。注意したいのは、冬は手が乾燥して、うっかり事後に指をなめることも躊躇されるので、ビニールを開封することが大変だ。
水も豊富に使うことができ手洗いに困ることはない。アルコールもいたるところに置いてある。
消灯時間は20:30。電気は消えるが非常灯の明かりがあり、真っ暗というわけではないが、ヘッドランプはあった方が良い。
晴れた夜は外に出ると星が大変綺麗である。
近くに野営指定地のキャンプ場があり、テント、寝袋、マットなど一式を持参すればテント泊をすることができる。
●しらびそ小屋からの行き先
大きく分けて2つある。
・中山峠を経由する天狗岳
・本沢温泉
である。
雪山に慣れていなく、スノーシューでの散策をされる方は本沢温泉か、来た道を戻るようにしたい。
積極的にアイゼンピッケルで雪山登山を目指す方は中山峠に行くことができる。しかし、時期によってはトレースがないこともある。そのうえ中山峠直下は急斜面となっており、慣れていなければ登ることが難しい。
中山峠以降は稜線に出て風も強い。ただし黒百合ヒュッテからの登山ルートの合流点であり、トレースは期待できる。
天狗岳へピストンで向かう方は、しらびそ小屋へお願いをすると荷物のデポも快く受け入れていただいた。
しらびそ小屋に泊まることを目的にしても十分に満足できる山行となろう。
フォトギャラリー:20枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | 医療品 |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
シュラフ | ストーブ | 燃料 | クッカー | アウターウェア | オーバーパンツ |
バラクラバ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 | アイゼン | ピッケル | ショベル |
プローブ | ロープ | カラビナ | ビレイデバイス | スリング | ハーネス |
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