行程・コース
天候
曇り、晴れ間あり。
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)JR武蔵五日市駅より、西東京バス藤倉行(7:39発)にて本宿役場前下車(8:00着)
復)富士急バス(井戸-上野原線)、芳ヶ沢バス停(14:37)から上野原駅(15:55着)
この登山記録の行程
本宿役場前バス停(8:01着)-春日神社(8:03/8:10)-(檜原街道)-いぼ石の滝(8:42)-笹平バス停(9:05)-(小坂志林道)-ヨメトリ坂分岐(9:21)-ハナネコノメ群生(9:48/9:57)-二俣分岐(10:12)-林道看板(橋)(10:20)-(沢を離れ、山腹道へ)-見晴らし台(11:22/11:34)-万六尾根取り付き(11:50)-万六尾根道合流(11:53)-連行山(12:11)-茅丸(12:25)-生藤山(12:38)-三国山(12:42)-甘草水(12:56)-佐野川峠(13:11)-林道(13:33)-(上岩集落散策)-石楯尾神社(14:02)-(先祖集落)-御霊バス停(14:20)-(御霊散策)-芳ヶ沢バス停(14:31)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
檜原村の小坂志林道を歩いて万六尾根に乗り、笹尾根を越えて三国山から佐野川まで歩いて来ました。三寒四温、啓蟄が過ぎて蝶や蜂が飛び交い始めた山の雰囲気は一週間前とは随分と変わってきました。
≫曇りの天気予報を見てポケットから取り出したのが今回のコースで、長い林道歩きには季節も天気も打ってつけです。最寄りのバス停は笹平なのですが、我家からでは数馬行きの朝便に間に合いませんので、次の藤倉行きを使って本宿役場前から檜原街道をトコトコ歩きます。今年初めてのウグイスの声や広がり始めたカタクリの葉に春の移ろいが感じられます。
南秋川最大の支流である小坂志沢の谷あいは南北に奥深く、いつか歩いて見たいと思っていた念願のエリアです。山と高原地図では登山道の空白地帯となっていますが、実は万六尾根の尾根線近くまで林道が通っていて、ちょっとした隠れ家的な趣きが感じられます。
学生時代に重い荷物と登山靴で歩かされた林道歩きに楽しい思い出はありませんが、この歳になってみると捨てたものではありません。この小坂志林道は水源林保護を目的としたものらしく、道筋の殆どが広葉樹林で覆われているのが印象的で、偶然見つけたハナネコノメの密生や、遮るものの無い市道山の展望などを独り占めに楽しむことが出来ました。
因みに、山と高原地図に「この付近、野生ニホンザルの生息地」と書かれているのも気になるところです。今どきは何処でもニホンザルを見かけますので何故わざわざ?とも思いますが、宮内敏雄の「奥多摩」にも〝小坂志沢沿いに猿の大群が棲んでいて檜原山の千匹猿などと呼ばれている″という記述がありますので、ここが戦前からサルの縄張りであったことが分かります。今回彼らの姿は見かけませんでしたが、人里に下りることなく、いつまでもこの谷あいで平和に暮らしてくれることを願うばかりです。
最後に軽く藪を漕いで万六尾根に乗り、20分程で連行山に到着すると、そのまま笹尾根を辿って三国山から佐野川峠に向かいます。鎌沢方面の登山道は3月下旬まで工事の為の通行止めが続くようですので注意が必要です。
佐野川峠から石盾尾神社方面に下ると、集落の道端に咲く春の花々を楽しみながらバスを待ち、最後は上野原駅前の一福食堂で軽く〆て、気持ちよく帰路に就きました。
本日の総歩数33,215歩、歩行距離22.3km、消費カロリー1,761kcal、脂肪燃焼量125g也。
フォトギャラリー:78枚
自宅からでは、朝の数馬行きには間に合いませんので、武蔵五日市駅7:39発の藤倉行きに乗って、本宿役場前からスタートとなります。
ウグイスの声を聴きながら本宿の春日神社に入山のお参りを済ませ、準備を整えると、、、。
林道起点の笹平迄、檜原街道をトコトコ歩き始めます。
採石で削られていく山。歩いて見なければ分からない光景が沢山あります。
終日曇りの天気予報でしたが、雲の切れ間からお日様が射し込んで、お手頃の天気になりそうです。
開けた平地が広がる馬場バス停。その昔、平山氏の馬場があった場所です。
折角ですので、いぼ石の滝に寄り道していきましょう。
檜原村にここだけと言う田圃を横切って秋川に下りて行きます。
一目でそれとわかる「いぼ石」の先に、細い滝が落ちています。水が澄んでいてとても綺麗です。
街道沿いの民家の敷地の斜面にカタクリの葉が開き始めていました。
檜原村の名木第4号の檜。本宿の橘橋からの目安として「一里の大檜」と呼ばれていたそうです。
本宿からほぼ1時間で、林道起点となる笹平の集落に到着しました。
市道山に続くヨメトリ坂ルートは、橋の流出で通行止めとされています。
林道に入って間もなくの所にあった、臼杵山参道(バリエーションルート)の吊橋が無くなり、代わりに足場のような板が渡されていました。
林道は一般車両通行禁止です。
こちらはヨメトリ坂ルートの渡渉地点。橋は流されていますが、飛び石伝いで歩けそうではあります。
沢の左岸沿いの林道。ハナネコノメでも咲いてや居まいかと注意しながら進んで行きます。
すると、、、本当にハナネコノメを見つけました!。(最初は岩の苔かと思いました)
初めて見る花の小ささにビックリ。思わず老眼鏡を取り出しました(笑)
まさかと思っていましたので、テンション上がりまくりです。
面積にすると1㎡程度でしょうか。湿った岩の一画にびっしりと密生しています。
10分近く留まって、心ゆくまで写真を撮りまくりました。
結局、ハナネコノメを見つけられたのはこの場所だけでした。
徐々に落葉樹林の割合が増えて来たようです。
多くの支線が分岐していますので、良く確認しながら進みます。(勿論、道標などはありません)
「檜原南部都自然環境保全地域」と書かれた看板のある橋を過ぎると、林道は沢筋を離れて山腹に入って行きます。
水たまりのカエルの卵。これも春の一コマですね。
ハナネコノメと見間違えそうな花がありましたが、、、花の知識がないのが残念です。。。
高度が上がると共に、景色も変わってきます。
コーナーの先の景色に期待が高まるのも、林道歩きの楽しみです。
林道支線の分岐では、GPSで位置確認をしながら進みました。
僅かな清水が湧き出ている苔の岩。小さな小鳥が水浴びに来ていました。
早速、持ってきたバードコールを鳴らしてみましたが、、、これといった応答が無くてちょっと残念!
そういえば、昨日が啓蟄でしたね。。。
市道山に続く吊尾根。良く見ると稜線近くまで沢山の林道が通っているのが判ります。
林道歩きも捨てたものではありません。若葉の季節、紅葉の季節も良いでしょう。
地図に無い道もありました。地図にはない広場で小休止。
水源林造成事業の看板。造林業者は田中林業さん。そういえば林道入口で声を交わした軽トラに田中林業と書いてありました。
林道の終点の少し手前、尾根線に一番近い場所を見繕って万六尾根に乗ります。
万六尾根の登山ルートを伝って連行山に向かいます。
連行山の山頂が見えてきました。
林道から離れて20分程で、連行山に到着しました。
ヒオドシチョウの日向ぼっこ。啓蟄です♪
気持ちの良い笹尾根の稜線。
茅丸への登り。
展望が良くなった茅丸ピーク。本日の最高地点です。
雲の上に、僅かながら富士山の頭が見えました♪。
北に目を遣れば、浅間尾根の向こうに大岳山と御前山の稜線。
生藤山を通過。
三国山のベンチ広場。誰も居ません。
そのまま、地福尾根を下って上岩に向かいます。鎌沢方面へは通行止めとなっています。
ガッカリ名所で有名な甘草水。水は出ていませんでした。
この尾根は山桜で知られていますが、近頃は樹勢が衰え、花付も悪いと聞きます。
こんなところで人材募集中!
佐野川峠から上岩・石盾尾神社方面に下ります。
こちらでも林道整地作業をしていました。
佐野川峠から30分かからずに、上岩集落の生藤山登山口に下りて来ました。
バスの時間まで、未だ1時間もありますので、集落をのんびり散策してみました。
彼方此方に春の花が咲いています。ヘビイチゴ。
スミレ♪
オオイヌフグリのお花畑。
満開の梅♪
お茶畑と地福尾根。のどかな光景です。
反対側には権現山が。
早咲きのサクラ越しに。。。
ナズナ。
キスイセン♪
こんにちは~。思わず挨拶してしまいそうな、、、案山子です。
もう、すっかり春ですね。
石盾尾(いわたてお)神社に下山のご挨拶。相模国、神奈川県相模原市の式内社です。
紅梅♪
時間があるので、バス道を離れ境川を渡って歩いて見ました。
境川右岸の先祖集落は甲斐の国、山梨県相模原市です。
左岸に戻って御霊バス停。
御霊集落の高みからの鷹取山。
もう一つ先の芳ヶ沢バス停でバスを待ちました。
上野原駅北口の一福食堂で軽く〆てから帰路に就きました。
(追加情報)
三国山の道標にあった案内表示です。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 虫除け | ロールペーパー | 行動食 |
テーピングテープ |
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