行程・コース
天候
薄曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
JR奥多摩駅から周回
この登山記録の行程
奥多摩駅(8:13到着/8:27出発)-(奥氷川神社参拝)-奥多摩病院(8:45)-(大山祇神社参拝)-井戸入林道(9:05)-養魚場(0:35)-栃寄森の家(10:00)-惣岳神社(10:07)-シダクラ峠標識(10:36)-カタクリ自生地(11:18~)-アセビの広場(11:32)-惣岳山(11:55)-御前山(12:10/12:23)-クロノ尾山(12:52)-鞘口山(13:06)-大ダワ(13:25)-鋸尾根(13:37)-天地山分岐点(13:44)-岩場手前・イワウチワ自生地(14:03/14:13)-天地山山頂(14:23)-林道出合(15:05)-猟犬飼育場(15:15)-R184合流(15:33)-(奥氷川神社参拝)-奥多摩駅(15:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
イワウチワが見たくて御前山と天地山の露岩帯を歩いてみました。 ここならば、と思って期待したシダクラ尾根は空振りでしたが、天地山では可憐な花に出会えて大満足です♪。
≫福寿草で始まった今年の春の花巡り。ハナネコノメ、カタクリに続いてのお目当てはイワウチワです。奥多摩周辺では鉄五郎新道や蕨山が有名ですが、探せば人知れず咲くイワウチワの自生地があるのでは!?、と考えて向かったのが今回のシダクラ尾根で、期待に胸を膨らませながら奥多摩駅を出発しました。
シダクラ尾根は栃寄から惣岳山に続くバリエーションルートで、途中に露岩帯や切り立った岩場がありますし、秘蔵(!?)の井戸入林道を使えば満員バスに乗らずに静かに御前山を周回出来る点も高得点です。
尾根の取付きの惣岳神社に登山の無事とイワウチワとの出会いを祈願して尾根に入り、最初の露岩帯から注意深く歩いたのですが、イワウチワの花はおろか、それらしき株さえも見当たらなくて動揺が走ります。標高860mのシダクラ峠から先は寒々とした冬枯れのままで、足元のニリンソウの蕾は青く固い状態です。地質に詳しい訳ではありませんが、そもそもこの周辺の岩相は、鉄五郎新道のある越沢のチャートの岩質とは明らかに違って見えますので、イワウチワへの期待は一気に萎んでしまいました。。。
その後も尾根の西側に切り立つ岩場の周辺等を注意深く見て回りましたが、どうやら今回の宝探しは失敗に終わったようです。落ち葉の斜面に顔を出した無数のカタクリの葉を踏まずに歩くのに苦労したことが唯一の収穫と言えましょうか。
御前山からの下山には、イワウチワとの邂逅の確率が高そうな天地山を経由してみました。こちらもバリエーションルートですが、踏み跡は明瞭で、岩稜帯の核心部にはロープがフィックスされていました。
その核心部の足元に咲いていたのは紛れもないイワウチワで、思わず歓声を上げてしまいました。群生という程の規模ではありませんが、蕾も沢山ありましたのでこれから暫く可憐な花を楽しめそうです。
先程迄とは一転、晴れやかな気分で山を駆け下りると、いつもの「むら㐂」で奥多摩談議に花を咲かせて、気持ちよく帰路に就きました。
本日の総歩数38,308歩、歩行距離26.6km、消費カロリー1,631kcal、脂肪燃焼量116g也。
PS. 〝花の御前山″と言われるだけあってカタクリの葉の多さに驚きましたが、まさかこの後、シカに食べられてしまわないかと心配です。GW頃にはもう一度確かめに行ってみたいと思います。
フォトギャラリー:81枚
ホリデー快速1号が到着する前の静かな奥多摩駅。今年の初ツバメが飛び交っていました。
奥氷川神社に参拝を済ませて青梅街道を西に向かいます。萌黄の新芽と愛宕山。
正面の奥多摩病院の奥の尾根に取り付きます。
尾根の取り付きの大山祇神社にご挨拶。
慈眼寺の墓地の上のハナモモが賑やかです。
15分程のひと登りで、井戸入林道に合流します。
法面の鉄梯子は九竜山、江戸小屋尾根(バリエーションルート)への取り付きです。(今回ここは使いません)
小中沢を挟んで三ノ木戸山とイソツネ山。井戸入林道ならではの展望です。
目の高さにキブシ。
ヤマビコ尾根の下部が伐採されて明るくなっていました。
えッ!?、、、ちょっと気が早いのでは?
岩場のゲレンデがあります。
2本爪の足跡は、シカでしょうか?
ヨゴレネコノメが至る所に、、、
小河内ダムと、大寺山の白塔が見えます。
お気に入りの井戸入林道。満員バスに乗って境橋に出るよりは遥かにお勧めです。
マスの養魚場の手前で、境橋から登ってくる栃寄林道と合流します。
あとは暫く車道歩き。
桜越しの九竜山。
栃寄森の家。
森の家を回り込んだコーナーの石段が、シダクラ尾根の取り付きです。
惣岳神社にお参りを済ませて、その奥の尾根に踏み入ります。
植林帯の中、鹿ネットに沿って、何となくの踏み跡が付いています。
未だ九竜山の方が高く見えます。
最初の露岩帯。期待して注意しながら歩きましたが、花や株は見当たりません。。。
振り返って1枚。
シダクラ尾根(860m)の案内板。
つぼみのままのニリンソウ。この時点で、イワウチワの期待が急に萎んでしまいました。
緩急のある尾根です。
至るところで鹿のフンを見かけます。山野草の大敵です。
この尾根を歩くのは3回目。何故か毎回この木の写真を撮ってしまいます。
次の露岩帯に来ましたが、花は全く見当たりません。。。
西側に切れ立った岩場の周辺も覗いてみましたが、こちらにも花は見当たりません。
落ち葉の急斜面を登ります。
気が付くと足元にカタクリの葉が沢山出ていて、踏まないように歩くのに苦労しました。
アセビの広場で、体験の森の散策ルートと合流します。アセビは未だ咲いていませんでした。
最後の露岩帯ですが、花の気配すらありません。。。
左手に御前山の姿。
惣岳山の山頂の直ぐ脇で、大ブナ尾根の一般道と合流します。
惣岳山ピークから、ハイカーさんと行き会うようになります。
そのまま御前山に向かいます。
足元にはカタクリの葉やハシリドコロが。
御前山の山頂。それ程混み合ってはいませんでした。
おにぎりを食べて先に進みます。
僅かながらカタクリの蕾を見つけました。殆どの葉には未だ蕾も付いていません。
マウンテンバイクを担いで登る二人の青年。湯久保尾根を下ると言っていました。
鞘口山。江戸小屋尾根はここから派生しています。
鞘口山から大ダワまでの間にもカタクリの葉が沢山見られました。
鋸山林道が峰越えする大ダワ峠。綺麗なトイレがあります。
そのまま、鋸尾根に取り付きます。
ここにも沢山のカタクリの葉が出ていました。
シダクラ尾根とは異なる岩相に、イワウチワの期待が高まります。
ハシゴが1ヶ所。花は見当たりません。。。
鋸温根の途中から天地山に向かいます。(道標無しのバリエーションルートです)
尾根筋を行く踏み跡は明瞭です。
天地山の姿が見えてきました。愛宕山とよく似ています。
コルから、露岩の登り返しです。
岩峰の核心部の手前にイワウチワを発見!!!
嬉しくて、思わず歓声を上げてしまいました。
これが見たかった、、、♪
足元と岩場の彼方此方に♪
咲いています♪
咲いています♪
核心部ですれ違ったご年配は、サルギ尾根よりは花が多いようだと仰っておられました。
希少な自生地。何時までも咲き続けてくれることを祈ります。。。
岩場の核心部にはロープがフィックスされていますが、頼らなくても攀じ登れるレベルです。
天地山ピーク(981m)に到着。
ピークの北側の展望が開けています。
赤テープと踏み跡を辿って下山します。
右手に大岳山の稜線。
視界が開けて、目の前に本位田山の大きな山容が迫ります。
林道に合流。
林道を下り切った所にある猟犬の飼育場の犬に吠えられるのが、このコースの定番ネタの様です(笑)。
鳥獣供養塔に合掌。
あとは道なりに下って、奥多摩駅に向かいます。
途中の道沿いにニリンソウが群生していました。
ちょっとしたおまけです♪
R184に合流地点から振り返って、鳩ノ巣の城山。
道端のワサビ田のわさびが小さな花を付けていました。
奥氷川神社に下山のお参りをして奥多摩駅へ。約7時間30分の周回コースでした。
〆は駅前お稲荷こみちの「むら㐂」。地元の常連さんと御前山を登って来たというお兄さんと、アクリル板越しの楽しい会話が弾みました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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