• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

毘沙門山、二子山、両神山@ワンデイハイク

毘沙門山(白石山)、二子山西岳、志賀坂峠、諏訪山、八丁峠、行蔵峠、西岳、東岳、両神山、日向大谷( 関東)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

終日曇天、小雨が降ったり日が射したり。

登山口へのアクセス

その他: 行き_
薬師堂の国民宿舎両神荘に前泊
帰り_
日向大谷バス停18:30(小鹿野町営バス)~19:25ごろ小鹿野町役場前19:58(西武バス)~20:35西武秩父駅21;24(ラビュー最終)~22:47池袋駅

この登山記録の行程

(丸ガッコ内は地理院地図の表記)
02:59~国民宿舎をスタート
04:40~大指集落~04:57
05:27~(P851)
05:41~稜線末端(白石山の東500m)~05:50
06:22~毘沙門山頂(白石山997.0三角点)~06:34
07:15~(P956)
07:53~(P847)
08:25~林道茅ノ坂峠線に出る(茅ノ坂峠)
08:39~林道からブル道への分岐(P891の東500m)~08:51
09:12~林道二子山線(P891の西北西400m)
09:25~倉尾登山口
09:51~二子山西岳山頂(1165.8三角点)~10:18
11:03~(志賀坂峠・坂本分岐)~11:08
11:45~志賀坂峠~11:59
12:36~諏訪山~12:52
13:14~林道金山志賀坂線に降りる(P1212の南100m)
13:27~八丁峠登山口(トンネル入口付近)
14:08~八丁峠~14:21
15:00~行蔵峠(P1613の西50m)~15:05
15:11~西岳(P1613)
16:03~東岳(P1660)〜16:08
16:34~両神山頂~16:45
18:18~日向大谷フィニッシュ

コース

総距離
約31.5km
累積標高差
上り約3,216m
下り約2,842m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

ヤブ岩の山々をみっつ繋げて歩いてみた。集中力を切らさずに歩くトレーニングにはなったと思うし、苦手の「高いところ・細いところ」への耐性もついたのではないか。しかし正直に言えば「しばらくは岩を見たくもない」。
.
15時間のハイキングはアプリ“Geographica”によれば距離34.4km、登り累計は3871m。こちらのほうが実感に全然近く、後半はとにかくヘバった。ヤマケイは数字を丸めすぎだと思う。
.
● 言うまでもなく、毘沙門山(白石山)・小鹿野二子山・八丁峠からの両神山、いずれもそれぞれがいちにちのハイキングで歩き甲斐のある山々です。当方は意図あってチャレンジしており、目下の状況を鑑みれば一般的な登山行為ではありません。眉をひそめる方がいても当然でしょう。どうか安易にマネされませんように。なにかあっても責任のとりようがありません。
.
● 計画を立てている段階で自ずから二人のハイカーの後を追うことになりました。毘沙門山~茅ノ坂峠~二子山~志賀坂峠はヤマレコの qwg さん、志賀坂峠から両神山へはおなじく montblanc55 さんの記録を参考にさせていただきました。お礼申し上げます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2328468.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2099283.html
.
○ 毘沙門山へ上がり茅ノ坂峠まで
10日前に歩いた記録に詳述したつもりなので省略する。ただ、前回のように飯田八幡の尾根末端から上がってはどう考えても「脚がもたない」。なので国道299号から大指集落に入り東電の鉄塔巡視路をたどるルートに変更した。ポピュラーらしいこのルートはわかりやすく・危険箇所もない。写真2から5のキャプションを参照ください。
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=217487
繰り返しになるが、毘沙門山はすばらしく楽しい。
.
○ 茅ノ坂峠から二子山をこえるまで
茅ノ坂峠で林道(茅ノ坂峠線)に降りて進むと地図には記載のない仕事道が分岐する(写真22)。木材搬出用のブル道らしく途中でいくつも枝分かれするが、高いほうを選んで進む。1km弱歩くと林道二子山線に出るからずいぶん便利だ。
二子山北側の倉尾登山口から「一般コース」を経て西側に抜ける記録はたくさんあるので省略。この区間はずっと小雨が降り岩が濡れており慎重に進んだ。ほぼ2年前、ジャンダルムをやる前に歩いたときには震えてしかたなかった(笑)細い稜線が、今回はまあなんでもない。「思えば遠くへ来たもんだ」の感慨にひたりながらも、むしろ危ないのはこれからだ、とも感じる。シリアスな危険が「慣れ」から生じる事例はあらゆる分野の歴史が教えてくれるのだから。
志賀坂峠へむかう尾根道と坂本バス停へ下る分岐にはサインがなかった(と記憶する)。
.
○ 志賀坂峠から諏訪山をこえ八丁峠登山口へ
難しいところはない。林業のサインにしたがって歩くと幅広の尾根もまっすぐ志賀坂峠に降りることができた(林業テープとハイカーの進行方法が「たまたま」一致しただけ、いつもこうとは限らない)。
諏訪山への登りで脚が終わる。当初プランではmontblanc55さんの跡をたどって尾根伝いにP1へ上がり八丁峠に降りるつもりだったが、全然無理だとあきらめる。案のじょう、みっつめの林道金山志賀坂線のゆるい登りでゼーゼー言っている。坂本へ降りバスに乗って帰りたい気分を、なんのために前泊したんだと言い聞かせて先へ進んだ。
.
○ 八丁峠から両神山
有名な「両神山の八丁峠コース」についても省略する。省略ばかりだが。
上下に移動する場面が多くてなかなか先に進まない。終バスの時間は気になるし体はバテバテだしで、とにかく参った。ポイントとして、クサリにつかまるのが最良のルートとは限らない岩場も散見されたことだろうか。
行蔵峠の前後で眠気をもよおし、しかしここでアクビなんかしようものなら龍神リョウカミ様に出禁を申し渡されるのは必至だから声を出しながら進んだ。
この日は岩登りが多い=脚をヒザより上にかけることが多かったのでいつもとは異なる疲れかたをした。三日たついまでも軽い筋肉痛が残っている。
(了)

続きを読む

フォトギャラリー:48枚

1.
R299の東電新秩父開閉所まえ。まんまるお月様が明るかった。

2.
ここを右に入って大指集落へ向かう。車道左に「大指」の小さなサイン、右手前には「毘沙門水」の案内あり。

3.
前方、ガードレールの切れ目から右手の細い舗装路に入ると、

4.
民家の庭先におじゃまする。物干しまで進んで右を振り返れば、

5.
送電鉄塔保守道のサインがある。以降、明瞭な踏み跡をたどる。

6.
少し登り大指集落を振り返る。

7.
稜線末端に上がる。ここから毘沙門山頂(白石山)までは最高に楽しい。

8.
ただ前方=西の雲は、雨雲だよなあ。。。

9.

10.
前回見落とした1リッターのコーラ瓶@コーラ瓶ピーク。ふっと左を見たらあった。

11.
ピンテの下に崖を降るルートが作られている。

12.
記念撮影のあと山名標識は元どおりにしておきました。でないと転げ落ちてしまいそう。

13.
これから向かう二子山と両神山。圧倒的に遠い。

14.
ナイフリッジ。今回も右を巻いた。尾根に戻るのに少し工夫が必要だと感じた。

15.
P956以降、ヤブが多くなる。

16.
道中。

17.
おなじく。

18.
おなじく。

19.
P847へのちょっとした岩場。

20.
P847通過後の「別の岩場」は、まっすぐ登っても降りられない。右へ降りるときの落ち葉の斜面は急傾斜。なので岩が見えたらさっさと右に降ってしまえば林業の踏み跡をたどれる。

21.
林道茅ノ坂峠線に出る。

22.
左が「ブル道」。おじゃましてすみません。

23.
道中。

24.
林道二子山線に出る。

25.
倉尾登山口。車が10台くらい、ただ山中では一人も会わず。

26.
「一般コース」の道中。

27.
二子山西岳。

28.
二子山の稜線、進行方向。

29.
振り返って。写真中央上から左下に降るらしいが雨で濡れていたためイヤな感じに。右の岩のすき間をとおりクライムダウンしたところ。

30.
最後の難所。建築金具に足を乗せるのがどうも落ちつかない。振り返って。

31.
ここが志賀坂峠だろうか。

32.
諏訪山へ向かう道中。

33.
一段目の登り、たいした傾斜ではないがロープあり、疲れていたのでつかまりながらの登り。

34.

35.
諏訪山頂。雲を切ってくださってありがとうございます。

36.
諏訪の神様だから鉄剣だ。

37..
道中。この細尾根区間は短い。

38.
きょう3回目の林道、金山志賀坂線に降りる。

39.
自撮りなんかしてないでさっさと進めよ。
(息を整えてるんだからちょっと待って)

40.
八丁峠登山口。ここまで通行止めらしく車なし、人影なし。

41.
八丁峠。
疲労と残り時間の関係で写真を撮っていないが、登山口からここまでは剣呑。これ以降、両神山までも非常に剣呑なので注意されたい。

42.

43.
平場での写真ばっかりになっているが、このコースでこんな場所はマレですから。

44.
西岳。

45.
東岳。

46.
見えたときは本当にうれしかった。

47.

48.
今日もお世話になりました、ありがとうございました。

すべての写真を見る

装備・携行品

【その他】 ラ・スポルティーバのアキラ。タイツにモンベルのショートパンツ。終始モンベルのメリノウール1枚、ペツルのヘルメット、ブラックダイヤモンドのフルフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターにモンベルのギアホルダーを外付け、ココヘリ発信機・ヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・雨具・ウインドブレーカー・ロールペーパー。キャメルバックのハイドレーション2L+モンベルのフレックスウォーターバッグ1.2L・カロリーメイト6袋(12本)・非常食・下山後の着替え一式・サンダル。スタート時重量7.5kg。

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

二子山

二子山

1,166m

両神山

両神山

1,723m

志賀坂諏訪山

志賀坂諏訪山

1,207m

よく似たコース

両神山 埼玉県

道不詳、ヤブと岩稜のハイグレードコース

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間40分
難易度
★★★
コース定数
17
二子山 埼玉県

起伏の激しい岩稜を登行する

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間
難易度
★★
コース定数
9
両神山 埼玉県

峨々たる岩山へ登る最新コース

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間10分
難易度
★★
コース定数
22
登山計画を立てる