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近畿のアルプス大峰奥駈道 釈迦ケ岳~弥山

釈迦ケ岳・弥山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (K-TAN さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: R168新旭橋→太尾登山口

この登山記録の行程

初日
05:57 太尾登山口
06:37 P1465
07:15 吉田の森
08:20 釈迦岳
09:24 椽の鼻
10:06 孔雀岳
10:59 仏生嶽
11:38 楊子ケ宿小屋
13:17 舟ノ峠
15:30 明星ケ岳
15:53 八経ケ岳
16:31 弥山
2日目
06:23 弥山小屋出発
06:50 八経ケ岳
08:47 舟ノ峠
09:49 楊子ケ宿小屋
11:12 仏生嶽
11:58 孔雀岳
12:53 椽の鼻
14:13 釈迦岳
15:14 吉田の森
15:53 P1465
16:38 太尾登山口

コース

総距離
約26.4km
累積標高差
上り約2,221m
下り約2,222m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

半年の筋トレ、ランニングで体力的にも少し自信が出来たので、4年越し3度目のリベンジを決行することにした。

ただ、過去の失敗を繰り返さないために、今回は6時出発することとし、暗くならない時間に必ず到着するよう計画。

片道14Km、通常の登山道と違って、かなり険しい道なので、計画時間も長目に設定したが、結局往復で5時間のオーバーとなってしまった。
それでも、これまでの自分では決して走破できなかったことを達成できたので満足この上なし!

初日は2時間で釈迦が岳登頂、その後楊子ケ宿小屋には、5時間半で到着した。
充分休養していると、弥山からの人が来たので、時間を聞くと、3時間弱で歩いたとのこと。
疲れた自分の足では3時間半かな?と思い、体力はまだ充分余裕があったので弥山行きを決行することにした。

その後のコースは初めてのコースなので、ルートの予想が付かず、かなり険しい道が続くと精神的に落ち込んでくる。
足にも次第に疲れが出て来たので、ペースが落ちていくので尚更だ。
それでも周りの景色は絶景!。
時折足を止め、深く切れ込んだ景色を眺めていると、北アルプスの光景を彷彿とさせるので、すこし懐かしくもあり、心が和む。

足は既に水ぶくれが出来ており、かかともかなり痛む。
明神ケ岳が手の届く距離に近づくと、後は気力で頑張って行く。

八経ケ岳到着は予想を超えて、楊子ケ宿小屋から、3時間半が過ぎていた。
弥山には4時間10分で到着

弥山小屋で水とビールを仕入れ、テントを設営して、晩ご飯
今夜は魚介のパエリア
今回はエビを加えたら、いつものパエリアよりごちそうに仕上がった。
うまい飯とビールの後は寝るだけ
小屋の裏手は風裏なので、ほとんど無風であったかい。

朝は5時に置き、野菜とウインナーに鍋ポンを入れて野菜スープ
暖かいスープを500cc飲み干すと、体があったまる。

撤収し、6時22分に出発。
今日は少し風が治まっているようだ。

八経ケ岳までは同行者が居た、明星ケ岳で分かれ、来た道を歩いて行く。
昨日と違って、道のりが分かっているので、心構えが出来るが、昨日の疲れが如実に足に出て来るので、
何でも無いところでよろけてしまう。崩落地付近では命取りになりかねないので、気をつけなくっちゃと自分に言い聞かせ、ペースを落として進んだ。
取り合えず、ロープ場までは危険な箇所があるので、慎重に進む。

朝は空気が冷たく湿っているので、また景色が違って見える。
ピークから下るとき、鮮明になった景色が目の前に飛び込んでくると独り占めの感動に「おおっ!」と声を立てる

ロープ場を過ぎると、ちょっと安心
アップダウンを繰り返しながら、楊子ケ宿小屋まで、必死で進んでいく。

楊子ケ宿小屋は3時間強で到着したので、そこそこ予定通り
しばらく休憩して足を休ませた後、釈迦ケ岳を目指して出発。

仏生岳分岐までの登りがきつく、その後ペースダウンしてしまった。

ヘトヘトになりながら釈迦ケ岳到着は楊子ケ宿小屋出発から、4時間後だった。

残り4.2Km 登り2時間だったことを考えると、1時間半で下山できると思っていたが、
下りは足に負担がかかるので痛む足をかばいながら予想以上に時間がかかり、登りと同じ2時間強かかってしまった。

今回は新調ザック グレゴリー バルトロ65を使用した。
このザックは重いが、腰でしっかり支えてくれるので肩の痛みがかなり軽減された。また、体のブレをザック自体が吸収してくれるので、危険な岩場でザックの重みでバランスを崩す事は無く助かった。機能的にも良く出来ているので、買って良かったと思う。

初日  14Km10時間34分
2日目 14Km10時間15分 
一日で縦走するには険しすぎるルートだが、近畿最高峰のアルプスを彷彿とさせる稜線歩きは素晴らしい。また3度目の挑戦でやっと果たせた縦走に満足、満足!

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フォトギャラリー:83枚

太尾登山口

登山口の登山届BOXに登山届を入れ

さて、登山開始。5時58分
P1465まで1.39Km

06:19 稜線到着

ぽっこり山の釈迦ヶ岳が見えている
風が強いので寒いが、しっかり防寒対策しているので、汗が風で冷やされて丁度良い

今日は空気が綺麗なので一段と見晴らしが美しい

06:36 P1645到着

のんびりと稜線歩きを愉しむ

鳥のさえずりが心地良い。時々振り返りながら登っていく。

独り占めの絶景だな

大峰奥駈道の稜線。
いつか行ってみたいといつも思いを馳せている場所。

深仙の宿

歩いてきた稜線。
この稜線とバックヤードの山並み最高だね

07:12 吉田の森到着。
ここで、携帯入る事があるけど、AUキャリアはだめだった。

いよいよ、急登の始まり。
左の平らな場所が「千丈の平」例年この時期はまだ残雪があるけど、今年はどうかな?

07:41 千丈の平 残雪は無かった

かくし水。
今年は元気が良い、ここが元気が良いと、他の水場も涸れていないので、登るときは必ずチェックする。

奥駈道分岐を振り返る、左に行くと深仙の宿へ降りる
先ほどの水場からも道がある。

08:09 釈迦ヶ岳到着。
ここまで2時間10分 誰も居ません

一等三角点
1799.6m

明星ケ岳、八経ケ岳が見えているが、遙か彼方に見える

拡大してみる。
中央の左のポッコリが明星ケ岳、その右のトンガリが八経ケ岳
八経ケ岳の右を更に拡大すると、弥山小屋が見えている。

この深掘りの景色、高山で無いと味わえないね

これから、弥山目指し、
まだまだ、元気満タン

激下りのあと、馬の背へ
何度来ても、やっぱり怖いわ~

足踏み外すと、確実に死ぬね。。。
重いザックでバランス崩さないよう体を岩肌にくっつけるようにして、進む。

誰かこの弥勒岩くり抜いてくれないかなぁ。
迂回するのに、ずいぶん下って、急登しないといけないので、かなりしんどい

でも、景色は抜群

壁紙にしようかな?

空鉢岳

両部分け。
危険地帯もここまで、後はしばらく稜線歩きが続く

今日は空気が綺麗なので見通しも良い

仏生岳まで60分の標識

孔雀覗きの絶壁からの眺めは抜群

09:59 孔雀岳分岐
先が長いので、今日も素通り

孔雀岳分岐から10分で鳥の水場
500cc 4分程かかる

11:37 楊子ケ宿小屋到着

昼飯は軽量化の為、具なしラーメンだけ。
このコース唯一の弥山からの登山者が来たので聞くと、弥山からここまで3時間弱とのこと。
自分の足なら3時間半あれば走破できるか?
この時点で、まだまだ体力余ってるので、予定通り弥山を目指すことにしたが、こちらは登りなので、結局4時間半かかってしまった。
12:20 出発

小屋から水場へ向かい、そのまま上がって来ると、崩落地を迂回できる。

七面山の稜線
見た目にはなだらかな稜線なので、いつか行けるかな?

明星ケ岳が大分近づいてきたが、まだまだ遠い

14:12 このルート最大の難所
ロープの垂直登り

垂直登りを前に振り返る
この後、ロープの垂直登り、下り、崩落地渡りと続くのでちょっと怖い

15:11 3時間弱歩いて、やっと明星ケ岳が目の前に

15:53 近畿最高峰の八経ケ岳到着
今日は綺麗に見える、絶景かな
歩いてきた釈迦ヶ岳からの稜線

弥山小屋まであと少し

16:29 弥山小屋到着!!
楊子ケ宿小屋から4時間、登山口から10時間30分 辛かったぁ
でも、3回目のリベンジ果たせた満足感は半端ないくらいうれしい

テント代¥500と水3Lを払って
弥山小屋のメニューを見ると、ビールが!
思わず買ってしまった。

今日はテント2張りのみなので、場所取り放題。
一番平らな場所に設営

今晩の食材
定番の魚介のパエリア
食材重量800g

今回はエビを加えてたら、抜群においしくなった。

寝る前に、天河奥宮へお参り

朝です。
朝も定番の野菜とウインナーの鍋ポン。
寒い朝は、汁物がいい!

06:22 気合いを入れて出発
ゴールまで13.8Km がんばろ!

まずは、八経ケ岳へ。登りは結構しんどい

06:49 八経ケ岳
今日は昨日より少し霞んでいる

明星ケ岳を過ぎて、目的地の釈迦ヶ岳を望む。
遠いなぁ、足持つかな?
持たなかったら、どこかで又テント張ろうと気楽に考えていた。

楽しいなぁ

次のピークが近くに見えるが、近づいてみると長い稜線が姿を現すので、気持ちが折れそうになる。

崩落地、ここ結構怖い

崩落地が続く

昨日は下った、ロープの垂直登り

今度は下り

下りは本当に垂直なので、危険。
かなり怖いが、慎重に足場を探しながら降りる。

バイケイソウの群生
登山歴長いけど、花を見たこと無い。
花が咲くと一面白くなるんだろうな

09:49 楊子ケ宿小屋到着。
お茶のみ沸かす。

釈迦が岳が近づいてきた。

12:16 目の前に釈迦が岳が迫ってきた。
しかし、実際にはまだ遠いんだよな

両部分け。下りは崖が口開いているので怖い。

通りすがりにお釈迦様へ無事をお祈り

馬の背に到着。
もう足腰が弱って、少しのつまずきでバランスを崩してしまうので、
岩にへばりつくようにして渡る。

14:09 激登りを制して、釈迦が岳到着

足を休ませて、14:24 下山開始。
ゴールまで4.15Km。
登り2時間なので、1時間半あれば下れるかと思ったんだけど

15:53 P1465

16:11 稜線の終点

16:37 登山口到着。
もう足が限界!
釈迦が岳の下りは登りと同じ時間かかってしまった。
10時間15分でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器 燃料 ライター カップ クッカー

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登った山

弥山

弥山

1,895m

大峰山

大峰山

1,915m

仏生嶽

仏生嶽

1,805m

孔雀岳

孔雀岳

1,779m

釈迦ヶ岳

釈迦ヶ岳

1,800m

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