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ぐるっと雨巻山

三登谷山、雨巻山、御嶽山、足尾山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大川戸登山口には約50台の駐車場があり車で出かけるのが便利。簡易式のトイレや靴洗い場もあり。カーナビには隣接する「大川戸つり堀」もしくは「大川戸ドライブイン」で検索するとよい。

この登山記録の行程

大川戸駐車場(07:02)・・・三登谷山(07:33)・・・雨巻山(08:25)・・・猪転げ坂(08:45)・・・御嶽山(09:13)・・・足尾山(09:25)・・・大川戸駐車場(09:51)

コース

総距離
約7.2km
累積標高差
上り約896m
下り約896m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

天気が微妙だったので、遠征を諦めて近場の里山を楽しむことにした。
今日のターゲットは以前から気になっていた雨巻山。「あめまきさん」と呼んでいたが、「あままきさん」が正しい。
茨城には雨引山という山もあり、名前が似ているので他県出身の自分としては混同しがち。気になって雨巻山の由来を調べてみると、「古来よりこの山に雲がかかると雨が降る」という天気予報代わりにもなっていたところから名前がついたらしい。ちなみに、雨引山の方は、「大飢饉に見舞われた際に、嵯峨天皇が雨を降らすよう祈祷して、恵みの雨を降らせた」という逸話から来たと言われている。地元にとってシンボル的な里山だけあって名前一つとってもいろいろと興味深いものだ。
里山にしては早めの到着だと思っていたが、駐車場には既に10台程の車が停まっていた。駐車場脇に建てられた看板のマップで全コースと現在地を頭に入れる。
雨巻山の山系は、三登谷山、雨巻山、御嶽山、足尾山からなり、馬蹄コースのように峰々を縦走しながら周遊することができる。距離自体は短いが、緩やかなアップダウンで快適な縦走が楽しめる部分と、長い鎖場の急登や沢を歩くアグレッシブなところもあって変化を楽しむことができる。エスケープ・ルートも沢山あるので、沢の部分を外す等、自分なりのコースを選択することも出来る。
今日は、三登谷山から反時計回りで全部の峰を周遊することにする。
林道を少し進むと、右手に登山道の分岐が見えてくる。いつも言っているが、地元に愛されている山は、一歩踏み込んだ瞬間に直ぐにそれが感じ取れる。
綺麗に整備された登山道がとても歩きやすい。まずは斜面に沿って三登谷山を目指し登っていく。433mの低い山なので程よい運動。と言いつつも、最近、里山でも息切れをしているので、コロナ禍で完全に体力不足になっていることを痛感する。今日はトレーニングも兼ねて、少しペースを上げて歩いてみることにする。
三登谷山に到着。
風が吹いていて気持ちよかった。快晴であれば正面に男体山等栃木の山々が見えるようだが、あいにく曇天で遠くが霞んでいて何も見えなかった。
山頂にはテーブルとベンチが設置されていて、二人の元山ガール(失礼)が休憩されていた。挨拶を交わすと、何気ない会話が始まる。出身を聞かれたので「福井です」と答えると、「いいなぁー行きたいな福井」とどこかで聞いたセリフ。「腹囲だけどね」とCMのクダリが続く。なかなか面白い方々だ。暫し八ヶ岳等最近登った山の話で盛り上がる。
ペースアップで歩くと宣言したばかりなのに、すっかり話し込んでしまったので、気を入れなおして本気で歩く。
三登谷山から雨巻山へと続く縦走路は緑のトンネルの中を歩いているようで、自然と楽しくなってくる。先日歩いた福井の里山「三床山」の縦走路も素晴らしかったが、里山の良さは、優しい自然に直接触れることができるところにあると改めて思った。
斜面を登り切ると、雨巻山の山頂。
三登谷山の山頂よりも広い。ここにもテーブルが幾つか設置されていて、公園のようだった。軽く水分を補給して、馬蹄のUの形を折り返すように今度は足尾山へと向かう。雨巻山を起点に仏頂山にも縦走できるようだが、これは「いつか」に取っておこう。
ここまで軽いアップダウンしかなかったが、突如、モードが切り替わったかのように急斜面が現れる。「猪転げ坂」。確か大郷戸アルプスには「狸転げ坂」という名の坂があったが、栃木の人は、なにかと動物を転がするのが好きなのか?(笑)。可愛らしい名前の看板に微笑んでしまった。
急斜面と言えば、御嶽山の山頂から足尾山方面へ向かう下りは、長い鎖場となっていて、これも凄いコースだった。
更に足尾山の下りで、驚くことに途中から登山道が沢に合流する。いきなり登山道が無くなり沢に入っていくので、「一体どこへ行くんだ?」と驚いてしまった。数mほどで登山道に復帰するので「だよね~。単純に渡渉しただけだよね。」と思ったが、再び沢の中へ。なかなか楽しませてくれる登山コースだ。
足尾山から降り切った駐車場手前のところに、ちょっとおしゃれなお店「石窯ナポリピッツァ茶屋雨巻」があった。山ガールを狙ってのものか。石窯とあるだけで美味しそう。これも次回来る時には立ち寄ってみようか。
気になっていた雨巻山。思った以上に良い山でお気に入りなった。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 雨引山とは異なるんですね。

  • 日野山は尼転がし

  • キスミレさん、南アルプスからお帰りなさい。
    そうなんですよ。雨引とは別なんです。近くですが。この雨巻山、実にいい里山ですよ。馬蹄コースで周遊もできますし、そこから仏頂山とかへ縦走で足を伸ばすこともできます。^_^

  • Shouさん、やりますね。
    ここで、日野山を持ってくるとは。^_^
    座布団3枚。

登った山

雨巻山

雨巻山

533m

よく似たコース

雨巻山 栃木県

尾根歩きを楽しむ芳賀郡の最高峰

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間50分
難易度
コース定数
16
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