行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
大弛峠(10:15)・・・北奥千丈岳(11:16)[休憩 5分]・・・国師ヶ岳(11:35)[休憩 25分]・・・大弛峠(12:50)[休憩 10分]・・・朝日峠(13:35)・・・朝日岳(14:21)・・・金峰山(16:05)[休憩 5分]・・・金峰山小屋(16:37)
【2日目】
金峰山小屋(06:30)・・・金峰山・・・砂払ノ頭(07:14)・・・大日岩(08:12)・・・大日小屋(08:50)・・・富士見平小屋(09:33)・・・瑞牆山(11:32)[休憩 15分]・・・富士見平小屋(13:33)[休憩 5分]・・・瑞牆山荘(14:09)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目:タクシーが大弛峠に到着すると、日陰には雪が残っていました。先ずは国士ヶ岳に向かい進みますが、標高を上げるに従い、登山道はほとんど雪化粧となりました。滑らないように気を配りながらゆっくり進みます。視界が開けると南アルプスの山々は白く、とても綺麗です。ほどなく前国士ヶ岳を通過します。この先の北奥仙丈ヶ岳と国士ヶ岳も薄っすらですが、雪化粧が美しく見えます。想定外の雪ですが、その分景色はより美しくなります。写真を撮り終え先に北奥仙丈ヶ岳に向かいます。北奥仙丈ヶ岳からの眺めを堪能してから少し戻り、国士ヶ岳に向かいます。ここからは下りが少しあるので軽アイゼンを装着します。雪の積もった下り坂もサクサク歩くことが出来ます。晴天の日曜日のため多くの登山者が訪れていますが、ほとんどの方々はアイゼンを着けずにびくびくしながら歩いています。すぐに国士ヶ岳に到着し、昼食をとります。ここからの白い富士山もとても印象に残るものでした。ゆっくり休みたいところですが、金峰山に向かって出発です。金峰山までは小さなアップダウンを繰り返して、3時間ほどかかる見込みです。途中の朝日岳手前にも展望ポイントがあり、この日は青空、遠くの山々、薄っすら雪化粧した近くの山々等飽きることのない景色をしっかり目に焼き付けます。これから金峰山に向かう登山者は我々のグループが最終のようで、すれ違いの登山者が次から次に現れます。朝日岳を下り終えたころにはすれ違いも無くなり、金峰山を独占しているような気分になってきました。この時点で大弛峠に引き返す人がいた場合は真っ暗になってしまうので当然かもしれません。思いのほか山頂付近までは苦労せずにたどり着き、すぐそこが山頂と思いつつ、雪の踏みあとに従い、大きな岩を苦労しながら乗り越えて前に進むと山頂を目の前にしながら岩を越えられなくなってしまいました。岩も所々凍り付いているため危険と判断し、一旦少し戻り、道を探します。普段だと岩の踏みあとを確認しながら進めば問題ないのですが、雪が積っているとどうしても雪の踏みあとに従ってしまいます。山頂を目の前にし道を踏み外してしまいました。山頂付近の岩場を30分近くもかかり、やっと正しい道を見つけ金峰山の山頂に到着しました。時刻は4時を過ぎてしまい、そそくさと金峰山小屋に向かいました。この日の宿泊者は13名のため翌朝まで快適に過ごすことが出来ました。もちろん美味しいお食事には感謝です。
2日目:朝から薄曇りのため、山頂は行かずにトラバースコースを進み富士見平方面に進みます。1時間ほどはアイゼンをつけたまま歩きました。時々小雨も降ってくるので雨具も装着しました。富士見平で休憩を取り、瑞牆山に向かいます。2時間ほどで瑞牆山の山頂直下まで来ましたが最後の鎖場の岩が凍っていたため、思いのほか苦労しました。これを超えるとすぐに山頂ですが、残念ながら視界はほとんどありません。速やかに昼食を済ませ、再び富士見平に戻ります。そして、下山口の瑞牆山荘まで残り40分下ります。瑞牆山荘前にはちょうどバスが待機していましたが、このバスを利用しても韮崎での待ちが長くなるので、瑞牆山荘でケーキセットをゆっくりいただき次のバスを待ちました。