行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道194号と国道11号が交わる西条市の加茂川橋交差点を北西に進み、県道13号、県道149号を通り、いよ小松北IC入口の交差点の少々手前のT字路を右折して「周桑今治広域農道」に入る。
タオル美術館アサクラを過ぎた少々先のY字路を、今治カントリー倶楽部方向の県道154号に左折。最初の右急カーブ(現在、県道の改修でカーブ周辺が若干変わっている可能性あり)手前に登山口があるが、車はすぐ上の広場か路肩に駐車する。
この登山記録の行程
登山口9:59・・・草ケ森10:22・・・長方形の石標が立つピークで休止10:34~10:37・・・竹ケ谷越10:50・・・239mピーク南方のピークで休止10:56~11:03・・・239mピーク11:20・・・途中休止11:50~12:04・・・世田山で休止12:10~12:25・・・笠松山で休止12:46~13:03・・・世田休憩所で休止13:20~14:07・・・竹ケ谷越14:41・・・長方形の石標が立つピークで休止14:57~15:10・・・草ケ森南の鉄塔で休止15:20~15:27・・・登山口15:42
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
旧朝倉村のシンボル山とも言うべき存在のパノラマを誇る尾根続きの世田山(339m)と笠松山(357m )。瀬戸内海国立公園の行楽地でもあるスーパー低山であるが故に、ベテラン岳人からは敬遠される向きもあるが、今回紹介するルートは、ベテランも満足する登り甲斐のあるコース。
両山の山頂には平安時代より城が築かれ、秀吉が四国を平定するまでは、度重なる激戦に見舞われた。
旧朝倉村は古墳の数では四国一だが、城の数も交通の要所だったこともあり、突出している。その一つが周越トンネル北の草ヶ森(264m)にあった草ヶ森城。城主は河野通直の臣、竹田右京進。天正13年8月、城主が戦死したことにより廃城となった。現在、山頂直下には送電鉄塔が建ち、その鉄塔巡視路を辿ることで初心者でも登頂出来るが、そこから世田山までのルートは大半が道はなく、藪漕ぎも強いられる。
[コースガイド]
県道のカーブ部から分岐する林道実報寺線の標柱の手前から石段が下りているが、これが草ケ森へ続く鉄塔巡視路。川を渡り、急傾斜のジグザグの落ち葉踏む明るい道を上がって行く。
最初の鉄塔まで来ると傾斜は楽になり、北方には笠松山から世田山にかけての稜線が望まれる。
道縁に石標が現れると、旧村界尾根に達したことを示している。
平坦な道が急登になると、まもなく山上部の鉄塔。ここからの展望は優れ、旧東予市や東予港、燧灘を見渡すことが出来る。このすぐ北のシダのヤブのピークが標高264mの草ケ森山頂だが、城が建つような広さはない。城跡は鉄塔の建っている所なのかも知れない。
巡視路は尾根直下を北から東へと進んで行くが、草ケ森東の鞍部で尾根に乗り、東西に長いピーク目指して上がって行く。急登だが、うっすらと踏み跡も分かる。そのピークまでは、地図上で見るよりも時間を要す。
上りきったピークはまだ前述のピークではなく、そこから更に東に進むが、藪漕ぎも始まる。藪が深い箇所は、尾根の北直下を適当に進む。
堀切の道に降り立つと、そこから先の尾根はスズタケの藪になっているが、南側から尾根に乗り、スズタケの刈り分けを進む。しかし、尾根上がずっと刈り払いされているわけではない。藪が深い所では今まで通り、北直下を歩く。
長方形の石標が立つピークが、旧村界尾根が東から北向きに変わるピーク。北側はつる性の植物等の藪になっているが、数メートル東から入れば良い。ここからは尾根上の藪は少なくなり、スムーズに下って行ける。
標高210mの尾根の分岐は左、その先の標高190mの石標の立ち並ぶ分岐は右に取る。そこからすぐ尾根を斜めに横切る峠に達するが、ここは旧朝倉村山越と旧東予市の六軒家を結ぶ竹ヶ谷越。以前は一丁毎に丁石地蔵が建てられていたという。峠名の由来となった竹林は旧朝倉側では今でも見られるが、タオル美術館東方の池の脇の上り口周辺は廃道となっている。
峠からは上るに連れ、シダの藪が深くなって来るが、通行しにくい場合は、西直下を歩く。
世田山の南のピークから西に延びる尾根に乗ると、最初は歩き良いが、尾根の幅が広がるとザレた背の低い植林帯になり、踏み跡が錯綜する。南寄りの踏み跡を辿るように心がける。振り向くと大展望だが、本道が見分けにくい分岐だらけの踏み跡に神経を集中させたい。
世田山の稜線に達すると東から南へ迂回してきた世田山登山道に出る。もう後は説明するまでもない。整備された登山道を北に世田山から笠松山まで辿るのみ。燧灘や遠近の山並みの展望を楽しみながら歩く。
現在であれば笠松山からは山越か野田等に下山することだろうが、なぜか当時は往復ルートを取っている。恐らく、各ポイントの現在地確認を確実にするためだったのだろう。
フォトギャラリー:8枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | 帽子 | グローブ |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
非常食 |
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