行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
その他
その他:
民宿から徒歩で往復する
この登山記録の行程
上村(11:15)車道出合(11:45)登山口(12:15)御岳(12:55)民宿(14:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
何れの島にも雲が掛かっていて、噴火している諏訪之瀬島の御岳も中之島の御岳(トカラ富士)も山頂が見えない。悪石島も標高が400m付近から上は雲の中で、御岳(おたけ)との対面は叶わない。予定より小1時間遅れで悪石島に着く。事務長に「遅れる事は多いんですか」と聞くと、「そうですね。荷物の取扱いで遅れがちだし、波も高かったから」と、何時もの通りですよという態度だ。
出迎えの車で民宿へ上がり、予め作ってもらっておいた弁当を食べてから出発する。雲が多くてカンカン照りでないのが嬉しい。風もあり、日陰で吹かれると涼しさが心地好い。学校の上で左へ分岐する道に入ってかなり歩いた頃、コンクリート舗装が終って砂利道に変わる。「予定の1つ手前の道に入った」と気付くが、「草の上に轍がはっきり付いているから、上の方で車道と合流するだろう」と考え、ジグザグを繰り返して登り、地形図通りに車道と合流する。
体がかったるく、30分歩いただけなのに腰を下ろしたくなる。フェリー十島丸は、縦揺れと横揺れが激しく船底を打つ波の音がドンドンと響いて、船中で12時間ほど横になっていたのにも拘わらず熟睡出来なかった所為だろう。
しばらく歩くと山羊の群(トカラヤギ7匹)と出合う。2群に分かれて逃げて行き、交尾中だった雄は男性器を剥き出しのまま草藪の中へ逃げ込む。車道を逃げる4匹の中に子ヤギが1匹居て、角で追い払おうとするリーダー格に悲鳴をあげて逃げ惑うが、仲間外れにされながらも付いて行く。
牧場への分岐から左へ上がって浜集落からの道の合流点に『御岳登山口』の道標を見付け、標高400m付近に纏わり付く雲を見上げながら竹の落葉で埋まったコンクリート道を上がっていく。湿気が多く路面は濡れて苔が生えて滑りそうだが、雲は思ったより薄くて水滴で体が濡れることも無い。
標高555mのカーブを曲がると電波塔群が現れ、直進する道は建物の柵に突き当たって終る。引返して下部鉄塔の柵際の細いコンクリート道に入って階段を上がり、手摺綱柵に囲まれた台形状の草の原の御岳(おたけ)山頂に立つ。普通サイズの標石には一等三角点と刻まれている。視界は20m程で、目の前の鉄塔の存在さえ判らない。
ゆっくりと歩いて下る。再び山羊の群と出合い、林道への分岐を直進して下り、分岐の『←御岳 東海岸→』の道標を見出して間違いを確認する。
民宿へ戻ってシャワーを浴びて汗だくの体を冷まし、風通しの良い所に横になって昼寝を楽しむ。
みんなのコメント