行程・コース
この登山記録の行程
美濃戸口(06:00)・・・御小屋尾根登山道入口(06:30)・・・御小屋山(御柱山)(07:50)・・・不動清水(09:40)・・・阿弥陀岳(10:45)・・・不動清水(12:00)・・・御小屋山(御柱山)(13:00)・・・御小屋尾根登山道入口(13:30)・・・美濃戸口(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
落ちましたが無事ですからご心配なく!
赤岳の護衛のように堂々と佇む阿弥陀岳、行者小屋からのアプローチや舟山十字路からの南陵といったバリエーションばかりが注目されがちですが、今回はこの山を御小屋尾根からアプローチ。
美濃戸から登山口までは30分ほどのロード、別荘地の終点が御小屋尾根の入り口です。
雪のない幅広の登山道を登っていくと、1時間ほどで南側の視界が開けた痩せた尾根に出ます。その先、林業の作業道(?)と登山道の分岐点がありますが、これがわかりにくい!以前は道標があったようなのですが、外れて隅に伏せて置いてあったので思わず通り過ぎてしまいました。わかりやすく設置しなおしておきましたけど、、、注意ポイントです。
ここからは急登、雪も急激に増えていきますがトレースは連日の雨で失われており、テープもないので慎重に進み尾根上まで登り詰めます。
御小屋山は舟山十字路ルートととの合流点、急にトレースがしっかりし、歩きやすくなります。尾根上は緩やかなアップダウンが続き、不動清水手前の登り返しでついに阿弥陀岳の岩壁を目視、不動清水先の急登を抜ければ一気に視界が開け、森林限界、稜線へ飛び出します。
稜線上は雪はほとんどなく、岩稜帯を阿弥陀岳へ登り詰めていきます。
摩利支天を乗越せば、目の前に現れる赤岳!そして広い山頂を持つ阿弥陀岳。
阿弥陀岳の風となった若い命に思いをはせつつ、下山を開始します。
阿弥陀岳の稜線にはロープが張られているのですが、つい気を抜いて安全性の確認を怠り体重をかけてしまったところ、、、
ブツンッ!!ゴロゴロッ!!!
体が縦に1回転、横に1回転、稜線下に墜落する前に滑落停止できました。
ロープが切れた(支点破壊?)ことによる滑落、擦傷2つ、打身3つ、実に軽症です。
やっぱり人間楽しよう楽しよう、なんてことではいけません。
岩稜では安全なホールドを確保しながら、支持、支持。基本に立ち返るとともに、自身の教訓として生かしていきます。
命を拾ったことに感謝、天への感謝をこめて一善して帰るのでありました。
みんなのコメント