行程・コース
天候
初日:曇りのち雨、強風、 2日目:雨、強風 3日目:雨のち曇り、時々晴れ 4日目:晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
夜行バスで畑薙第一ダムへ。2時間ほど接続バスを待ち、いつもより1時間早い臨時便のバスで椹島ロッジへ
この登山記録の行程
【1日目】
椹島ロッヂ(08:00)・・・滝見橋(08:12)・・・吊橋(08:20)・・・小石下(09:12)・・・清水平(10:04)・・・蕨段(10:32)・・・見晴岩(10:44)・・・駒鳥池(11:36)・・・千枚小屋(12:08)・・・千枚岳(12:44)・・・丸山(13:20)・・・悪沢岳(東岳)(13:52)・・・中岳(14:44)
【2日目】
中岳(04:40)・・・前岳(04:52)・・・荒川小屋(05:36)・・・大聖寺平(06:00)・・・小赤石岳(06:52)・・・赤石小屋分岐(07:04)・・・赤石岳(07:20)・・・百間平(08:12)・・・百間洞山の家(08:44)・・・大沢岳(09:36)・・・中盛丸山(10:08)・・・小兎岳(10:40)・・・兎岳避難小屋(11:12)・・・聖岳(12:44)・・・小聖岳(13:24)・・・薊畑分岐(14:00)・・・聖平小屋(14:16)
【3日目】
聖平小屋(05:00)・・・南岳(06:08)・・・横窪沢分岐点(07:24)・・・茶臼岳(07:40)・・・希望峰(08:12)・・・易老岳(09:08)・・・三吉平(09:52)・・・イザルガ岳分岐(10:32)・・・光小屋(10:40)・・・光岳(10:56)・・・光小屋(11:08)・・・イザルガ岳分岐(11:16)・・・三吉平(11:44)・・・易老岳(12:36)・・・希望峰(13:40)・・・茶臼岳(14:28)・・・横窪沢分岐点(14:40)・・・茶臼小屋(14:48)
【4日目】
茶臼小屋(04:00)・・・横窪沢分岐点(04:15)・・・茶臼岳[休憩 30分](04:35)・・・横窪沢分岐点(05:20)・・・茶臼小屋[休憩 30分](05:30)・・・樺段(06:20)・・・横窪沢小屋(07:15)・・・ウソッコ沢小屋(08:10)・・・ヤレヤレ峠(09:10)・・・畑薙大吊橋(09:30)・・・沼平(10:10)・・・畑薙第一ダム(10:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
初日:毎日あるぺん号で畑薙第一ダムへ。臨時駐車場で降りて、東海フォレストの送迎バスに乗る。この日は臨時バスが出、予定より1時間早く椹島に着く。バスでは全然寝られなかった。
千枚小屋まではだらだらした登り。昔パルプ材を下ろす道だった時の名残だろう。千枚小屋に着く手前、11時過ぎから雨が降り出す。千枚小屋で泊まろうかどうしようかとパンを食べながら考えたが、まだ雨もそれほど強くないし、時間も早過ぎるので予定通り先に進む。
稜線に出ると雨風が強まる。丸山、悪沢岳は全く眺望なし、暴風雨により行程最高峰の感動もそこそこに先に進む。難路はなかったと思うが、見えないのでわからない。天候も悪いし、寝不足のためか気力がなえる。時間は少し早いが、荒川小屋までのつもりだったが、中岳避難小屋で泊まることにする。似たような先客がいる。暗くなるのが早い。どんどん小屋に人が入ってくる。
ビール350ml600円。チューハイ400円。素泊まり5500円。メモ代わりの写真データを参照できなくなってしまったので、一部記録なし。もちろん写真もなし。風の音が一晩中聞こえ、よく眠れない。
2日目:朝食は棒ラーメン。相変わらず風は強いが雨よりは霧に近い。小屋を出た瞬間、一瞬晴れ間が見える。
中岳避難小屋から一瞬の晴れ間、日の出に立ち会える
ご来光を背に出発。すぐに霧、強風。中岳、前岳を通過。荒川小屋までの下りでまた少し晴れ間、富士山とお花畑を望めた。今日の眺望はこの2回のみ。荒川小屋で水を汲む。
赤石岳に向かう稜線に出ると、やはりすごい風。15m/sぐらいはあるだろう。雨粒がメガネに張り付き全く見えないのでメガネを外す。ド近眼なのに、メガネがない方が見える状態。赤石岳では真っ白、暴風雨。年配の男性2人組のカメラマンを申し出、大変ですねと慰め合う。人と話すと気持ちが少しすっきりする。地図上ではいい景色があるはずなのだが、雨で見えない。百間洞山の家で小休止、パンを食べ、水を汲む。
兎岳、何も見えない。聖岳もきつい登りがあるはずだが全く見えない。
この辺りから雨具のポケットに入れておいたiPhoneの挙動がおかしい。防水の包みに入れ、ザックにしまう。途中雷鳥と何度か目撃する。小屋の手前で雨が止む。
聖平小屋ではテント泊のつもりだったが、あまりに濡れたので日和って素泊まりを申し出るが、乾燥室がない小屋であった。素泊まりスペースにはすでに2組が寝ている。静かだったので外で夕食を作る。到着5分で人に気を使うことに疲れ、小屋泊まりにしたことを後悔する。ビール500ml700円2本、素泊まり、寝具持ち込み4500円。ウエルカムデザートのフルーツポンチをいただく。うまい。
この日の記憶は雨と風のみ。記録係のiPhoneもご臨終なされた。地上のものを気軽にアウトドアに持ち込むものではない。
3日目:朝食は棒ラーメン。行程が短いので遅めに出る。5:20。雨はやんだが霧が出ている。風は強く吹いたり弱まったり。上河内岳は南アルプスを360度見渡せる眺望らしいが、何も見えない。途中雷鳥としばらくご一緒する。
茶臼岳も同様に悪天候。希望峰から仁田岳にも行こうと思っていたが、往復40分何も見えないのはむなしすぎると思って断念。易老岳を過ぎたあたりから霧が晴れ、晴れ間も見え始める。光岳に向かう最後のガレ場の上り、茶臼から割と平坦だっただけにギャップでキツイ。イザルガ岳は東側が大変な眺望。富士山が大きく見えるはずだが、雲に隠れていた。残念。
光小屋に着く。予定では13時だったが11時前についてしまった。光小屋に泊まるというのも魅力的だったが、天気も悪くないので明日の予定を先取りすることにする。光岳は予想以上に静かな山頂。光石に登って、水を汲み、パンを食べる。結局60分ほど滞在して茶臼小屋に向かう。途中ひらけたところで聖岳が見えそうになるが、最後まで隠れていた。
きた道を戻り、分岐から茶臼小屋に向かう。今日は初志貫徹し、ようやくテント泊。ビール350ml500円、いいちこ小瓶500円、テン場代500円。富士山の眺望がいい小屋。晴れてよかった。
4日目:今日は、ゆっくり下山するだけ。といっても、ただ帰るだけではもったいないので、茶臼岳からご来光を見ることにする。東側が明るいことを確認して4:10にテントを出る。山頂で待つが風が強い。
明るくなるにつれて光小屋の灯り、聖岳の山影が見えてくる。雲の流れが怪しいなと思ったらやはり日の出前に雲が出る。残念。
早く出るとバス停に早くつきすぎるので遅く出ようと思ったが、山の上ではゆっくりできない質らしい。結局テントをゆっくりたたんだだけだった。このころからまた晴れ、富士山を眺めながら下山開始。
ゆっくり下山できるのは嬉しい。横窪沢小屋で朝食、棒ラーメン。ウソッコ沢小屋を経て畑薙大吊橋。大井川にかかるこの橋は、長さ180メートル、高さ30メートルあり、なかなかの迫力。
バスは14時なのに10:30頃バス停についてしまう。家に電話したり、濡れたものを乾かしたり、食べてしまったほうがいいものを食べたり、見える山、多分茶臼岳と聖岳を眺めたりしてすごす。
赤石温泉で風呂に入り、日本酒を買って、バスで新宿に向かう。渋滞で1時間ほど遅れ、到着。
フォトギャラリー:4枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 |
医療品 | 虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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