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荒川岳・赤石岳・聖岳・光岳2014

赤石岳、荒川岳(悪沢岳)、聖岳、光岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (なおや さん )

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行程・コース

天候

初日:曇りのち雨、強風、 2日目:雨、強風 3日目:雨のち曇り、時々晴れ 4日目:晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 夜行バスで畑薙第一ダムへ。2時間ほど接続バスを待ち、いつもより1時間早い臨時便のバスで椹島ロッジへ

この登山記録の行程

【1日目】
椹島ロッヂ(08:00)・・・滝見橋(08:12)・・・吊橋(08:20)・・・小石下(09:12)・・・清水平(10:04)・・・蕨段(10:32)・・・見晴岩(10:44)・・・駒鳥池(11:36)・・・千枚小屋(12:08)・・・千枚岳(12:44)・・・丸山(13:20)・・・悪沢岳(東岳)(13:52)・・・中岳(14:44)

【2日目】
中岳(04:40)・・・前岳(04:52)・・・荒川小屋(05:36)・・・大聖寺平(06:00)・・・小赤石岳(06:52)・・・赤石小屋分岐(07:04)・・・赤石岳(07:20)・・・百間平(08:12)・・・百間洞山の家(08:44)・・・大沢岳(09:36)・・・中盛丸山(10:08)・・・小兎岳(10:40)・・・兎岳避難小屋(11:12)・・・聖岳(12:44)・・・小聖岳(13:24)・・・薊畑分岐(14:00)・・・聖平小屋(14:16)

【3日目】
聖平小屋(05:00)・・・南岳(06:08)・・・横窪沢分岐点(07:24)・・・茶臼岳(07:40)・・・希望峰(08:12)・・・易老岳(09:08)・・・三吉平(09:52)・・・イザルガ岳分岐(10:32)・・・光小屋(10:40)・・・光岳(10:56)・・・光小屋(11:08)・・・イザルガ岳分岐(11:16)・・・三吉平(11:44)・・・易老岳(12:36)・・・希望峰(13:40)・・・茶臼岳(14:28)・・・横窪沢分岐点(14:40)・・・茶臼小屋(14:48)

【4日目】
茶臼小屋(04:00)・・・横窪沢分岐点(04:15)・・・茶臼岳[休憩 30分](04:35)・・・横窪沢分岐点(05:20)・・・茶臼小屋[休憩 30分](05:30)・・・樺段(06:20)・・・横窪沢小屋(07:15)・・・ウソッコ沢小屋(08:10)・・・ヤレヤレ峠(09:10)・・・畑薙大吊橋(09:30)・・・沼平(10:10)・・・畑薙第一ダム(10:30)

コース

総距離
約63.7km
累積標高差
上り約7,429m
下り約7,607m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

初日:毎日あるぺん号で畑薙第一ダムへ。臨時駐車場で降りて、東海フォレストの送迎バスに乗る。この日は臨時バスが出、予定より1時間早く椹島に着く。バスでは全然寝られなかった。
千枚小屋まではだらだらした登り。昔パルプ材を下ろす道だった時の名残だろう。千枚小屋に着く手前、11時過ぎから雨が降り出す。千枚小屋で泊まろうかどうしようかとパンを食べながら考えたが、まだ雨もそれほど強くないし、時間も早過ぎるので予定通り先に進む。
稜線に出ると雨風が強まる。丸山、悪沢岳は全く眺望なし、暴風雨により行程最高峰の感動もそこそこに先に進む。難路はなかったと思うが、見えないのでわからない。天候も悪いし、寝不足のためか気力がなえる。時間は少し早いが、荒川小屋までのつもりだったが、中岳避難小屋で泊まることにする。似たような先客がいる。暗くなるのが早い。どんどん小屋に人が入ってくる。
ビール350ml600円。チューハイ400円。素泊まり5500円。メモ代わりの写真データを参照できなくなってしまったので、一部記録なし。もちろん写真もなし。風の音が一晩中聞こえ、よく眠れない。

2日目:朝食は棒ラーメン。相変わらず風は強いが雨よりは霧に近い。小屋を出た瞬間、一瞬晴れ間が見える。

中岳避難小屋から一瞬の晴れ間、日の出に立ち会える

ご来光を背に出発。すぐに霧、強風。中岳、前岳を通過。荒川小屋までの下りでまた少し晴れ間、富士山とお花畑を望めた。今日の眺望はこの2回のみ。荒川小屋で水を汲む。

赤石岳に向かう稜線に出ると、やはりすごい風。15m/sぐらいはあるだろう。雨粒がメガネに張り付き全く見えないのでメガネを外す。ド近眼なのに、メガネがない方が見える状態。赤石岳では真っ白、暴風雨。年配の男性2人組のカメラマンを申し出、大変ですねと慰め合う。人と話すと気持ちが少しすっきりする。地図上ではいい景色があるはずなのだが、雨で見えない。百間洞山の家で小休止、パンを食べ、水を汲む。
兎岳、何も見えない。聖岳もきつい登りがあるはずだが全く見えない。

この辺りから雨具のポケットに入れておいたiPhoneの挙動がおかしい。防水の包みに入れ、ザックにしまう。途中雷鳥と何度か目撃する。小屋の手前で雨が止む。
聖平小屋ではテント泊のつもりだったが、あまりに濡れたので日和って素泊まりを申し出るが、乾燥室がない小屋であった。素泊まりスペースにはすでに2組が寝ている。静かだったので外で夕食を作る。到着5分で人に気を使うことに疲れ、小屋泊まりにしたことを後悔する。ビール500ml700円2本、素泊まり、寝具持ち込み4500円。ウエルカムデザートのフルーツポンチをいただく。うまい。
この日の記憶は雨と風のみ。記録係のiPhoneもご臨終なされた。地上のものを気軽にアウトドアに持ち込むものではない。

3日目:朝食は棒ラーメン。行程が短いので遅めに出る。5:20。雨はやんだが霧が出ている。風は強く吹いたり弱まったり。上河内岳は南アルプスを360度見渡せる眺望らしいが、何も見えない。途中雷鳥としばらくご一緒する。

茶臼岳も同様に悪天候。希望峰から仁田岳にも行こうと思っていたが、往復40分何も見えないのはむなしすぎると思って断念。易老岳を過ぎたあたりから霧が晴れ、晴れ間も見え始める。光岳に向かう最後のガレ場の上り、茶臼から割と平坦だっただけにギャップでキツイ。イザルガ岳は東側が大変な眺望。富士山が大きく見えるはずだが、雲に隠れていた。残念。

光小屋に着く。予定では13時だったが11時前についてしまった。光小屋に泊まるというのも魅力的だったが、天気も悪くないので明日の予定を先取りすることにする。光岳は予想以上に静かな山頂。光石に登って、水を汲み、パンを食べる。結局60分ほど滞在して茶臼小屋に向かう。途中ひらけたところで聖岳が見えそうになるが、最後まで隠れていた。

きた道を戻り、分岐から茶臼小屋に向かう。今日は初志貫徹し、ようやくテント泊。ビール350ml500円、いいちこ小瓶500円、テン場代500円。富士山の眺望がいい小屋。晴れてよかった。

4日目:今日は、ゆっくり下山するだけ。といっても、ただ帰るだけではもったいないので、茶臼岳からご来光を見ることにする。東側が明るいことを確認して4:10にテントを出る。山頂で待つが風が強い。

明るくなるにつれて光小屋の灯り、聖岳の山影が見えてくる。雲の流れが怪しいなと思ったらやはり日の出前に雲が出る。残念。

早く出るとバス停に早くつきすぎるので遅く出ようと思ったが、山の上ではゆっくりできない質らしい。結局テントをゆっくりたたんだだけだった。このころからまた晴れ、富士山を眺めながら下山開始。
ゆっくり下山できるのは嬉しい。横窪沢小屋で朝食、棒ラーメン。ウソッコ沢小屋を経て畑薙大吊橋。大井川にかかるこの橋は、長さ180メートル、高さ30メートルあり、なかなかの迫力。

バスは14時なのに10:30頃バス停についてしまう。家に電話したり、濡れたものを乾かしたり、食べてしまったほうがいいものを食べたり、見える山、多分茶臼岳と聖岳を眺めたりしてすごす。
赤石温泉で風呂に入り、日本酒を買って、バスで新宿に向かう。渋滞で1時間ほど遅れ、到着。

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フォトギャラリー:4枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ ナイフ 修理用具 健康保険証
医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食 ストーブ
燃料 ライター カップ クッカー カトラリー

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登った山

東岳

東岳

3,141m

中岳

中岳

3,084m

赤石岳

赤石岳

3,121m

大沢岳

大沢岳

2,820m

中盛丸山

中盛丸山

2,807m

兎岳

兎岳

2,818m

聖岳

聖岳

3,013m

上河内岳

上河内岳

2,803m

茶臼岳

茶臼岳

2,604m

光岳

光岳

2,592m

千枚岳

千枚岳

2,880m

易老岳

易老岳

2,354m

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