登山記録詳細

無雪期登山
参考になった 12
シロヤシオを訪ねて同角山稜−檜洞丸ー石棚山稜 (6B) 同角ノ頭−檜洞丸ー石棚山(関東)
img

記録したユーザー

すてぱん さん

この登山記録の行程

【1日目】
玄倉(08:00)・・・雨山橋・・・ゲート(10:06)・・・大石山(11:32)・・・同角ノ頭(13:25)・・・同角山稜分岐(14:30)・・・石棚山稜分岐(14:43)・・・檜洞丸(14:59)

【2日目】
檜洞丸(05:25)・・・石棚山稜分岐(05:41)・・・同角山稜分岐(05:53)・・・県民の森分岐(07:00)・・・板小屋沢ノ頭(07:36)・・・箒沢公園橋(08:49)

総距離 約19.5km 累積標高差 上り:約2,369m
下り:約2,196m
コースタイム 標準:11時間15分
自己:9時間43分
コースタイム倍率 0.86
玄倉の碧い水、清楚なシロヤシオの花とブナの新緑、いつも気になっていたピラミダルなピーク同角ノ頭と一石三鳥を狙って玄倉からユーシンを経て登ってきた。

<花付きは悪くないがシロヤシオの開花は例年より1週間以上早い>
同角山稜では標高1200m辺りまではほとんど花が落ちていたが、標高1350mから上では樹上にたくさんの花を残しているシロヤシオもたくさん見られた。開花は昨年より1週間以上早いようで、見頃は過ぎつつあるように思われた。小屋の方は、今年はブナの芽吹きも20日以上早く、ミツバツツジも散っている株の横にまだ蕾のものがあったりとばらつきが大きく、異常気象だといっていたが、下山後に5月の平均気温を超えた日数が過去140年間で一番多いと聞き、納得。

<玄倉からユーシン>
同角山稜に取り付くには、玄倉からユーシンへの林道をコースタイムで3時間(今回私は2時間)歩かねばならず、アプローチが長い。しかし、ユーシン渓谷の碧い水や藤、山ツツジ、まぶしい新緑、カジカガエルの声を楽しみながら進む。ここは秋の紅葉も素晴らしそうだ。途中8つの隧道を通るが、このうち新青崩隧道は屈曲して出口が見えないため、中は真っ暗闇で、進むにはヘッドランプが必要。

<ザレたやせ尾根を進む同角山稜>
ユーシンロッジ(休業中、トイレあり)を過ぎて同角山稜に取り付くといきなり急登が始まり、花崗岩の「大岩」を経て大石山から先は、ザレたやせ尾根の登りになる。技術的には難しくないものの、注意して進む必要がある。傾斜もきつく登り応えがあるが、なによりミツバツツジ、シロヤシオ、ブナなどの新緑に励まされる。痩せた足場の悪いところほどツツジがきれいに咲いている(気がする)。花に夢中になって足下がおろそかにならないように。所々緊張を強いられるが、変化に富んだ面白い尾根道だ。マイナーなルートだと思っていたが、意外にすれ違う登山者も多かった。ツツジ新道よりもシロヤシオなどとの距離が近く感じられるのも好ましい。

檜洞丸の青ヶ岳山荘に宿泊。結果的には一日でも歩けたコースだったが、山中に一泊すると朝晩の一番美しい時間を山中で居ながらにして楽しむことができ、その価値は十分にあると思う。

<豊かなブナの林が残る石棚山稜から箒沢>
当初ツツジ新道を下る予定だったが、小屋の方の勧めに従い、豊かなブナの林が残る石棚山稜を箒沢に下るコースに変更。ここも同角山稜と共にややマイナーなルートだが、その分誰ともすれ違わず静かな山歩きが楽しめた。ミツバツツジやシロヤシオも魅力だが、このコースではなによりブナの大木がたくさん残っていることが素晴らしい。檜洞丸からテシロノ頭を経て石棚山までは同角山稜と異なりたおやかな尾根だが、県民の森への道を分けて箒沢への下りにかかると、一転雨でえぐれ、岩がゴロゴロしている急傾斜となる。痩せたところはさほどないが、ここも慎重に下りたい。

ルート定数55.3、主観的グレード6B

これで6週間連続登山。梅雨入り前のかき入れ時?

登山中の画像
  • 鮮やかな新緑の中、あちこちに藤の花が咲いている
  • 新青崩隧道は長さ327mだが、屈曲しているため出口が全く見えず、ヘッドランプ必須
  • ユーシン渓谷の碧い水
  • ユーシンロッジ 現在は休業中とのことだが、スタッフが入って作業をしていた
  • 同角山稜に取り付くといきなり急登
  • 大石。上に登ると展望が開ける
  • ザレたやせ尾根が続き、クサリ場やはしごも出てくる
  • 大石山
  • 大石山山頂直下のザレ場につけられた長いクサリ(下から見上げたところ)。滑るので慎重に
  • 登山道のあちこちにシロヤシオツツジが散っているのだが、標高1350あたりから樹上に花を多く残した株がたくさん見られるようになった
  • ザレたやせ尾根の急登をなぐさめてくれるミツバツツジ 尾根が痩せた足場の悪いところほどたくさんつつじが咲いているように思えたのは気のせいだろうか?
  • アセビの新芽も彩り豊かで楽しい
  • シロヤシオ
  • 長いはしご。少し高度感があるが慎重に進めば問題ない
  • ミツバツツジ
  • ザンザ洞キレットに掛かる木の橋。緑に覆われて目だたないが、足下はすっぱり切れ落ちている。この辺りまでが同角山稜の核心部だろうか
  • 崩壊した登山道を巻いて進む
  • 気になっていたピラミダルなピーク、同角ノ頭に登頂
  • 同角ノ頭で初めて花を落としていない満開のシロヤシオに出会う
  • バイケイソウの群落の中、檜洞丸山頂に向かう
  • 本日お世話になる青ヶ岳山荘
  • 今日登ってきた同角ノ頭を満足しながら眺める
  • 朝焼けを背景に蛭ヶ岳
  • 熊笹ノ峰を経て大室山
  • 朝焼けの富士山 昨日は曇っていて全く姿が見えなかったが、今朝はスッキリとみることができた
  • 朝焼けに映えるブナの木
  • シロヤシオは昼の強い光ではなく、朝の爽やかな光に良く合う
  • 石棚山稜は豊かなブナの大木に覆われている魅力的なコースだ
  • たおやかな尾根道も石棚山まで。玄倉への道を分け、箒沢に向かうと一転して雨で浸食された急斜面となる。登りの方が安全だろうが、傾斜もきつい。
  • 急激に高度を下げていくが、ようやく沢に出会う
  • おまけ 樹齢2000年と言われる天然記念物「箒杉」
参考になった 12

※この登山記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

すてぱんさんの登山記録についてコメントする

関連する現地最新情報

  • 蛭ヶ岳山荘 ~丹沢
    蛭ヶ岳山荘
    山頂では、ホタルブクロやシモツケなど夏花がきれいに咲いています。熱中症対策をして下さい
    20年08月03日(月)

登った山

類似するモデルコース

関連する登山記録

もっと見る

すてぱん さんの他の登山記録

もっと見る

参考になった 12

※この山行記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

[このページのトップに戻る]

こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

晴時々曇
明後日

晴時々曇
(日本気象協会提供:2020年8月9日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW 新素材&定番! レインウェアの2アイテムを比較
新素材&定番! レインウェアの2アイテムを比較 ザ・ノース・フェイスのレインウェア2つをギアライターが雨の中でテスト。新素材と定番、それぞれの特徴をチェックしよう!
NEW グレゴリー「スタウト/アンバー」のモニターレポートをチェック!
グレゴリー「スタウト/アンバー」のモニターレポートをチェック! 背面長が調整できるザックの背負い心地は? モニターレポート1人目のめりぃさんは那須岳に登ってその“スゴさ”を実感!
NEW 御嶽山の登山道を守る活動 参加者募集!
御嶽山の登山道を守る活動 参加者募集! 岐阜県で御嶽山の登山道を守る取り組みがスタート。編集長萩原、五の池小屋主人と登る特別企画で参加者を募集!
NEW 高橋庄太郎さんがシーツ2種をチェック!
高橋庄太郎さんがシーツ2種をチェック! コロナ禍の山小屋泊でニーズが高まるシーツ。2種を取り寄せ、寝心地をチェック。シーツ選びの参考に!
NEW 入賞作品発表!最優秀賞は『火の山と星空』
入賞作品発表!最優秀賞は『火の山と星空』 「みんなの‟とっておきの山写真”フォトコンテスト」の入賞作品11点が決定。編集部からのコメントと共にお楽しみください。
ロープウェイで登れる百名山
ロープウェイで登れる百名山 ロープウェイやリフトなどを使って、一気に標高を稼げる百名山はいくつあるかご存知?
山のテッペンで泊まる醍醐味を味わう
山のテッペンで泊まる醍醐味を味わう 山頂からの星空、日の出、日没を味わいたいなら、山頂に泊まるのがいちばん! 山頂に泊まれる山をピックアップ!
山小屋を支援しよう【山小屋エイド基金】
山小屋を支援しよう【山小屋エイド基金】 コロナ禍で営業できない山小屋を支援するため、クラウンドファンディングを立ち上げました。ご協力をお願いします(外部リンク)
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS スマートフォンの普及で高価で手の届かなかったGPS機器が誰でも使える! 初心者向けのノウハウから裏技まで、登山アプリとス...
山岳防災気象予報士が教える山の天気
山岳防災気象予報士が教える山の天気 気象遭難を避けるためには、天気についてある程度の知識と理解は持ちたいもの。登山が知っておくべき、山と天気の関係を解説。
田中陽希さんの3百名山の旅を一気読み
田中陽希さんの3百名山の旅を一気読み 2018年1月から「日本3百名山ひと筆書き」に挑戦中の田中陽希さん。掲載してきた旅先インタビューをまとめました
萩原編集長のヒマラヤ未踏峰挑戦記
萩原編集長のヒマラヤ未踏峰挑戦記 NHKのTV番組でおなじみ萩原編集長、2013年秋にはネパール・ヒマラヤ未踏峰、「アウトライアー」に総隊長として参加。そ...