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平標山へ LET'S GO !

平標山( 上信越)

パーティ: 2人 (やぎやぎ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

霧雨のち曇のち晴

利用した登山口

平標登山口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 関越・月夜野ICより三国街道で平標山駐車場を目指す
駐車場料金は帰りに600円払います。水洗のトイレが完備

この登山記録の行程

平標登山口(08:50)・・・松手山(10:40)・・・平標山(12:10)・・・平標山乃家(12:50)・・・登山口(14:35)・・・平標登山口(15:30)

コース

総距離
約10.6km
累積標高差
上り約1,138m
下り約1,138m
コースタイム
標準5時間30
自己5時間30
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

月夜野を降りて三国峠へ向かう途中までは晴れ、トンネルを越えると雨…そんな天候不順の中、平標山の花を目当てに訪れました。(街道沿いの気温計15度・4月下旬並みに低い)
駐車場へ着くと天候を反映してか全体の30%程度の駐車率。スタート地点からタニウツギが花盛り、肌寒い霧雨のなかのスタートです。
駐車場を起点に松手山〜平標山〜山の家経由の周回で周ります。
登山口をはいると直ぐミズナラやブナの林の急登が始まります。3・4組のパーティが登っていきます。林のなかには、タニウツギや山ツツジが咲き、足元にはマイヅルソウやアカモノが花盛りです。マイヅルソウに混ざりクルマバソウもみられます。
しっとり、ひんやりとした林を登って15分もすると、周りが明るくなったように感じました。振り返ると苗場プリンスのタワーやドラゴンドラ・ステーションが見え、青空ものぞきます。天候は回復していくようにおもわれました。
展望は利かない登りが続き霧のなかから鉄塔が現れました。風が通る場所なのか少し風を強く感じました。休憩しているグループも多かったですが、身体が冷えそうなので先をいそぎます。
松手山につくとガスで展望は無いけれど、さらに明るくなってきているように感じました。
路肩の崩れた道があり、谷側によらないよう気をつけて歩きます。山側にはイワカガミが咲き始め、その中には、イワナシもみられました。この辺りのアカモノは蕾のものが多かったです。ウラジロヨウラクは咲き始め。ナナカマドが白い花を鈴なりにしているのを多く見かけました。楓類も多く錦秋が楽しめそうです。群生していたアズマシャクナゲは終花に近かったなあ…風衝地帯なのか背丈の低い木々が増えていきます。
ここを過ぎて稜線に出るとガスは濃くなり平標山への展望が開けるはずの辺りに来ると、白根葵(1株)やハクサンチドリ(咲き始め)やヨツバシオガマがお目見えします。ハクサンイチゲの群落も綺麗な花を咲かせているのにゆっくり見物している余裕はなさそうです。雨が強くなり、レインウエアを着用します。雨はひどくなるいっぽうで風も出てきます。そんな中をシャツ1枚でリュックも持たないずぶ濡れのカップルとすれちがった時は驚きました。こちらも撤退するには来すぎているので山小屋を目指し歩きます。ガスで見通しが利かないけれど、雨にぬれた草花は瑞々しく美しい姿をみせてくれました。平標山〜仙ノ倉間の花畑をあきらめて平標山の家へいそぎます。
長い木道の階段を下っていくと左手に雪渓が見え、白い雪原がひろがっていました。雪解け直後とみられる場所にはイワカガミ・チングルマが次の出番待ちの様子です。この雨の中でも平標山を目指す人は、かなりいました。
やっとの事で山の家へ着くと…安堵感がひろがりました。ホットコーヒー(400円*2)で一息いれます。小さな1軒屋のログハウス風の小屋は入口をはいると土間でマキストーブが置かれておりアットホームな雰囲気です。よく考えてみると写真を撮っている時以外は大きな休憩時間をとっておらず4時間近く必死に歩いてきたようでした。寒さもあったのか手の痺れも感じました。小屋の隣は避難小屋になっており2000円で泊まれるようです。道中の出来事を小屋の方に聞いて頂き、今年は花の開花が全体的に1週間以上早いようだと聞きました。晴れていたら、谷川岳や富士山の展望が望めることや山頂の花畑の様子を聞き、是非また訪ねよう(リベンジ)とおもいました。
のんびりしていたら、続々と到着したお客様でいっぱいになっていきます。心も身体も温まって外へ出たくなくなりますが、日帰りなので小屋を後にします。小屋を出ると雨は止んでいます。小屋周りには出番待ちのハクサンシャクナゲが蕾を膨らませていました。三国山方面ならまだ白根葵が見られるかも…とききました。
小屋を出て直ぐ、オオカメノキとムラサキヤシオの綺麗な群落がみられました。ウワミズザクラやダケカンバの林床下はユキザサやツクバネソウ・マイヅルソウ・ミツバオーレンなどで花盛りです。
花の山はまだまだ賑わいそうです。
「一輪咲いて 一輪咲いて その時を待って 明日また咲くために 守ってください 花 平標山」と
駐車場脇にしるされているのが、印象的でした。
(帰路、街道の気温計を見ると朝より低い11℃)

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
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みんなのコメント

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  • 今日行ってきたけどこんなに認識できない。すごいね!

  • Goshawk_watcherさん お疲れ様でした。コメントありがとうございます。
    わからない花は、ひとまず写真に撮って、後から調べています。
    平標は、初めて出会う花が、とても多くて楽しく・・ハードな山でした。

登った山

平標山

平標山

1,984m

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