行程・コース
天候
晴れ(朝から空なりが聞こえるが雨雲はなし、11時頃から少しあやしかったが降られず)山麓15℃→27℃、虫除け対策と紫外線対策の日焼け止め・サングラス着用を!!
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
関越・月夜野ICより三国街道で平標山駐車場を目指す
駐車場料金は帰りに600円払います。水洗のトイレが完備
この登山記録の行程
平標登山口(08:20)・・・登山口(09:25)・・・平標山乃家(10:35)・・・平標山(11:30)・・・仙ノ倉山(13:00)・・・平標山(13:40)・・・松手山(14:55)・・・平標登山口(16:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
我ながら感心しつつ…先週見られなかった天空の花畑をリベンジしてきました。
朝8時前に着くと駐車場は、ほぼ満車近く第3駐車場へ通されました。入口近く迄つめ詰め状態で溢れた車は、空き地へ案内されていました。
松手山まわりとは、逆周りでのスタートです。先週は弱々しかった春ゼミが元気に鳴いています。空も夏色、気温も気分も急上昇⤴︎⤴︎。
川沿いの針葉樹林の下は日光を遮り快調に歩みを進めます。クルマバソウやヤグルマソウ・エンレイソウ・ラショウモンカズラがみられました。同行グループは2・3組しかおらず、ポピュラーなのは松手山まわりのようです。樹林帯を出て林道へ出ると蒸し暑くなりました。ここから登山口まで40分程あります。付近のオオカメノキやタニウツギは早くも花を落としタニギキョウが蕾をつけていました。もう下山してくるソロの方と何人かとすれちがいます。
登山口から山の家までは長い階段の上りが1時間ほど続きます。整備のされた木段は歩幅も狭くテンポよく歩けますが、結構きつい…。ユキザサにかわりマイヅルソウがたくさんみられました。長い急登は息が上がりますが、登るにつれて展望が開けていくので励みなります。こちらからも苗場スキー場全体が見渡せました。岳樺の白っぽい幹が濃くなった緑に映えてとても綺麗です。
しかし、たかってくる虫が多くてとても歩きずらかったです。虫除けスプレーなんて物ともせず(体当りで)寄っていらっしゃいます。男性より女性の方が化粧するぶん寄ってくるらしいので、この時期はネット着用をお薦めします。(ただし、ネット中に入いられたら意味なし…)
平標山の家へ着くと残雪の残る平標山への展望が目の前に広がり圧巻です。霧でなにも見えなかった時とは大違い高揚感が増します。新緑の木々と残雪の上を猛禽類(鷹?ワシ?)が悠々と旋回していきます。暫くこの景色に見入ってしまいました。冷たい天然水の水槽にはビールやジュースが美味しそうに浮いているので、昼前からビールとはいかず、CCレモンをいただきました。ここで購入したカン・ペットボトル類は引き取ってくれます。
山の家の周りでは、ハクサン石楠花の蕾やユリ・ラン科の葉が伸び始めていましたから益々、賑やかになるでしょう。山の家を後にすると、木道階段ののはじまりです。イワカガミやチングルマ・綿スゲの花は、だいぶ増えて満開まではもう少しといったところでしょうか。
平標山まで花を愛でつつ登っていくとベンチが2ヶ所あったはず…と山頂手前ベンチで昼休憩をとります。この頃から少し雲が増えてきました。山頂へ着くとたくさんの人で賑わっていました。頂上からは、東西南北に伸びる笹原の稜線が気持ちよく広がり仙ノ倉山への展望と花畑を一望できます。ここから仙ノ倉山までは1時間強かかるので、伸び行く稜線は遠く思えて、ここまででもいいかなぁと・・お花畑をまず見ておきます。噂に違わぬ花畑が稜線上にむれ咲き、リベンジ登山をした甲斐がありました。皆さんカメラを構え撮影会さながらです。立ち止まると鞍部では風が強いので、ブレーカーを一枚羽織り体温低下を防ぎます。木道階段の両側にハクサンイチゲとハクサンコザクラ・ミヤマキンバイ・ヨツバシオガマが一面に咲き広がり、青い空と雪原に映え、多分初めて見るお花畑の光景です。風衝地の笹原に雪解けを待って一斉に咲いてくれた花々に感慨をおぼえます。
ハクサンイチゲやハクサンコザクラに誘われるように歩いていくと仙ノ倉山手前のピークが見え、騙されるように、ひとまずそこまで登っていけます。腰丈ほどのタカネナナカマドやミネカエデ・ミネザクラ・笹原の道を抜けると仙ノ倉山が見えてきます。これだけ、紅葉する木々が稜線上にあるのですから錦秋は又美しいに違いありません。
ここまでくると、もうちょっと頑張る気になり登りきれました。ハクサンイチゲもいざないます。
仙ノ倉山からは谷川岳はもちろん苗場山などが見渡せ、馬の背のような稜線が山々へのびています。日常とかけ離れた光景に脱帽です。雲が増えて北アルプス・富士山は見えませんでしたが大・大満足。きっとリピーターになるでしょう。
平標山へ戻る鞍部の辺りで、「仙ノ倉山は今、見えているところ?」と聞かれました。仙ノ倉山へ脚をのばすのを躊躇しているようです。私も躊躇しましたが、天気も良いし、せっかくここまできたら、もったいないので登頂を勧めました。
平標山から松手山へは咲き始めのハクサン石楠花やハクサンチドリ・オノエランが見られました。ハクサンチドリは崩壊地に溢れるように咲きひろがっているので見落としそうです。先週は霧で何も見えませんでしたが、高度感たっぷりの道をのぼってきていたようでした。長く急な下りは脚にきつくヘロヘロ、最期はもつれつように下りてきました。このコースを下りに使うのは、自分には、むかないかな…と思われました。
段々雲行きが怪しくなり、空なりもしましたが雨の気配はなく降りてこられました。
平標山〜松手山〜鉄塔の間に路肩崩壊が進んでいるところが2〜3ヶ所ほどあるのでご注意ください。
特に難しいところはありませんが、kids連れのファミリー層は少なかった気がします。平標山頂上まで3時間強かかり、急登が多いのと山小屋が少ないのがネックなのかな・・・(やっぱり日帰りで10k超歩くのはキツイ…)
〜この先も平標山ではユリ・ラン科の花々やウスユキソウ・ハクサン石楠花が開花してきて山肌を彩り、まだまだ賑わいそうですよ〜
フォトギャラリー:40枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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