行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
小田急線・伊勢原駅からバス→「大山ケーブル」バス停
この登山記録の行程
大山ケーブルバス停(07:11)…大山ケーブル駅(07:25)…阿夫利神社下社(08:01~08:13)…16丁目・追分分岐(08:51)…25丁目・ヤビツ分岐(09:17)…大山山頂(09:27~10:33)…見晴台(11:38~11:52)…阿夫利神社下社・階段下(12:14)…大山ケーブル駅(12:40)…大山ケーブルバス停(12:48)
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※かかった時間/「山と高原地図」コースタイム
大山ケーブルバス停(07:11)
0:14/0:15
大山ケーブル駅(07:25)
0:36/0:40
阿夫利神社下社(08:01~08:13)
0:37/0:30
16丁目・追分分岐(08:51)
0:26/0:35
25丁目・ヤビツ分岐(09:17)
0:10/0:15
大山山頂(09:27~10:33)
1:05/0:50
見晴台(11:38~11:52)
0:22/0:20
阿夫利神社下社(12:14)
0:26/0:30
大山ケーブル駅(12:40)
0:08/0:10
大山ケーブルバス停(12:48)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
丹沢の東端に座する独立峰・大山へ、今年初の登山をしてきた。
今回の目的の第一は、阿夫利神社への初詣、第二に山頂での山メシだ。1年の始めにあたるので、王道と思われるコースを辿った。
【登り】大山ケーブルバス停→こま参道→女坂→大山寺を経由→阿夫利神社下社で参詣→1丁目から表参道→山頂で奥の院に参詣
【下り】山頂→雷ノ峰尾根→見晴台→阿夫利神社下社→女坂→こま参道→大山ケーブルバス停
先月中旬に降った雪はだいぶ消えていたが、山頂付近では雪や泥が凍っていてアイゼンが必要だった。
さて、1月2日の朝。いつもの丹沢・大山フリーパスを使い、伊勢原駅からバスに乗った。大山ケーブルバス停に着いたのは朝7時前だが、既にこま参道に近い駐車場は満車になっている。さすが正月。
昨年も1月2日に来ているのだが、その時と同じく、バスを下りてまずは昇ったばかりの朝日を撮影した。元日は寝坊して日の出を拝まなかったので、気分的には初日の出だ。
バス停付近でトイレとストレッチを済ませ、7時11分に出発。女坂を経由して、阿夫利神社下社に着いたのは50分後の8時1分だった。こま参道も女坂も、いつもよりずっと人が多い。朝早いのに小さい子供を含む家族連れが何組もいたことに驚いた。
阿夫利神社下社ではいつもの通り参詣し、大山名水をいただいた。阿夫利神社の神様、昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
初詣らしくおみくじを引くと、小吉だった。持参した昨年のお守りを神社に納め、少しだけ身を軽くしたところで、拝殿左手にある登山口に向かった。
前回はかごや道を行ったが、今回は年初なので最初から表参道を進む。1丁目の門をくぐり、急な階段を登り切った2丁目から岩の登山道をどんどん登る。8丁目の夫婦杉を過ぎ、16丁目でかごや道経由の道と合流。16丁目の広場を抜けた先にある、いつでもぬかるんでいて滑りそうになる道は、凍っていて逆に歩きやすかった。昼になると、溶けて泥に変わるんだろうな……
そのぬかるんでいる箇所を抜けると、17丁目に入る手前あたりから登山道の両脇にちらほら雪が見え始めてきた。
20丁目の富士見台からは、三ノ塔の向こう側に裾まで広がる富士山の姿を見ることが出来た。ここは富士山の絶景ポイントだが、大山は別名雨降山というだけあって雲がかかることが多く、見える時より見えない時の方が多い。
だが、見えた時の景色は素晴らしい。この日は、今まで富士見台から見た富士山の中でも一、二を争うほどの見事な姿だった。思わず「一富士……」と口をついて空を見上げたが、さすがに鷹は飛んでいなかった。
25丁目のヤビツ峠分岐では、アイゼンを装着している方がいた。その方が下っていったイタツミ尾根(至・ヤビツ峠)を覗き見たが、登山道が白く覆われていて、さらに凍っていた。イタツミ尾根にやたら立っている「滑りやすいので注意してください」の看板を思い出すに、この尾根を冬期に歩くならアイゼンは必須なんだろう。
25丁目から山頂の間は、所々凍っているもののアイゼンなしでも何とか歩ける。ただし下りではアイゼンがあった方が絶対に良い。凍っている部分が多く、27丁目の鳥居と28丁目の鳥居の間をつなぐ石段で滑って転んでいる方がいた。
27丁目から御中道を通る場合にもアイゼンは必須だろう。
山頂は雪があったものの、皆が歩くところは既に溶けて泥になっていた。時刻は9時半。少し混雑していたが運良く空いているテーブルを見つけ、そこで今年初の山メシタイム!
今回はビーフシチューにパン、食後に正月らしくおしること緑茶をいただいた。ビーフシチューはフリーズドライでお湯を注ぐだけ。パンは、同行者さんが前日に小麦粉から作ってくれたものを、網でこんがり焼き色が付くまで焼いた。パンにはガーリックがきいていて、ビーフシチューによく合った。
食後のおしるこは、あんこからコッヘルでことこと煮込んだ本格派。それによもぎ餅を入れ、熱々のところをいただいた。本当に美味しかった。いつもごちそうさまです……!(自分はフリーズドライのビーフシチュー担当なので、ほぼ何もしていない……)
登頂した時にはしまっていた奥の院は食事している間に開いていたので(10時に開扉のようだ)、食後はまず奥の院にお詣りした。
その後、山頂東側の広場にあるトイレ(無料)で用を足し、雷ノ峰尾根を通って見晴台を目指した。トイレは冬期に閉鎖されることもあるらしいが、この日は問題なく利用できた。
雷ノ峰尾根に入ってすぐ、「この先は氷や泥でかなり滑るから勧めない」と忠告してくれる方と出会った。自分たちのすぐ前を歩いていたグループへの忠告だったが、一緒に話を聞いてみた。昨年も冬に同じ道を歩いているので様子は大体わかるが、どうやらその時よりも凍っている範囲が広そうだ。すぐ前にいたグループは街用のスニーカーだったので山頂へ引き返して表参道から下るルートを選んでいたが、自分たちは軽アイゼンを装着してそのまま進むことにした。
しばらくは、雪か、泥が凍りついているような固い道が続いた。アイゼンがあれば特に問題はなく、ざくざくと爪を立てながら下りていく。
だが、やがて溶けた泥で出来たような道に変わった。特に、唐沢峠へ向かう分岐を過ぎた辺りから泥がひどくなる。周囲の景色を見る余裕はなく、足元に注意を払いながら慎重に下りた。
さらに下って見晴台が近付いて来る頃は乾いた道となって歩きやすくなるが、見晴台の直前直後と見晴台は再び道に霜が下りて凍っている箇所があった。
悪路のせいで、見晴台には普段よりも時間をかけての到着となった。アイゼンは既に脱いで手に持っていたが、ここで丁寧に泥を落としてザックにしまう。
見晴台ではここを終着点として休憩している方が多かった。
見晴台から阿夫利神社下社に戻り、再び女坂を通って山を下る。ちょうどお昼過ぎなので大勢の人が行き来しており、混雑していた。ぶつかったりぶつかられたりしないよう慎重に階段を下り、こま参道を抜けて大山ケーブルバス停に着いたのは12時48分。伊勢原駅までの直行バスが停車していたので乗車し、伊勢原のお隣、鶴巻温泉に移動して汗を流して帰路についた。
去年に引き続き、初登山・初詣となった大山。今年の上半期は私事が忙しいのだが、健康な身体で楽しく山登りができますように。
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装備・携行品
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カメラ | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
非常食 | 行動食 | 軽アイゼン | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 |
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