牛岳スキー場下部の雪はとけ、ゲレンデを頂上に向かう道路は途中まで見えているが、頂上まで行けそうに無い。引き返し、牛岳温泉健康センターからキャンプ場へ続く道をいく。途中、「この先通行止め」の標識の横をすり抜け除雪された道を、頂上へ車を走らせる。

　10:10　頂上(赤トンボ広場)に到着。牛嶽の登山口へ続く林道は除雪されておらず、ここで車を駐車、GPSの電源を入れ登山を開始する。10:30　林道の二本杉への分岐に到着。先行していた(金田さん)夫婦に追いつく金田さんはゲレンデの一番下から、約1時間かけ登って来たそうだ。10:55　赤トンボ広場から1.8km、二本杉の登山口に到着する。スタート地点は緩やかな下り、50cmほどの雪の上を歩く。途中から序ヶに登りとなり、20分ほどで林道の分岐に到着。分岐点から二本杉までの道は、富山平野や立山連邦の眺めを楽しみながら林道を進む。
　　　　　　　　
　二本杉の登山口から杉林の間をぬうようにして、雪面を登る。少し登るとブナ林へ替わり、木々の間から周囲の山々が見え隠れする。しかし、細尾根の東斜面の雪は崩れ、雪庇を乗り越える時は少々緊張する。頂上直下9合目ぐらいだろうか、東側の展望が開け、立山連峰一望の大パノラマが広がる。11:50　牛嶽大明神の建つ頂上に到着。頂上北側は1mを超える積雪が残り、狛犬の土台や鳥居も半分以上が雪の下に隠れている。

　頂上の気温は6℃、風も吹き、日なたに居ないと寒い。寒さに堪えながら祠の裏手で、正面に金剛堂山、その隣りに白木峰を眺めながら昼食を取る。12:40　寒さで手がかじかんできたので、早々に下山する。雪を踏みしめての下山途中、満開のマンサクの花に、春の訪れを感じる。二本杉まで下り、林道の途中おしゃれに山歩きを楽しむ山ガ～ル二人組とすれ違う。また先行し下山した(金田さん)夫妻にも追いつき、最近登った山の話をしながら赤トンボ広場まで雪道を供にする。13:40　山頂から1時間で赤トンボ広場に到着。時間も早いので、先週見れなかった久婦須川ダムの桜と小井波の水芭蕉を見るため、山田村から八尾町桐谷へと車を走らせた。