【コース状況】
全体的に危険個所はありません。
スノーシューを楽しむ方がたくさんいらっしゃいます。
トレースがしっかりしており、今回のコースは踏み固められていて足の踏み抜きはありません。

気温が低く、風が強いので、防寒対策を万全に。
それぞれの山頂への登りは雪の急登なので、前爪つきのアイゼンがあったほうがよいと思います。

■ロープウェイ山頂駅～北横岳ヒュッテ～北横岳
北横岳ヒュッテから北横岳までは急登。
前爪付きのアイゼンがあったほうがよい。
北横岳山頂は強風。防寒をしっかりと。

■ロープウェイ山頂駅～縞枯山荘～縞枯山
縞枯山荘までは平坦
縞枯山への登りは樹林帯のやや急な登り。

■縞枯山～茶臼山
樹林帯のアップダウン。
コメツガの木に雪が積もり、重さでしなって登山道をふさいでいる個所が多数。
ざっくピッケルやストックを指していると引っかかって歩きにくいです。
荷物はできるだけシンプルに。

【感想・コメント】
北八ヶ岳の北横岳、縞枯山。
南八ヶ岳の険しい山容とは異なり、こちらは緩やかな姿を見せてくれています。
ロープウェイで一気に標高2240mまで登れるので、夏はハイキング、冬もスノーハイキングで人気です。
特に冬は手軽に樹氷が楽しめたり、スノーシューでふかふかの雪の上を歩けるので、雪山初心者の方に最適です。

今回はロープウェイを利用して、北横岳～縞枯山～茶臼山の３つの山頂を巡るプランで。
ロープウェイを下りると、そこはもう銀世界。

それぞれの山頂からはすばらしい展望が楽しめます。
この日は天気が良かったので、八ヶ岳はもちろん、南・中央・北のすべてのアルプスの山並みが見えます。
富士山みたいな形をした蓼科山が美しいですね。
そして、浅間山も近い！

快晴の北八ヶ岳は景色も楽しめ、樹氷も美しく、えびのしっぽも芸術的でとても楽しいです。
危険個所はほとんどないので、これはおすすめですね。
ただ、気温がものすごく低く、風もものすごく強いので、完全な冬のウェアが必要です。
また、それぞれの山は急登なので、前爪があるアイゼンが必要かと思います。