行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
三峯神社(10:40)・・・妙法ヶ岳分岐(11:05)・・・炭焼平(11:30)・・・霧藻ヶ峰[休憩 10分](12:30)・・・お清平(12:55)・・・前白岩山(14:10)・・・白岩小屋跡(14:30)・・・白岩山[休憩 10分](15:00)・・・大ダワ(15:50)・・・雲取山荘(16:15)
【2日目】
雲取山荘(06:25)・・・雲取山[休憩 20分](06:50)・・・小雲取山・・・雲取奥多摩小屋(07:50)・・・ブナ坂[休憩 10分](08:15)・・・七ツ石山(08:45)・・・千本ツツジ[休憩 10分]・・・巳ノ戸の大クビレ[休憩 10分](10:15)・・・鷹ノ巣山[休憩 20分](10:45)・・・縦走路分岐(11:25)・・・榧ノ木尾根分岐(11:40)・・・榧ノ木山・・・倉戸山[休憩 10分](12:50)・・・熱海(13:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は、紅葉を楽しむため、23年ぶりに雲取山に行ってきました。山頂部のカラマツや中腹部の広葉樹の紅葉がとても綺麗でした。また、二日目は、とても風が強かったですが(木枯らし一号だったそうです)、快晴で稜線から富士山や奥秩父、南アルプス、丹沢の山々の眺望も楽しむことができました。
経路は、林道歩きを避けるため、三峯神社から入り、下山は、鴨沢へ下るのでは少し短すぎるし、石尾根を奥多摩駅まで下るのでは少し長すぎるので、鷹ノ巣山から広葉樹の森がとても美しい榧ノ木尾根を下山することにしました。なお、榧ノ木尾根は昨年の同じ時期に下山して、倉戸山の手前で路に迷ってしまった尾根です(「東日原→鷹ノ巣山→倉戸山→倉戸口(2014秋)」参照)。
(三峯神社から雲取山荘)
三峯神社から霧藻ヶ峰あたりまでは、美しい広葉樹のたおやかな登山路で、紅葉を楽しみながらゆったりと登って行くことができました。霧藻ヶ峰からはアップダウンを繰り返しながら高度を上げていきますが、広葉樹林からツガやシラビソの針葉樹林に変わり、奥多摩から奥秩父の様相に変わっていきます。なお、昭文社の「山と高原地図」の「奥武蔵・秩父」の「前白岩の肩」の位置が、1580mの地点につけられていますが、実際はもう少し先です(実際の標識には、正確な数字は忘れてしまいましたが、1700m台の数字が書かれていました)。
宿泊に利用した雲取山荘は、紅葉の季節なのでかなり混んでいましたが、布団は一人一枚を確保できました。トイレ(水洗)、洗面所は外にあります。また、山頂での日の出に合わせて、5時から朝食が食べられます。
(雲取山荘から鷹ノ巣山)
翌日は、冒頭にも書きましたが、朝から強風で、雲取山荘を出ると風の音も大きく、また、木も大きく揺れていて、どうしても先行きに不安を感じざるを得ませんでした。しかし、雲取山の山頂からは、富士山をはじめ奥秩父、南アルプス、丹沢の山々が眺望でき、また、天気も強風でしたが快晴で、気分も一気に明るくなりました。なお、他の奥多摩の山とは違って、さすがに雲取山からは南アルプスの全域の山々が大きく見え感動しました。
山頂からブナ坂までは広いは稜線の路(石尾根の防火帯の路)でカラマツの紅葉と眺望を楽しみながらの楽しい山歩きとなりました。強風にカラマツの茶色い葉が一面に流されていてとても印象的でした。七ツ石山から鷹ノ巣山避難小屋までは石尾根縦走路の巻道を紅葉を楽しみながら歩きました。
(鷹ノ巣山から榧ノ木尾根)
鷹ノ巣山からいよいよ、昨年の同じ時期に路に迷った榧ノ木尾根に入っていきます。鷹ノ巣山から榧ノ木尾根への最後の分岐の標識板(水根方面と倉戸山方面の分岐を示す標識板)を過ぎて暫く行くと小さなピークを巻くようになり、巻き終わった地点に標識板(写真に撮るのを忘れてしまったのですが、石尾根縦走路方面と倉戸山方面の二方向を示す標識板であったと思います。これ以後、正規の標識板は倉戸山までありません)があり、ここ以降、本格的な榧ノ木尾根に入っていきます。今回も榧ノ木山のピークが分からなかったですが、おそらく巻いたピークがそれではないかと思います。
この標識板以降は、落葉で踏跡を辿るのが難しい場所がいくつか出てきます。初めのうちは広葉樹のとても美しい森の中を歩いて行き、暫く行くと針葉樹の森に変わり、広葉樹が混ざりだすと小さなピークが現れますが、そこが倉戸山です。昨年は、ここで直進しないで尾根を外れて巻いてしまったのが路迷いの原因です。基本的には、倉戸山までは尾根道ですので、尾根を外さないように歩いて行きます。踏跡が分からなくなったら、落ち着いて赤いテープや杭を探して、踏跡を見つけていきます。また、途中で倉戸山方面を示す小さな標識も二つほどありました。
ここの広葉樹の森はとても美しく感動的でさえあります。昨年会ったサルの群れに今回は会えませんでしたが、サルの群れがいて何の不自然さも感じさせない雰囲気の素晴らしい森です。私としてはとても気にいっています。このため、是非、赤いテープでいいので、もっと標識を増やしていただけないかと思います。なお、昨年は下山途中で誰とも会いませんでしたが、今回は榧ノ木尾根への分岐以降で3組の下山者(いずれも単独行)に会いました。
倉戸山からは急坂を下って熱海に下山しました。
週末の天候に恵まれず、紅葉を楽しむ機会がなかなかなかったのですが、今回の山歩きで十分に紅葉を楽しめ満足しています。また、榧ノ木尾根もだいたいの様子が分かってきましたし、また、大変美しい尾根なので、また利用したいと考えています。
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