行程・コース
天候
曇りのち晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
厚木西ICより246号を経由し大山ケーブルカー駅・駐車場へ
到着時はガラガラ状態でしたが、下山してくると満車でした。
この登山記録の行程
大山ケーブル駅(08:00)・・・追分駅(08:15)・・・下社駅[休憩 10分](09:00)・・・16丁目[休憩 10分]・・・大山[休憩 30分](10:50)・・・唐沢峠分岐・・・見晴台[休憩 20分](11:50)・・・下社駅(12:40)・・・追分駅(13:00)・・・大山ケーブル駅(13:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
珍しく‥年も押し迫って登り納めに行く?…と選んだのは山頂制覇していない大山(下りが不安な時はケーブルカーを利用できるので…)予報は晴れですが、厚木西ICを降りると雨がパラパラ…えっ?
8時前…大山登山口へ着くとコインパーキングも第1・2駐車場(1000円)もガラガラでした。冷え込みが緩く今日も氷の華は望めそうにありません。それでも山へ来るとキリリとする寒さがあって気が引き締まります。大山コマ参道の階段を上っていくと柔らかな黄色い花のロウバイが甘い香りを漂わせていました。山茶花や椿の花も咲き、お土産店の並ぶ参道を賑やかに彩ります。先月ちらほらと咲き出していた十月桜は更に花数を増やしていました。迷わず女坂を進むと葉を落とし始めたミツマタの群生が現れます。「大山のミツマタ 鹿さん食べないで」と書かれた可愛らしい看板がありました。
大山寺まで来ると‥綺麗な紅葉を見せてくれた楓がすっかり落葉し寒々そう‥でもその分、空への広がりが大きくなりました。勾配のきつい階段が続きますが…カシ・シイ・ナラのドングリがたくさん落ちていたり、ヤブツバキが小ぶりの赤い花を咲かせ…目を引き楽しみながら上っていけます。
大山阿夫利神社へ着くと境内は茅の輪や正月飾りが整い神聖な空気が感じられます。
お祓い(左・右・左と自分で振る)をして道中安全御守(100円)をいただき入山します。杉林の急階段を上っていきます(登る間に2丁目の道標)。立派な杉や檜の大木はありますが鬱蒼と生えておらず意外と明るい印象を受けました。落葉樹も多く林床にはミヤマシキミやアセビが点在しています。丹沢・箱根・天城・奥多摩でアセビは広く自生しているようでよく見られます。落葉樹林のおかげか見通しの良くなった登山道からは江ノ島方向を覗かせます。○○丁目と彫刻された石の道標が28丁目まであると知らされて気が遠くなりました。
ツルウメモドキが黄色い実をつけ、ボタンヅルが白い綿毛になって落葉木に白い花を咲かせたように覆っていました。勾配がきつくなるにつれ寒さが増してくると(吐く息も白く)上着の調整が必要です。手袋をして上着のファスナーを閉めても暑く感じませんでした。お参りする人が多いせいか登山道は広く‥道標も細かくあり全般的に整っています。裸地化防止・植生保護のためのグレーチングがされた箇所も多く見受けられました。
浮世絵にも描かれ、富士山への眺望が絶景とされる富士見台…小田原方面と相模湾が望めたものの富士山は雲の中…山頂に着く頃には雲がはけることを祈って‥歩みを進めました。山頂直下に来ると霜柱やツララが現れ、うっすら雪をかぶった草木を目にします…山頂付近は、冬そのものでした。(山頂電波塔下に公衆トイレあり)
大山山頂に着くと少し雪化粧をした木々と‥相模湾の上に垂れ込めた黒い雲が、ものすごい勢いで流れていきます。天候が崩れるわけではなさそうですが、予想外の天候に戸惑います。サクサクと本社と奥の院のお参りをすませます。風もきつくじっとしていると凍えそう…と旦那さんに直ぐ降りようと言われましたが、ちょっと待ってもらって山頂を少し散策。F横の電波塔がある方へ目をやると・・白い木々が目に止まり、あれ?霧氷なんじゃない?…近寄っていくと小さいながらも霧氷になっていました。(旦那さんへ知らせてあげましたが、動かず…)更に奥へ進んでいくと丹沢・富士山方面への展望が広がっていました。しばらく雲が抜けるのを待ちます。残念ながらその姿は雲の中で拝めませんでしたが、北斜面に広がる霧氷と‥うっすら雪をかぶった丹沢山塊が見えました。満足して、戻ると江ノ島へ繋がるような相模川と相模湾・ランドマークが見えました。ガスってなかったら塔の岳で見た以上に海が近く感じられるような気がしました。(またおいで…ということかなぁ…)
雷ノ峰尾根は落葉した木々のおかげで日差しが届き明るく、海へ向かって下りていくようで…とても気持ち良かったです。陽光も柔らかく暖かいので上着を脱いでも大丈夫でした。低山には珍しくツガやモミの木の原生林が自生しており、特にモミの原生林は県下では大山に限られると表記されていました。
見晴台…日当たりの良い場所に相席させてもらって昼食とりました。風が強いので体温を奪われないように上着を重ねます。ここから見晴らせるのは、大山山頂と七沢方面の山々です。(見晴台という言葉につい期待しますが…)
以前、下社から見晴台までは来たことがあったのですが、登山道の大規模な工事がされてガラッと変わっていたので驚きました。落石防止のネットや滑落防止柵や手すり、腐食しない橋、見晴台までなら気楽に来られそうです。
帰りは男坂を下ります。男らしく?気合いの入った角度の階段がしばらく続き、登りの厳しさを感じさせました。これも人が手積みで作られた階段なのでしょう…すごいな‥。こちら側でもヤブツバキが多く見られました。旦那さんは膝サポーターのおかげか快適に下山してくることができたようでした。…しかし3週あけの登山は‥じんわり筋肉痛を残してくれました…(因みに、頂上本社での御朱印は戴けないようです。)
みな様 どうぞ良いお年をお迎えください。
フォトギャラリー:36枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 |
虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | トレッキングポール |
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