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福井のマッターホルン・冠山、白銀の雄姿を独り占め

冠山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 福井の池田町からアクセス。冬季通行止めのためナビの検索ができないため手前の能面博物館を目指す。過ぎたところに通行止めの看板があるが、実際には田代付近までは進める。ただし、早朝は凍っていたり悪路なので運転には注意。田代第一トンネル付近に車を停める。

この登山記録の行程

出発(8:15)・・・田代第三トンネル付近から尾根に入る・・・冠山(13:23)・・・冠山からまっすぐに下山・林道に出る(14:21)・・・林道をひたすら歩く・・・到着(16:40)

コース

総距離
約14.9km
累積標高差
上り約1,834m
下り約1,833m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

冠山に昔、行きそびれて以来、冠山は自分にとって特別な山になっている。
さて、どうせ行くなら雪山に行こうと積雪時の登山記録を探すものの圧倒的に情報が少ないと思ったら、どうも冬季は通行止めで近寄れないとのこと。
そんな中、やとうさんという方のHPを発見する。友人たちと登山された様子が掲載されていて、その中で、友人の方が「やはり田代尾根を末端から辿ってこその「雪の冠山」だ。」と発言されていた。なるほどごもっとも。深く感銘を受けたので、今回、やとうさん達がたどったコースを再現することにした。
登山開始から積雪。2月下旬の雪は湿っていて重い。でも、今年に入って何度か雪山に入っているが一番の積雪で、斜面では腰まですっぽり埋まるところがいっぱいあった。子供の頃から軽装でどこでも出かけていたが、今日は(特に帰り道)ワカンを持ってこなかったことを激しく公開する。
尾根伝いはとにかく長い。山を越えるたびに次の山が見えてくる。雪が締まっていないため、ところどころで体がすっぽり埋まってしまう。予定より1時間以上遅れて冠山峠の分岐までたどり着く。ゆっくりしたい食事をそこそこに冠山の山頂を目指す。冠山は福井のマッターホルンと呼ばれているが、積雪状態だとさらにそれっぽく見えて感動。しかし、そこまでがさらに遠く。また、登山道がないため、急こう配を登るものの、足がかりがなく何度心が折れそうになったことか。山頂では、雪庇を避けつつ尾根の細い道を恐る恐る渡る。場所的に滑落したらもう止まるところはなといった感じ。しかし、山頂に立った時の感動はひとしお。ここまでいっあし動物以外の足跡はなかった。おそらく周囲10km程度は無人で、周囲360度雪山が見渡せ、この大自然を独り占めと思うとなんて贅沢なひと時なんだと思った。
温かいコーヒーを飲みたかったが、時間が遅れているので、そのまま下る。登山コースを無視して直線で下る。というか滑り落ちる。1時間で林道に出る。ここからは林道づたいに戻ることになるが、思いのほか、林道には積雪があって、しかも、締まっていないため、一歩一歩にとても時間を要した。これほどワカンを欲したことはなかった。また、行きの尾根コースが生易しく感じるほど、林道が無駄に蛇行していて体力と気力を奪う。
膝まで埋まる中、なんとか歩きを継続して、スタートラインに戻ってきたのはもう日が傾くころだった。いやー疲れた。疲れたけど、久しぶりに面白い山登りだった。冠山に感謝。
次回は、普通の登山道を確認したいものだ。

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装備・携行品

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登った山

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