行程・コース
天候
曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
カドハラスキー場跡の駐車場までマイカー
この登山記録の行程
カドハラスキー場跡駐車場(07:10)・・・リフト終点(08:00)・・・シャクナゲ平(09:40)・・・荒島岳(10:50)・・・(11:50)シャクナゲ平(12:50)・・・・リフト終点(14:00)・・・カドハラスキー場跡駐車場(14:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年のウオーミングアップは前回の乗鞍で終わり。今回から本格的登山です。
今回は福井の名峰、荒島岳です。白山が石川県だとすると福井県唯一の百名山になります。
北陸近畿の百名山、白山、伊吹山の陰に隠れがちな荒島岳ですが、そこはやはり深田久弥が選んだだけのことはありました。
荒島岳の登山道は大きく4つありますが、今回は一番メジャーな勝原コースです。
しかし、この勝原コース、「舐めたらあかん!」ほどキツかった。
写真のキャプションにも「キツい」という言葉が頻繁に出てきますので悪しからず。
まず、カドハラスキー場跡の駐車場ですが、上と下を使えば40台ほど駐車可能でしょうか。私自身、荒島岳のことは、あまり知らず、今回たまたま行くためにコースを調べた程度でした。
コースの初めは旧スキー場から始まります。が、このコース全体を彷彿とさせるコンクリートの急登からスタートです。
しかし、これが地獄の急登の始まりだとは知るよしもありませんでした。
「ゲレンデが急登なのは仕方ないよねぇ。伊吹山とかでもそうだもんねぇ。その内、普通の登山道になるでしょ」などと軽く考えていました。
ところが月さん、いつもに無くかなりバテ気味の様子。確かにスキー場のゲレンデはキツかったけど「そんなに?」と思うほど最初から辛い様子です。一方、自分は「確かにキツかったけど、心地よいキツさ。眠っていた体を起こすのにはちょうどいい感じ」など思っていたので意外でした。後で聴いたのですが、月さんスタート直後に抜いた親子4人組に抜かれ返されたのが、かなりメンタルに来ていたようです。
50分ほどで旧カドハラスキー場のリフト終点に到着です。リフトの残骸が横たわっており、時代の流れを感じます。しかし、ここが真の登山口です。
「今まではスキー場だったからねぇ。ここからは普通でしょ!」と思ったのが甘かった。
行けども行けども勾配が緩む気配はなし。コースには多くの階段が作ってありますが、階段が作ってあるということは、階段がないと急すぎて登れないからなんですよねぇ。
とにかく荒島岳はネズコの階段か人工の階段かのどちらかで、緩い登山道なんて存在しません。でも、どこか、その急登を楽しんでいる自分がいるのに少々ビックリです。
ただ、この時期の登山の難しいのはレイヤリング。この日も天気予報は晴れでしたが、朝から曇っており風も結構あります。この日の服装は「暑くなるだろう」という予想のもと、コンプレッション長T、半袖Tシャツ、ウインドブレーカーの装備。予備としてレインウエアとフリースを持ってきました。
しかし、ウインドブレーカーを着ていれば暑くなる。かと言って脱げば汗が冷えて寒くなる。どっちつかずの気候で大変。おかげで帰ってきてから少々風邪気味です。
寒さに我慢してシャクナゲ平まで到着です。みなさん、ここで一息です。ここは各コースの合流地点です。また、ここから荒島岳まで稜線を歩くことになります。稜線を抜ける風が想定されるのでウインドブレーカーを着ます。
シャクナゲ平から先は、いままでの勾配が更にワンランクアップ!「こんなにキツいって聞いてましぇん((+_+))」
ここからは道も細くなり、すれ違いも交互となるところが増えます。お互いに譲り合いが大切です。
荒島岳山頂までは幾つかのピークがあり「あそこまで頑張ろう!あそこが山頂に違いない!」と思った事が裏切られ、心が何度も折れそうになるくらいです。それでも何とか山頂に到着です。山頂は結構広く、多くの人が休憩をとるのには十分です。しかし、今日は展望ゼロ!休憩無理なほど寒い。ということで記念写真撮影後はそそくさと下山です。
シャクナゲ平までおりてくると風もおさまり、気温も上がってきました。月さんも結構辛そうだったので、今日はここで昼食です。メニューはチキンラーメンとジャーマンポテトです。冷凍のフライドポテトとフリーズドライのガーリック、ベーコン、オニオンを混ぜ、とろけるチーズをのせれば完成です。少々、ガーリックが焦げてしまいましたが、なかなかの出来栄え!昼食終えるころになると天気も晴れ、山頂もクッキリ。さて、下山しようと北を見てみると残雪の白山がクッキリ!「山頂でこの展望だったら・・・」と思いながらも再び下ります。
今回、あまり予備知識なしに登った荒島岳でしたが、印象としてはくどいようですが「とにかく急登」。しかし、なぜか、この急登が嫌ではありませんでした。登った感を実感できるような急登だと個人的には感じました。
次回は北アルプス三大急登のひとつ、合戦尾根を有する燕岳です。今回の荒島岳とどちらが急登かでしょうか?知っている人がいたら教えてください。では次回、燕岳の登山記録で!
みんなのコメント