行程・コース
天候
晴れ時々曇り(朝14度:帰り25度)
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
圏央道・相模原ICから413号で日影沢橋・神の川ヒュッテを目指す。(ICから約1時間半)
神ノ川ヒュッテの駐車場は車道から山手にあり、犬越路への登り口となっています(駐車料金は300円)。
公衆トイレ(水洗)が近くにあり、豊富な水量がありますが飲料水ではありません。
登山届はヒュッテに駐車料金もポストへ
この登山記録の行程
日蔭沢橋(神ノ川)(07:00)・・・矢駄尾根分岐[休憩 10分](09:30)・・・檜洞丸[休憩 60分](10:20)・・・矢駄尾根分岐(12:00)・・・犬越路[休憩 10分](13:25)・・・日蔭沢橋(神ノ川)(14:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初夏の花・シロヤシオが綺麗な檜洞丸へ二年ぶりに訪れました。
丹沢は、急登が多くて歩行時間も長いのに人気があり、シロヤシオが咲くこの時期大変な混雑も予想できました。今後の参考のためにも北側(日影沢橋)から登りました。神ノ川林道を進むと右手にヤタ尾根への入り口があります。見落としそうな道標でしたが、道の反対側には立派な道標がありました。(ヤタ尾根分岐まで2時間半の直登コースとの表記があり!)
杉・檜(モミ•楓)の樹林帯を入っていくと長い急登の始まりです。ささやかな光が届く場所ではホウチャクソウやチゴユリ・マムシグサが見られますが、シキミの葉が茂る他は地衣類が元気。人けもなく熊鈴を鳴らして歩きます…と1時間ほど登っているとカップルにサクサクッと追い越して行かれ…あっという間に姿が消えて自分達との体力差を知ります。2時間ほど展望が利かない単調な急登に何度もくじけそうになり、犬越路経由にするんだったと後悔しきりでした。鳥のさえずりと川のせせらぎの音が唯一の救いで…さすがの旦那さんも心折れそうになってきた頃、嘘のように明るい広葉樹林帯に出ました。
橅や楓の森には優しい光が入り、鳥のさえずりも一段と大きく聞こえます。こんなところでネイチャーサウンドをとったら素敵かも…新緑のシャワーをふんだんに浴びながら登っていくと、足元に白い花びらが…ようやくシロヤシオがポツポツと見えてきました。(1300m前後)この辺りのシロヤシオは散り始めていました。…ふと、枯れ葉の上に薄白く光るものを発見。ニュキニョキと生える「ギンリョウソウ」に出会いました。こんなにゴソッリと咲くのを見たのは初めてでしたし、容姿も奇妙なので思わず笑いがこみ上げてきました。咲き終わりとなったヒナスミレやエイザンスミレ、蕾をつけたユキザサやツクバネソウなどが見られ…気持ちも上がってきました。青々と旺盛に生えるバイケイソウが顔を見せはじめたあたりでヤタ尾根分岐に飛び出します。
急に景色が開けて…人も増えて…なんだかキツネにつままれたような気分。「10分前には富士山の頭が見えていたんだよ」とベンチで休む先着者から聞き・・見られず残念には思いましたが、山中湖や大涌谷(後々、教えていただいた)がうっすら望め、目の覚めるような新緑に染まる山肌を見られたので気持ちがスッと晴れました。ベンチの後ろには鈴なりのメギの花(黄緑色)がありました。コイワザクラやキクザキイチゲは見られずじまいでしたが、ツルキンバイ・ワチガイソウ・マイヅルソウが見られました。陽当たりの良い斜面にへばりつくように咲くシロヤシオや咲き始めのトウゴクミツバツツジ、ムシカリ(オオカメノキ)…つい歩みが止まり遅れますが、これを楽しみに登ってきたんだし…良しとしました。山頂付近(1500m前後)のシロヤシオは蕾が多かったので見頃はこれからでしょう。(ここまでで水分補給700ml)
長い木道階段を登ってバイケイソウの茂る檜洞丸山頂に着くと…拍子抜けするほど人は少なめ・・。登山バッチを求めて青ヶ岳山荘へ寄り、再び頂上へ戻るとベンチが丁度埋まる程度に増えていました。風はありませんでしたが、1枚羽織って昼休憩…あまり食がわかずに甘みの効いたものを多く口にしました。(コーヒーはhotで頂きました)
ヤタ尾根分岐から犬越路へは、鉄製はしご、垂直に下るクサリ場が5・6か所あり下りには気が抜けません。周りに見事なツツジが咲き、景色も良いのですが……余裕がありません。つくづく登りが正解だと思わされました。
犬越路まで来ると新しくなった避難小屋(トイレあり)がありました。糖分・水分補給をして日影沢へ。ここから用木沢経由で西丹沢自然教室へと下る人が大方で日影沢橋へと下る人はいませんでした。
下り始めにアオダモが咲いていました。杉樹林帯(落石に注意!)を転がるように下り、涼しげな日影沢へと出てきます。沢沿いにはミヤマキケマン・キンモンソウ・クワガタソウが多く見られました。神ノ川ヒュッテへ戻ると車が3台、テントが2基に増えていました。駐車場にはハクウンボクが満開でした。(水分補給+500ml:合計1.2L)
ヤタ尾根上部:ブナとカエデの林は、魅力的な秋の紅葉が期待出来るでしょう!行くなら下りに使うと思う。
当然ながら、帰りの車から変な歩き方になり、速攻‥筋肉痛になりました。
ムシカリの花が咲くと…吸血虫が増えてくる時期です。虫除け対策は万全に・・(水分補給も)
フォトギャラリー:60枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト | 健康保険証 |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
ライター | カップ |
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