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蹴上から大文字山・如意ヶ岳へ(SkyWalking 次期バージョンのフィールドテスト)

大文字山・如意ヶ岳( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (deepkick さん )

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行程・コース

天候

晴れ・薄曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 行き:蹴上駅(京都市営地下鉄東西線)
帰り:銀閣寺道バス停

この登山記録の行程

インクライン14:23
日向大神宮14:39
七福思案処14:53
如意ヶ岳16:35
大文字山17:37
大文字火床18:07
銀閣寺橋西詰公衆トイレ18:49

コース

総距離
約9.8km
累積標高差
上り約927m
下り約919m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

先日、AppStoreで公開した登山用GPSログアプリ「SkyWalking」。想像以上にダウンロード数が伸びており、アプリの産みの親としては嬉しい限りです。iPhoneユーザーの方は、インストールしてみてください。広告付きの機能制限版は無料で使うことができます。気に入っていただければ、機能制限が解除された有料版をご購入ください。
SkyWalking の性能・使い方・ダウンロードについては、下記サイトへどうぞ。
http://deepkick.com/skywalking/

さて、SkyWalkingの次期バージョンのフィールドテストを兼ねまして、京都の東山、五山の送り火で有名な大文字山へ行ってきました。

アプリ開発の手を休めて、午後の遅い時間、14:20に蹴上駅に到着。SkyWalkingを立ち上げ、あらかじめ用意していた大文字山周辺のオフライン用地図データを選択し、ネットに接続できない環境でも地図が表示できるようにセット。そしてGPSログのレコーディングをスタート。山中で実際にSkyWalkingでGPSログを取得しながらテストし、問題なく機能できるかどうかをチェックしていきます。

蹴上駅から琵琶湖疏水を渡り、京都のお伊勢さんと呼ばれる日向大神宮の境内を抜けて、山道へ入ります。このルートは大文字山山頂直下まで京都一周トレイルの東山コースとして使われており、初心者でも歩きやすいハイキングコースになっています。七福思案処(しちふくしあんどころ)を過ぎ、山科への展望が開けるビューポイントを通過、山道をさらに登っていきます。気温も暑すぎず寒すぎず、春の陽気の中をときおり下っていくハイカーとすれ違いながら、山道を歩いていくとほどなく大文字山頂直下へ。SkyWalkingを開いて、ここまで歩いてきたルートと現在位置を正確に地図上に表示していることを確認。できればネットワークも圏外になってオフライン地図のテストもしたいところですが、この近辺は微妙にネットに接続できてしまうようで。スマートフォンから日本全国のどこからでも確実に高速なネット接続ができる環境が整えば、オフライン用地図データの作成機能は必要なくなるわけですが、それが実現するのはもう少し先の話かな。それまで山中での地図表示は、オフライン地図データの機能が必要だろうと思いますね。どんなに山奥でも、iPhoneのバッテリーさえ切れていなければ、現在位置と地形の確認はできます。その結果道迷いによる遭難はアプリとハードウェアの力で防ぐことができると思います。この冬も、トレッキングやバックカントリーでの道迷いが原因の遭難ニュースを何度か耳にしましたが、山で道に迷って死んではいけないのです。私のSkyWalkingがその一助になればと願いつつ、私は開発を続けていきたいと思っています。私自身はどうしようもないぐらいの方向音痴なので(笑)、情報通信機器の恩恵を受けようと思います。子供が成長したら、一緒に山に登りたいですし。

話が脱線しましたが、大文字山山頂直下で時計を見ると15:50。日が長くなり日没まで少々時間があるので、17:00にはここへ戻ってくることにして、まだ一度も行ったことがない如意ヶ嶽山頂へ寄り道してみることにしました。ルートファインディングというには大げさですが、SkyWalkingで現在位置と如意ヶ嶽の位置を確認しつつ初めて歩く山道を進んで行きます。SkyWalkingに表示している国土地理院の淡色地形図で、目的地までの地形と方位を確認。現在位置がどこなのかはっきり分かるので、初めて通る山道でしたが、迷うことなく如意ヶ嶽の山頂付近に到着。しかし、山頂付近には何やら大きな人工物と金網が張り巡らされており、立ち入り禁止エリアになっていました。。。ここに来るまで知らなかったのですが、如意ヶ嶽山頂一帯は、大阪航空局大津航空無線標識所なるものがあり、周囲をグルリと金網が張り巡らされているため、結局山頂に立つことはできませんでした。まあ、近くまで行けたということで。

急いで来た道を引き返し、17:00に大文字山山頂到着。そして西へ下り、大文字の火床。ここは京都市内を眼下に一望できる有名な絶景スポットです。この時も何人か火床から絶景を眺めている人がいました。薄曇りの天気だったので、赤く染まった夕焼けは見れませんでしたが、うちはあの辺りかなとか、真正面に鎮座する愛宕山も行きたいなとか、思いを巡らせながら京都の山と街の風景を楽しむことができました。

夕闇の中をヘッドライトを着けて、銀閣寺へ下山。GPSログも、設定通りに5m間隔の美しい(?)GPSログがバッチリ取れました。最近のGPSの精度の高さには驚かされます。車が自動運転を始める時代ですし。SkyWalkingのフィールドテストも特に問題がなく、満足する結果となりました。いくつか改善点を施した次期バージョンも近いうちにリリースすることができるでしょう。追加機能に関するアイデアも浮かびました。少しずつ確実にSkyWalkingを磨いていきたいと思います。

***************

最後に、装備について少し。
山で道迷いをしないためにも、基本的な山歩きの装備に加えて以下のアイテムは、必ず持っていくようにこころがけています。

・モバイルバッテリー
大容量じゃなくてもいいと思いますが、私はcheero Power Plus 10400mAhを愛用しています。かなりの大容量なので、iPhoneのバッテリー消費をほとんど気にせず使えます。忘れがちなのが、ライトニングケーブル。モバイルバッテリーを持っていったがiPhoneと接続できなかった、ということはこれまでに何度か経験しました(汗)。気をつけましょう。

・iPhone防水ケース
私はCatalyst Case for iPhone 6 を愛用しています。特に登山では雨や雪でも気にせずに屋外でiPhoneを使えるハードな性能が必要ですね。iPhoneのような精密機器は濡れると壊れます。今のところこの製品がパーフェクトに機能しています。

・ヘッドライト
日が暮れて遭難しないためにもヘッドライトは心強い味方です。私はブラックダイヤモンドを愛用しています。ついでに予備の単4電池も持っていくと完璧です。

・レインウェア上下
防水透湿性の高いゴアテックス仕様のものを上下。風を通さないので、いざというときの防寒着にもなります。

・登山届
装備ではありませんが、家族に登山計画書をメールで送っておきましょう。ヤマレコさんでも紹介しているやまきふ共済会に、
http://www.yamareco.com/yamakifu
私も入っておりますが、保険が適用される条件が登山計画書の提出となっているので、山に出かける前には必ず登山計画書を家族にメールするようにしています。

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