行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
御池(11:40)・・・上田代(12:15)・・・天神田代[休憩 10分](13:00)・・・兎田代分岐(14:00)・・・兎田代(14:05)・・・三条ノ滝分岐(14:30)・・・三条ノ滝展望台[休憩 10分](14:35)・・・三条ノ滝分岐・・・赤田代(16:00)・・・東電小屋分岐(16:15)・・・見晴(下田代十字路)(16:30)
【2日目】
見晴(下田代十字路)(06:15)・・・竜宮十字路(06:40)・・・牛首分岐(尾瀬ヶ原三又)(07:10)・・・牛首・・・山ノ鼻[休憩 10分](07:40)・・・至仏山[休憩 20分](11:15)・・・小至仏山(12:15)・・・オヤマ沢田代(12:35)・・・鳩待峠(13:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は、梅雨の晴れ間に至仏山に行ってきました。天候に恵まれ至仏山のお花畑と燧ヶ岳を始めとする大展望を楽しんできました。尾瀬ヶ原は遅霜の影響で例年になく花が少ないようでしたが、燧ヶ岳と至仏山を眺めながらの早朝の尾瀬ヶ原はやはり素晴らしいところでした。また、初日に行った三条ノ滝は水量も多く豪快な滝でした。
昨年の今頃、鳩待峠まで行ったのですが雨で至仏山の登頂を断念しました。やっと50年ぶりの再訪がかないました。当時に比べると随分と植生の保護が進んでいると感心しました。
(御池から三条ノ滝経由見晴(下田代十字路))
初日は御池から燧裏林道を通って三条ノ滝に向かいました。燧裏林道はところどころに田代がありますが基本的には林の中を古い木道に沿って歩いていきます。兎田代を過ぎたあたりから三条ノ滝への下りとなりますが、歩きにくい大きな石が続く急坂になります。この歩きにくい路は三条ノ滝から温泉小屋近辺まで続きます。滝への下りに入ったあたりから滝の爆音が聞こえてきます。三条ノ滝は水量も多く素晴らしい滝でした。
(見晴から山ノ鼻)
冒頭にも書きましたが、今年の尾瀬ヶ原は遅霜のため例年になく花が少ないそうで、お目当てのニッコウキスゲもほとんど咲いていませんでした(尾瀬沼の大江湿原では見られるようです)。ただ、早朝の燧ヶ岳と至仏山を眺めながらの尾瀬ヶ原はやはり素晴らしいところでした。逆さ燧(地塘に映る燧ヶ岳)も見ることができました。
(山ノ鼻から至仏山)
至仏山の森林限界はとても低く、登り始めて1時間半程度で森林限界を抜けてしまい、燧ヶ岳を始めとする周囲の山々を見ながら高度を上げていきます。始めのうちは岩場の路を登っていきます。ここは蛇紋岩が多く滑りやすいところと聞いていましたが、晴れていたため注意して登れば特別に苦労するということはありませんでした。2時間程登ったあたりから木道の登山路になり花も多くなってきます。尾瀬ヶ原で楽しめなかった花を十分に楽しむことができました。なお、この登りは、蛇紋岩と木道のため雨が降るととても苦労する路になると思います。
至仏山山頂からは360度の大展望が楽しめ、普段見ることのない平ヶ岳や巻機山に連なる山並みや日光方面の山並みを望むことができました。平ヶ岳には一度登ってみたいと以前から思っているため、その姿を見ることができてとても感動しました。
なお、「ヤマケイオンライン」の「コースタイム計画」で山ノ鼻から至仏山山頂までのコースタイムが2時間15分となっていますが、普通の人なら3時間程度はかかるのではないかと思いますので、余裕を持って計画を立てることが必要だと思います。また、連休明けの平日でしたが、団体さんを含む多くの方が山頂を目指していました。
(至仏山から鳩待峠)
至仏山から小至仏山までは岩場の路が続きコースタイム以上に時間がかかりました。小至仏山を過ぎたあたりから木道の路になり気持ちのよい田代もあります。木道の路はやがて始めは針葉樹の大木の中を、途中から広葉樹の大木の中を気持ちよく下っていきます。最後は普通の山路となり鳩待峠に到着します。
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