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御坂尾根から大岳神社と六つの滝巡り。

大岳山( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

バス
その他: ホリデー快速1号で武蔵五日市7:55着、上養沢行きバス8:22発にて上養沢バス停へ

この登山記録の行程

上養沢バス停から養沢林道探索後、養澤神社出発(10:00)-大岳鍾乳洞見学後、林道終点(11:00)-御坂尾根を経て大岳神社(12:35着/12:55発)-つづら岩経由、千足バス停(14:00)-払沢の滝バス停(14:20)

コース

総距離
約12.9km
累積標高差
上り約1,167m
下り約1,250m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

何度目かの大岳山ですが、改めて大岳神社の狛犬(オオカミ像)を見るために、前から使いたかった
御坂尾根を伝って再訪して来ました。登り口に大滝があるので、下山にも滝を絡め、つづら岩から千足
に下りるルートを使ってみました。鍾乳洞のおまけつきです。

連休初日ですが、曇り空のせいか人出も疎らな武蔵五日市駅から上養沢行きのミニバスに乗り込みます。

本来の下車口は「大岳鍾乳洞入口」ですが、今日は行程も短めなので、終点(とはいってもほんの
100メートル先です)の上養沢バス停で降り、養沢川沿いの林道をしばらく遡って足を慣らしました。
ちなみにこの林道からは、御嶽ロックガーデンや日の出山へ手頃にアプローチ出来ます。

バス停まで戻り、養澤神社にお参りを済ませてから、今後は大岳林道に入っていきます。

大岳沢はそれなりに水量もあって綺麗な沢ですが、途中、いきなり採石場が現れたのには驚きました。
大きな規模では無いにしろ、こんなところまで採石の手が入っているとは思いませんでした・・・。

採石場の落石防護トンネルを通過すると間もなく、大岳鍾乳洞の管理小屋兼、売店に到着します。
聞けば見学コースは一周20分程との事なので、話のタネに潜入?してみました。
・・・解説省略、写真参照。探勝料500円也、貸ヘルメット着用です。

鍾乳洞を無事(!?)脱出し、林道終点に向かいます。
地図にはありませんが、途中「小滝」と標された、それなりに立派な滝にも出会います。

林道終点から「大滝」までは、道標に従いほんの数分の間です。
大滝と言えるほど大きな滝ではありませんが、大岳山なる大滝、という事なのでしょう。
2段目で岩にあたった水流が跳ね上がる様は見ごたえ十分です。

一旦、林道終点まで戻って腹ごしらえを済ませ、いよいよ核心の御坂尾根に向かいます。

御坂尾根は、その昔修験者が通った道と言われ、如何にも修行の道らしく、大岳山を一気に直登する
ルートです。 みんなの登山記録でtake3さんの公開記録を見て以来、いずれ登りたいと思って、
それなりの下調べをしてきたつもりでしたが・・・、

油断していました・・・。林道終点から沢の左岸の微かな踏み跡を取り付きと思い込み、ずんずん進み
ましたが、あるはずの祠に行きつかず、地図を見直してようやく、一本手前の沢に入っていることに
気付きました。 ちょっと焦りましたが、対岸から尾根に向かう植林用の踏み跡があり、尾根筋まで
の見当もついたので、沢を渡渉して植林帯を直登し、無事、尾根筋の踏み跡に出ることが出来ました。
これもバリエーションルートの醍醐味、とも言えますが、地形の思い違いの怖さを実感。大反省です。

尾根上の踏み跡は概ね明瞭で、黄杭やテープの目印もありますが、兎に角、ひたすら直登が続きます。
途中、明らかに熊の仕業と思われるクマハギの跡がやたらと目につく一帯があり、かなり緊張しました。

尾根の上部に据わる護摩壇岩を左から回り込んでもう一登りすると、御岳山方面からの一般登山道に
合流します。丁度、大岳神社に向かう手前の鎖場のあたりで、登山道が大きくカーブしている処です。
道も道標も無いところからいきなり這い出ると、親子連れのハイカーが目を丸くしていました。

大岳神社は4度目となりますが、今まで迂闊にも見逃していた狛犬(オオカミ像)と御札を改めて
堪能し今回の目的を無事達成しました。バスの時間も気になるので山頂はパスすることにして、
そのまま馬頭刈尾根を下り、つづら岩から滝を巡りながら千足バス停を目指しました。

「綾滝」は想像していたよりも大きく、木陰越しに姿が見えた時には思わず拍手してしまいました。
まさに綾織りの白糸の如く、岩肌をしずしずと流れ落ちる様子が優美です。

更に支沢を集めて水量を増した「天狗の滝」は、少しよじれる様な格好で、豪快に流れ落ちます。
そのすぐ下には、少し小振りながらも豪快な「小天狗の滝」が続きます。

先週、バスからチラ見して気になっていた滝があったので、千足バス停から足を延ばし、とうげん橋
の手前に架かるその無名の滝もしっかり目に焼き付けると、払沢の滝のバス停から予定のバスに
乗り込んで、3時前には瀬音の湯にドボーン。バリエーションルートに神社4社、大小合わせて6つ
の滝に鍾乳洞のおまけまでついて充実の一日。最後はいつもの湯あがりセットで、今週もしっかり
締まりました!

本日の総歩数28,559歩、歩行距離19.8km、消費カロリー1,233kcal、脂肪燃焼量88g也。

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フォトギャラリー:68枚

今日は人出も少ない武蔵五日市バス停。

終点の上養沢バス停。時間があるので養沢林道を少し探索します。

昭和レトロな西東京バスの案内板。

そこここに咲いています。

林道を登って行けばロックガーデンです。

国土地理院地図の神社マークの場所を探しましたが、
川の対岸にそれらしい痕跡がありました。お宮はありません。

こちらは立派な養澤神社。

大きな龍の像が特徴です。

昭和に寄進されたもののようです。

狛犬も昭和年代です。

脇に小さな稲荷社があります。

眷属の狐。子供を連れています。

養澤神社の下から、大岳林道に入ります。

沢に沿って大岳林道を進みます。

途中、いきなり採石場が現れます。

こんなところにこんな採石場があるとは・・・

このトンネルをくぐって行きます。

間もなく大岳鍾乳洞に到着。

折角なので、見学することにしました。

思いのほか小さな入口に、一瞬厭な予感・・・

予感的中。中腰で進むしかありません。

所により、水も流れています。

どれが化石か、は判りませんでした・・・

ヘルメットがあって正解です。

それなりに鍾乳洞です。

残念ながら、大分荒らされてしまったようにも見えます。

見所ごとに名前がついているのですが・・・・

こんな場所もありました。無数の一円玉が嵌め込まれています。

無事脱出できました!

鍾乳洞から直ぐ先には「小滝」なる滝がかかっていました。

林道の終点部。駐車スペースになっています。

沢を渡って大滝に向かいます。

この端渡るべからず、真ん中を歩いてください。

大滝です。

水流が岩にあたって豪快に跳ね上がっています。

一旦林道終点まで戻って御坂尾根に向かいますが、
ここで間違えて直進してしまいました。

間違いに気づき、僅かな作業道の痕跡を頼りに尾根に取付きます。

何とか尾根筋の踏み跡に合流できました。

ところどころにマークもあります。

ひたすら直登です。

静寂な尾根道を楽しみますが・・・

これって所謂クマハギですよね・・・

そこかしこに、

結構生々しいクマハギが・・・

大分登ってきました。

大きな護摩壇岩は左に巻きます。

一般道と合流した地点です。何の目印もありません。

ついにお目当ての狛犬(オオカミ像)とご対面。

左右にちんまり座っています。いままで気づきませんでした・・・。

この様にして多くの人々を見てきたのでしょう。

オオカミ信仰の名残を留めた御札も要チェックです。

神社の本殿です。

馬頭刈尾根、富士見台通過。

つづら岩から千足に向かいます。

静々と流れるような綾滝。音も静かです。

こちらは天狗の滝です。

綾滝よりも迫力あり。

小振りながらも豪快な小天狗の滝です。

林道に出て、千足バス停に向かいます。

御霊檜原神社の脇を通り、バス道にでます。

とうげん橋手前の無名の滝も見ごたえあり。

臼杵山です。山頂の臼杵神社にもオオカミ像があるので、近いうちに行ってみます。

無事、払沢の滝のバス停に着きました。

何はともあれ、先ずは乾杯!

いつもの湯上りセットで!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ 地図 コンパス 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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1,054m

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