行程・コース
天候
朝は快晴、昼には雨模様の毎日。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
畑薙ダム臨時駐車場からバスで椹島ロッヂ
この登山記録の行程
【1日目】
椹島ロッヂ(08:02)・・・カンバ段[休憩 10分](10:27)・・・赤石小屋[休憩 30分](13:04)・・・富士見平[休憩 10分](14:07)・・・北沢源頭[休憩 10分](14:59)・・・赤石小屋分岐(16:00)・・・赤石岳(16:20)
【2日目】
赤石岳(04:18)・・・百間平[休憩 10分](06:04)・・・百間洞山の家[休憩 10分](06:58)・・・大沢岳[休憩 10分](08:37)・・・中盛丸山[休憩 10分](09:19)・・・小兎岳[休憩 20分](10:11)・・・兎岳避難小屋[休憩 30分](11:24)・・・聖岳[休憩 10分](13:50)・・・小聖岳[休憩 10分](14:40)・・・薊畑分岐[休憩 10分](15:10)・・・聖平小屋(15:30)
【3日目】
聖平小屋(03:45)・・・滝見台[休憩 10分](05:35)・・・聖沢吊橋(07:07)・・・聖岳登山口(08:13)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2016.8月4~6日 赤石岳・大沢岳・兎岳・聖岳
赤石岳避難小屋に守り神。
初日。急坂でいきなり息切れ奮闘記に入る。
樺段を超えて1時間半過ぎたあたりの岩の急坂かなり心臓に来た。
赤石小屋につく頃にはヘロヘロ、あまりの休みたい気持ちの余裕のなさから、小屋の手前の倉庫に入り込んでしまう顛末。
ここから先は丸1日給水ポイントに事欠くことから予備タンクも含めて水を満タンにする。
山の上は天気が不安定。夏の天気真っ只中。赤石小屋での休憩中どんどんと雲が濃くなっていく。不安がよぎる。
重い荷物に焦る気持ち、悪い精神状態になりがちなストレスが掛かる登山になる。
砲台休憩所の水場手前から急な登りに入る。坂を上りきる手前から雨が降り出してしまう。雷の音も時々する。思案するも登り切っていて赤石避難小屋に到達するのがいち早い避難場所のポイント、30分程度なので気合を入れなおして道を進み何とか小屋にたどり着いた。
夏の山は天気は急変することを今さらながら自覚することに。
二日目。さらに天気の急変に思い知らされる。
山小屋の方々の温かい送り出しを受けながら早朝のスタート、空には満天の星空。赤石岳から富士山と朝焼けの空を拝んだ。(朝焼けだったなと今にして思う)
晴天の百間平の尾根を気分良く過ごしたそのあとから、聞きしに勝るアップダウンに体力奪われ続ける。
大沢岳・兎岳はもとより他にもピークに向かう急坂がちりばめてある。5か所位しんどくて心臓破りのきつい坂があった。心臓がバクバク唸って破裂しそうになった。
晴天できつい道中のため、通常より水がどんどん減っていく。熱中症も怖いので適度にこまめに水分の補給を心掛けた。それでも乾いていく消費が早く、すぐに水がほしくなる状態が続き、水切れの不安が頭によぎってきた。
不足のため聖平小屋手前で枯渇する事に至る。場合が場合だったので危なっかしい水の量であったと反省する。雨の降りだす地点・降水量が間違えばビバークも考えられたので。
中森丸山のあたりまで見えていた青空が、たちまちのうちに雲に隠される。小兎岳のピーク手前の急坂でパラパラと降ったりやんだりの雨模様になる。小兎岳ピークでは雨がやみそうになったのでホッとしたのもつかの間。兎岳あたりでしっかりと雨が降り出した。ここでは、まことに運がよく傍に避難小屋があったので避難する。避難小屋では先客の方がいて、ここでこの日はやり過ごすことにしていた。嫌になってしまう、その位ここ数日の天気は不安定続きであったようだ。この日もあいにくな雨空。
雨の聖平小屋への道のりに備え、荷物が濡れないように“荷物ビニール袋詰め”支度に努めた。その後、昼飯を食べ終えると雨がやんでくれた。先客さんが心配してくれたが出発する。
聖岳の手前にあるピークに続く急坂でもがいていたら、恐れていた雨がとうとう本降り。あわててカッパを着たが着終えるころには時すでに遅く服はずぶぬれ。蒸れるのを嫌ってカッパを渋っていたのがあだになる。
ザーザー降ったが風がなく恐怖感は少なかったが、無理している無謀な自分に嫌気がさして気が滅入ってきた。幸い小聖岳付近で雨はやみ、聖平小屋にも予定より早くつけた。
三日目。下り下りの最終日。
この日も早朝のスタート空は満天の星空。
せせらぎを横切った処から少しアップダウン。しかし、それも岩頭滝見台あたりまで。あとは、ややつらい下りの道中。ところどころで吊橋がありそれが少しのアトラクションとなる。
ただ景色は見えにくいのだが、日陰の中を進めたので、この夏一番暑い日でも快適。
予定より早く聖沢登山口に到着に至る。
南南アルプス、自然色濃く厳しい。でも壮大な自然がタップリ。赤石岳避難小屋の主人さんウィスキーおいしゅうございました。聖平小屋の主人さんフルーツポンチおいしゅうございました。また逢う日まで。
追伸。
赤石岳から大沢岳間、大沢岳から聖岳間。タイムが想定が私にはきびしいと感じた。
当初は行くはずだった聖平小屋から上河内岳経由、茶臼岳登山口間もタイムがあまりにも厳しそう。危うく突入しそうなところ親しくなった登山者から諭されて回避。
ご利用は計画的に♡。
フォトギャラリー:57枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | ストーブ | 燃料 | ライター |
カップ | クッカー | ||||
【その他】 飲料水、初日宿泊地までに1.5L、二日目朝から宿泊地までに2.0L、三日目朝から登山口まで1.0L。そのほか炊事用の水別途。 |
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