行程・コース
天候
初日:曇り時々晴れ、2日目:曇り、霧雨、強風、3日目:晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
行き:高速バス(6:35バスタ新宿-11:48白馬八方\4,850)-八方アルペンライン(\1,550)-13:00八方池山荘
帰り:テレキャビン(アルプス平駅-とおみ駅\1,000)-花三昧バス(11:30エスカルプラザ-11:40白馬駅\700)-あずさ(白馬-新宿\8,500)
この登山記録の行程
【1日目】
八方池山荘(05:55)・・・第三ケルン(06:35)・・・丸山(07:30)・・・唐松岳頂上山荘[休憩 120分](08:05)・・・唐松岳[休憩 30分](10:15)・・・唐松岳頂上山荘[休憩 30分](11:00)・・・最低鞍部[休憩 10分](12:30)・・・五竜山荘(13:30)
【2日目】
五竜山荘(05:20)・・・五竜岳[休憩 10分](06:15)・・・五竜山荘[休憩 30分](07:15)・・・大遠見山[休憩 10分](09:00)・・・小遠見山[休憩 10分](09:50)・・・地蔵ノ頭(10:30)・・・アルプス平駅(10:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
●初日(行きのバス、八方池山荘前泊、八方池散策)
昨年は同日程で常念-大天井-燕岳縦走、今年は岩場をと思い唐松-五竜の縦走を選択。
行きは、昨年夜行バスで行って初日ヘロヘロになってしまったので、今年は昼便にして八方池山荘に前泊することにした。
出発のバスタ新宿は、事前に調べたところ売店やコンビニが無いようなので、ちょっと早目に行って近くの吉野家で朝食。この時間は1階のみで座席数も少なく混んでいた。
バスには携帯充電用のコンセントが付いていた。あるとは思わずケーブルをザックにしまっていて失敗した。
途中休憩は、双葉SA、梓川SA、それぞれ10分。平日で渋滞もなく定刻通り白馬八方に到着。
バス降り場から八方アルペンラインのゴンドラ乗り場まで徒歩で10分。
ゴンドラを降りたうさぎ平テラスで昼食のカレー(\950)、昔スキーで八方に来ていた頃にはまさか登山でここに来るとは全く想像していなかった。
昼食後リフト2本を乗り継いで13時に八方池山荘に到着。残念ながら周りの山並みには雲が掛かっていた。
八方池山荘はモンベルの会員割引\500あり。すぐにチェックインできて8畳位の部屋を割り当てられる。最終的には4人だったので余裕だった。部屋にはコンセントがあり充電も問題なし。
部屋での寛ぎも早々に、上の方はガスも掛かっていたが何とか持ちそうだったので、体慣らしで八方池に向けて出発(13:45)。
八方池までは観光で行けるコースなので木道などもあり歩きやすい。
約40分で八方池に到着(14:25)。八方池自体はガスっていなかったが、やはり白馬連峰にはガスが掛かっていて切れ目から時々見える程度。あのパンフレットで見るような池に鏡で映したような景色は拝めなかった。
15時には山荘に戻り16時からの風呂を待機。16時と同時に一番風呂を浴びる。山荘で風呂に入れるなんて何て幸せ。風呂上りにビール(\400)で喉を潤し18時から夕食。バイキングで種類も豊富、美味しかった。
明日の天気を心配しつつ就寝。
●2日目(八方池山荘-唐松岳頂上山荘-唐松岳-五竜山荘)
5時に朝食。天気は曇りで風が強い。台風は離れているとは言え影響が出ている。ここはまだ視界良好だが上の方はガスっているのでひどくならなきゃ良いなと思いつつ早々に山荘を出発(5:55)。
八方池(6:35)はやはり期待の景色は望めずそのまま先に進む。
暫くすると樹林帯に入り黙々と歩いていると藪から何か獣のような声が聞こえてビビる。足早に過ぎると今度は行手に1匹のサルが見える。
ゆっくり歩いていくとサッと逃げてくれたので良かったが、登山で猿と遭遇するのは初めてで、どう対処するのが正解か判らず困惑した。
そう言えば昨日山荘で読んだ登山雑誌に登山で遭遇する様々な動物の危険度が書いてあった。もっと熟読しておけば良かったと後悔する。
早く樹林帯終わってくれと思ったが中々終わらず、また猿の鳴き声が聞こえる。今度は何と群れに遭遇してしまう。周りに登山者はおらず一人だったのでこれはかなり緊迫した。が意を決して進むとササッと皆左右の藪に入っていってくれたので助かった。
後でネットで猿に遭遇したときの対処を調べたら、目を合わせてはいけないと書いてあった。サングラスをしていたのが良かったのかどうかは判らないけれど。
扇雪渓も止まらずに先に進み丸山ケルンに到着(7:30)。樹林帯は終わったので猿との遭遇の緊張感は解けたが、天候が完全にガスってしまい風も強風で先を急ぐ。8時過ぎに何とか唐松岳頂上山荘に到着。
とても外にいられる状況ではなかったので中に入ると、休憩券(\500)を購入すれば中で休憩できるということで助かった。食堂には天気が悪くて待機中の人が沢山いた。
行動食を食べて待機していたが天気は一向に回復せず。暫くすると昨日山荘で一緒だった方も到着して12時位まで駄目みたいですよとのこと。
待機から2時間過ぎ10時、ちらほら山荘を出ていく人もいたが、自分は今日は五竜山荘まで着けば良いので12時出発でも良いやと好転を待つ。
11時近く、天気はまだ回復していないが風は気持ち弱まった感じ。唐松岳はもう登らなくて良いやと思っていたが、往復30分も掛からないし、いきなり牛首に行くよりもまずは様子見を兼ねて登頂するのも悪くないなと思い直し、身軽な格好で唐松岳に向かう(10:50)。
風はまだ強かったが雨は降っていなかったので思っていたより問題はなく10分足らずで登頂(11:00)。
勿論眺望はゼロだったが、様子見としては意味があり、これなら行けると確信してすぐに山荘に戻り五竜山荘に向け出発(11:33)。
牛首はガスっていたので高度感の恐怖は無かったが、耳元を通り過ぎる強風の音が恐怖を煽った。また足場も湿気でやや濡れていたのでより一層慎重に進んだ。
緊張の岩場を進み約1時間で最低鞍部に到着(12:39)。この先は本来なら眺めが良いであろう尾根をこの天気では修行だなと思いつつひたすら歩を進め45分で遠見尾根分岐に到着(13:25)。程なくして突然ガスの切れ目から建物が現れ安堵。五竜山荘に到着(13:30)。
お疲れビール(\600)を飲んで休んだ後、外の様子を見ると小雨が降っていたので、良いタイミングで山荘に辿りつけてラッキーだった。
寝床は1階で先人は2人、この先何人まで増えるかなと思ったけど、ここも最終的に4人だったので余裕だった。昨年は常念小屋、燕山荘ともに2畳3人だったので、同日程でも随分違うもんだなと思った。
明日こそは絶対に天気良くなると信じて就寝。
●3日目(五竜岳、遠見尾根、帰りのあずさ)
風はまだ強いものの期待通り天気は晴れていた。最終日にしてようやくアルプスの山並みを眺めることができた。
朝食は5時で並んだ順なので30分前位から並ぶ。でもそれ程待たず前倒しで朝食スタート。
朝食後荷物は山荘に置いたまますぐに五竜岳に向けて出発(5:20)。
ちょっと登るとすぐに岩場になる。想像していたよりもタフな岩場が続き、登るにつれ下りが怖いんじゃないかと思い始める。
慎重に登ってほぼコースタイム通り小一時間で登頂(6:15)。下りも慎重に小一時間かけて山荘に戻る(7:15)。
山荘に戻るともう人も疎らで支度して下山開始(7:40)。
遠見尾根は最初のうちは鎖場など気の抜けない岩場や結構なアップダウンが続く。2日間の眺望を取り戻すかのように、途中鹿島槍と五竜岳を眺めつつ、西遠見山(8:43)、大遠見山(9:00)とほぼコースタイム通りに進む。
その先は道も段々楽になってきたのでペースアップして中遠見山(9:35)、小遠見山(9:50)、地蔵の頭(10:30)と順調に通過して、スタートから約3時間でアルプス平駅に到着(10:40)。
途中何箇所か溝のような細い通り道があった。体の大きい人や荷物の大きい人はつっかえてしまいそうだなと思った。
テレキャビンの乗り場では冷たいおしぼりをくれた。最高のサービスだ。
とおみ駅に着くとすぐにエスカルプラザの竜神の湯(\650)に向かう。11時でまだ誰もいない風呂で汗を流す。
エスカルプラザから白馬駅までの足は、事前に調べていたこの時期走っている花三昧バス(\700)を利用。ただ時間が11:30、14:10だったので、山荘を出発した時点では行程3時間40分くらいを想定していたので、風呂に入ったら11:30は厳しいかなと思っていたが、予定より前倒しで着いたので、風呂にも入り11:30のバスにも間に合い順調に白馬駅(11:40)まで辿りつけた。
バスの中で昼食のお店を検索し、駅の近くの松庵という蕎麦屋に決めた。
松庵では生ビール(\550)と食べくらべそば(冷たいつゆと温かいつゆ)のきのこ汁(大)(\1,300)を頂く。
昼食を終えても帰りのあずさの時間まで2時間位あるので、引き続き駅のロータリーにあるお店に入り、唐揚げ(\500)とハイボール(\400)で昼吞み。WiFiも入る。
土産を買った後駅に入るとツアー客などでホームが溢れかえる。こんなに乗れるのと思ったくらい。
あずさでは、早く車内販売来ないかなと待っていたが中々来なかった。するとどうやら松本駅で連結後に車内販売開始するよう。
大分待った後、ようやく真澄(\260)とつまみを手に入れてちびちびやりながら帰った。
昨年に続き二度目のアルプス縦走。終日天気に恵まれた前回とは違い、強風、岩場、猿遭遇と色々とあったが経験を積むことができて良かった。
八方池の絵に描いたような景色を見れなかったことだけが心残り。でも八方池は家族でも行けるのでいつかまた。
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