行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(11:15)・・・美濃戸[休憩 10分](12:10)・・・行者小屋[休憩 20分](15:20)・・・赤岳天望荘(17:30)
【2日目】
赤岳天望荘(06:05)・・・赤岳[休憩 20分](06:50)・・・赤岳天望荘[休憩 10分](07:35)・・・横岳[休憩 10分](09:15)・・・大ダルミ[休憩 20分](09:55)・・・硫黄岳(10:35)・・・夏沢峠[休憩 10分](11:20)・・・箕冠山(12:10)・・・根石岳[休憩 10分](12:35)・・・東天狗[休憩 20分](13:25)・・・中山峠[休憩 10分](14:45)・・・にゅう分岐・・・中山・・・高見石[休憩 20分](16:35)・・・丸山(17:15)・・・麦草峠(18:10)
【3日目】
麦草峠(05:10)・・・大石峠(05:25)・・・出逢ノ辻[休憩 10分](06:00)・・・五辻[休憩 10分](06:45)・・・山頂駅[休憩 10分](07:40)・・・北横岳ヒュッテ[休憩 20分](09:00)・・・北横岳(09:55)・・・亀甲池[休憩 20分](11:25)・・・亀甲池分岐(12:10)・・・将軍平分岐[休憩 20分](12:20)・・・竜源橋(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は、八ヶ岳を赤岳から北横岳まで歩いてきました。岩稜の南八ヶ岳と針葉樹と苔の北八ヶ岳を堪能してきました。赤岳の山頂は快晴で、赤岳に連なる南北の八ヶ岳の峰々と蓼科山だけでなく、奥秩父、富士山、南アルプス、中央アルプスを始めとして、遥か彼方に北アルプス(槍・穂高の稜線も)も展望することができました。また、ニホンカモシカ(赤岳近辺)とオコジョ(横岳)にも出会うことができました。最終日は雨になってしまいましたが、雨の中の北八ヶ岳も幻想的でした。
なお、南八ヶ岳と北八ヶ岳の分岐は一般的には硫黄岳と天狗岳の中間の夏沢峠と言われていますが、歩いた感じでは、森林限界を超えているかどうか(超えていなければ針葉樹林帯を歩きます)、また、岩のゴロゴロした湿った路かどうかで考えると、天狗岳の北の中山峠で様相がかなり変わるとの印象を受けました。
コースについては、今回は特に書くこともないので省略します。今回の反省点としては、二泊で赤岳から蓼科山まで歩く非常にタイトな計画を立ててしまったことで、結局、雨で蓼科山は中止しましたが、山小屋への到着が17時30分(赤岳天望荘)、18時(麦草ヒュッテ)になるなど、体力面からも山を楽しむという面からも反省すべき山行でした。このため、次回の山行に活かすための備忘録として少し詳しく記述します。
(一日目:美濃戸口から赤岳天望荘)
一日目は、この季節は美濃戸口のバスの到着が11:00頃とかなり遅くなってしまいます。コースタイム(以下CT)では4時間30分、16時頃には山小屋に到着することになっていましたが、標高差が1,200mもあるのでCTの1.1倍の時間で16:30頃には到着する予定でした。実際は、この標高差はかなりきつくCTの1.3倍の時間がかかってしまいました。行者小屋からの地蔵尾根に時間がかかるのは想定していましたが、意外と行者小屋までに時間がかかってしまいました。なお、時間が遅く人の歩いていない地蔵尾根の上部でニホンカモシカに出会うことができました。
(二日目:赤岳天望荘から赤岳往復、麦草峠)
二日目は、CTでは9時間、6時出発で16時30分頃には到着することになっていました。まず、CTで9時間の計画は反省点です。長時間の計画でしたが、アップダウンはあるものの標高差は最大で200m程度で全体に下りのコースなので、CT通りに歩けるのではないかと考えていました。実際は、1時間30分程オーバーしてしまいました。岩稜の横岳の通過に時間がかかってしまったことと、東天狗岳から麦草峠への路は北八ヶ岳特有の岩のゴロゴロした、しかもところどころに水たまりのある湿った路で意外と時間がかかってしまいました。残念ながら、後半は足元に集中して北八ヶ岳を楽しむ余裕は全くありませんでした。
(三日目:麦草峠から北横岳(、蓼科山(当初計画))
三日目は、当初計画では、蓼科山まで登る予定でしたので、CTでは9時間、5時出発で16時頃に蓼科山登山口に下山することになっていました。帰りのバス(17時頃)の関係で、縞枯山はトラバースして、北横岳も蓼科山も500m程度の標高差があるので1時間程度の余裕を持って計画を作りました。反省点は、CTで二日連続で9時間の計画を立ててしまったことです。実際は、麦草峠から巻き路の五辻までの間で原生林と苔を楽しみながら歩いていたら意外と時間がかかってしまいました。なお、五辻からロープウェイ山頂駅までは、木道で滑り易く注意が必要です。
山頂駅近辺から本格的な雨になってきたので、蓼科山は諦めてゆっくりと雨の北八ヶ岳を楽しむことにしましたが、結果としてそれでよかったと考えています。もし、蓼科山まで登っていたら、天祥寺原からの登りは沢道なので昨夜の大雨の影響もあってかなり大変な路になっていたのではないかと思いますし、体力的にも限界に達していたかもしれません。
バス停の竜源橋は雨宿りする場所もないので、一つ先の蓼科山登山口まで歩きそこの茶屋で蕎麦とビールを飲みながらゆっくりと反省会を行って今回の山歩きを無事終了しました。
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