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高谷池テント泊で火打・妙高2016

火打山、妙高山( 上信越)

パーティ: 2人 (マッチャン さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目:晴れ、2日目:晴れ後曇り、夜間豪雨、3日目:雨、4日目:曇り後晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 東京から長野まで新幹線。長野から妙高高原までしなの鉄道。妙高高原駅から笹ヶ峰まで笹ヶ峰直行バスで50分(大人千円)。一日3便(妙高高原駅発 7:20 9:20 13:35)。運航日7月16日~10月30日(平成28年度)。妙高高原駅を出て右手に進むと広場の向かいにある観光案内所の前がバス停。バスは往復とも空いてました。なお、妙高高原駅前で食事をとれる店は食べごたえのある定食屋さんが1軒あるのみ。蕎麦屋は無かったです。

この登山記録の行程

【1日目】
妙高高原駅発13:35の笹ヶ峰直行バスで笹ヶ峰へ 笹ヶ峰キャンプ場でテント泊
【2日目】
笹ヶ峰キャンプ場(05:30)・・・黒沢橋(06:37)・・・富士見平(09:03)・・・高谷池ヒュッテ(10:30)[テント場にテント設営](11:17)・・・天狗の庭(11:41)・・・ライチョウ平(12:25)・・・火打山(13:11)・・・天狗の庭(14:44)・・・高谷池ヒュッテ(15:10)
【3日目】
高谷池ヒュッテ(08:57)・・・黒沢池ヒュッテ(09:57)・・・大倉乗越(10:25)・・・長助池分岐(11:18)・・・妙高山北峰(13:11)・・・妙高山南峰(13:22)・・・妙高山北峰(13:32)・・・長助池分岐(14:46)・・・大倉乗越(15:43)・・・黒沢池ヒュッテ(16:120)・・・茶臼山(16:56)・・・高谷池ヒュッテ(17:35)
【4日目】
高谷池ヒュッテ(06:25)・・・富士見平(07:24)・・・十二曲り(08:32)・・・黒沢橋(09:08)・・・笹ヶ峰登山口(10:15)[下山届記入]・・・笹ヶ峰バス停(10:22)

コース

総距離
約27.1km
累積標高差
上り約2,647m
下り約2,638m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

8月末の木~日、3泊4日で火打山(2,462m)と妙高山(2,454m)に嫁さんと登って来ました。
高谷池または黒沢池に泊まってピストンすれば両方の山に登れるので、ネットで景色が良い評価の高い高谷池のテント場で2泊しました。ただ、東京から新幹線+しなの鉄道で妙高高原駅に行き、一日3便の笹ヶ峰直行バスで登山口のある笹ヶ峰に行く場合、どうしても最後の便(妙高高原駅13:35発、笹ヶ峰14:25着)にしか乗れません。そこで、笹ヶ峰バス停のある笹ヶ峰キャンプ場で一泊することに。笹ヶ峰キャンプ場は非常に整備されたキャンプ場で、オートキャンプしたりするには予約が必要ですが、フリーサイトに自前のテントを張る場合は予約不要。当日キャンプセンターで申し込めばOK。とても広い芝生のキャンプ場で、トイレもきれい。ゴミも捨てて帰れ、何よりバス停と登山口がすぐそばで、我々の火打・妙高登山の前泊として最高でした。
2日目。テントを片付け5時半に出発。十二曲りから登りが始まり、登りのほぼ終わる富士見平で大休止。分岐の左の路をしばらく進むと火打山、影火打、噴煙を上げる焼山が目の前に現れました。更に進み高谷池ヒュッテが一旦視界に入りますが登山道が谷をまいて大きく遠回りするのでなかなか到着しません。ようやく高谷池ヒュッテに着いたのは10時半頃。まずテントを設営。今回は縦走でなく、高谷池にテントを張ってピストンするのでテントは2~3人用ではなく、4~5人用を持って来ました。ちょっと重くなり還暦前の身には堪えますが、高谷池までの辛抱。快適さには代えがたいです。テン場は土が平らに堆積しており、どこも寝心地は良さそうです。問題は雨が降った時に水が何処を流れるか。テントはまったく一張も無かったので、水が流れた跡の無さそうな平らな場所に張りました。結果は大外れでした。
テントを設営後、自分は小さなサブザックだけで火打へ出発。高谷池の北畔を歩き、しばらくは池塘を巡り、天狗の庭を過ぎるとようやく登り始めました。12時過ぎ、ライチョウ平辺りで空模様が怪しくなり、途中パラパラと降り出しましたが幸い直ぐに止み、13時過ぎに火打山山頂に無事到着。ガスで眺望は全くきかず。それでもまだ雨は暫く降りそうに無かったので山頂に座ってグレープフルーツの皮をむいて半分ずつ食べ、おやつも食べると展望を諦め下山することに。さすがに笹ヶ峰からの登りの疲れも出て、下りの足取りは重い。ただ、天狗の庭を過ぎる辺りから今にも本格的な雨になりそうな気配が漂って来たので頑張って歩きました。ヒュッテに戻る少し手前から雨らしくなってきましたが、15時過ぎには何とかそれ程濡れずにテントに入りました。
軽く昼寝の後、水場でくんだ水を煮沸して、1リットルと0.5リットルのLAKENにそれぞれ紅茶と日本茶を作り、その後、晩御飯を食べ横になりました。この日の夜は豪雨になって、波のように繰り返し雨粒が激しくテントにたたきつける音を聞きながらに寝ていました。気付くと、シュラフの下のエアマットの下、テントの底面の所々に水が入っていました。
3日目。朝方には激しい雨もおさまり、霧雨に変わっていました。テントの外に出て見ると、我々のテントの場所はすぐ隣の高谷池の溢れた水が溜まるような場所でした。しばらくペグでテントの周りに溝を掘って、少しでも水が流れて行くようにしていましたが、そうこうするうち霧雨も完全に止み、この止んでいる間に、全く水の溜まっていない数メートル横へテントを移動することに。急いでテントの中身を岩の上などに出し、テントを移動し、テントの底をタオルで拭いた上で、一旦外に出した物を運び入れました。幸いその間、雨は降らないでいてくれました。
そんなこんなで、3日目は9時前になってようやく妙高登山へ出発。この日は結局、ずっと小雨模様の一日でした。10時前に黒沢池ヒュッテに到着。大倉乗越を越え、長助池分岐に着いたのが11時18分。そこから急登が続き、直下の祠でお祈りをして妙高山北峰に着いたのが13時11分。すぐに最高峰の妙高山南峰まで往復して妙高山北峰へ戻って来たのが13時半過ぎ。雨の中、どちらも全く眺望無く、時間も遅いので直ぐに下山することに。夕べの豪雨と、今日の雨のせいで登るのを諦めた人が多いのか、妙高山山頂までのルートでは余り人と会いませんでした。雨の中、疲れたからと止まって休むと冷えるので、ゆっくり歩き続けて高谷池のテント場に17時半過ぎに戻って来ると、今朝出かけた時は我々のテントだけでしたが、少なくとも他に5張テントが増えて、若い女性のはしゃいだ声も聞こえて急に華やかなテント場に変わっていました。その夜は少しだけ降りましたが、前夜と違ってほとんど降りませんでした。
4日目は下山の日。テントを片付け、重い荷物を背負って水場の小川を飛び越え、高谷池ヒュッテ前で立ち止まったのが6時半前。ヒュッテの屋根の向こうには青空が広がっていました。疲れが溜まって力が入りづらい膝をかばいつつ10時15分に笹ヶ峰登山口に無事戻っていました。そこで一旦重い荷物を下し、下山届を記入し、笹ヶ峰バス停に到着したのが10時22分。11時半のバスまで1時間以上あるので、まずは自販機でコーラを買って飲み干し、濡れたテントとフライを広い駐車場のコンクリートに広げて乾かし、濡れタオルで身体を拭いてシャツを着替えました。今回はテント3泊。その間、身体が洗えないので、試しに「ハビナースさっとさわやか からだふき」60枚入というのを持って行って、毎晩それで身体を拭いてからシャツを着替えていました。最初は600gと重いですが、拭けばそれなりに快適になれました。また、ウォッシュレットという訳にはいかない山で、お尻も拭けるので、それも快適です。ただ、山に持って行くには半分か三分の一の枚数のがあれば軽くて助かるのでが。
直通バスに乗り妙高高原駅へ。そこからしなの鉄道で長野駅へ。改札を出た向かいの立ち食い蕎麦で天玉そばを食べると、駅の向かいにあるホテルアベスト長野駅前に向かいました。ネットでデイユースを予約してあって(二人で4,000円、じゃらんポイントを使って3,100円)、他人を気にせずザックの中身を放り出したまま、ゆっくりシャワーを浴び、歯をみがいて、髭をそって、タダのコーヒーを飲み、リフレッシュして新幹線に乗って帰りました。長野駅の場合は利用価値が高かったです。

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登った山

火打山

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2,462m

妙高山

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