行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
裏磐梯スキー場の駐車場には数百台駐車可
この登山記録の行程
裏磐梯スキー場駐車場(7:58)・・【休10分】・・櫛ヶ峰分岐(9:44)・・櫛ヶ峰山頂(10:20)【休20分】・・櫛ヶ峰分岐(10:58)・・弘法清水小屋(11:36)【休5分】・・磐梯山山頂(12:04)【休30分】・・銅沼(14:22)【休10分】・・裏磐梯スキー場駐車場(14:57)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
裏磐梯には大分前に家族で来たことがある。五色沼を散策し、ボートに乗って遊んだ。五色沼の向こうには、爆裂で双耳峰のようになった磐梯山が見えた。
磐梯山には固有種のバンダイクワガタが咲く。7月上旬が見頃だと聞いたが、この年は時期を失してしまった。バンダイクワガタを見ることは叶わないものの、変化に富んだ火口原の景色と山頂から見る猪苗代湖の風景に期待して、磐梯山を目指した。福島西インターから箕輪山の山麓を通り、左に安達太良山を過ぎて、さらに進むと正面に磐梯山が見えてくる。
裏磐梯スキー場には、7時半過ぎに着く。数百台駐車できるほどのスペースには、まばらに車が止めてある。ここに車を置いて、58分にゲレンデに向かって歩き出した。今日は好天で、登山日和である。
ゲレンデの脇を抜けて登り、林に入る。ここが登山口になる。入山者を数えるカウンターが設置してあった。林を進むと、右手に沼が見えてきた。沼を過ぎると樹木がまばらになってくる。火口原の中心部が近くなってきた証拠である。岩が多くなってきて、小高い丘に出ると、目の前に外輪山の内側が姿を現す。荒涼たる景色が目の前に広がり、爆発の凄さを感じる。
岩の道はしばらく続き、火口原から外輪山への登りに入ると再び樹林帯となる。この登りはきつく、しばらくすると木々が少なくなって目の前に櫛ヶ峰の分岐点が見えてくる。振り返ると眼下に檜原湖が見える。櫛ヶ峰分岐点には9時44分に到着した。ここからは磐梯山へは向かわずに、櫛ヶ峰を目指す。登山道はあまり整備されておらず、踏み跡の薄い戯れた道を慎重に登る。ロープをつかんだりしながら、30分ほど歩いて山頂に着く。山頂は花畑となっていて、砂礫の登山道との違いに驚く。山頂からは、対岸に磐梯山、眼下に猪苗代湖を見る。いい景色だ。
櫛ヶ峰からは、登ってきた道を引き返し、鞍部からは反対方向の磐梯山を目指す。ワシ岩の特徴的な姿を右手に見て登る。道の右側が切り立っていて、そこからは檜原湖や五色沼が見下ろせる。
水場を過ぎ、11時36分に弘法清水に着く。ここには売店がある。小休止して山頂に向かう。山頂までは20分足らずだが、この道は混み合っていて、何度も立ち止まりながら山頂に着いた。山頂にはたくさんの登山者が、思い思いの姿で景色を楽しんでいる。南に進むと猪苗代湖が見え、目を東に転ずれば、さきほど登ってきた櫛ヶ峰が真下に、さらにその先には遠く安達太良山が横たわっている。360度の展望は素晴らしい。
山頂で昼食を摂って下山する。八方平への道を下るが、途中の温泉跡付近から右に折れて、銅沼(あかぬま)へ向かう。樹林の中をしばらく歩いていくと、水蒸気が上がるのが見え、さらに行くと右手に銅沼が見えてきた。ここから見る櫛ヶ峰の風景は、裏磐梯の中でも指折りの眺めである。
ここからは左や右に現れる沼を楽しみながら歩き、下って裏磐梯スキー場に着く。スキー場の道路脇には、秋を感じさせる菊の花がたくさん咲いていた。
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