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行程・コース

天候

晴れたり曇ったり(山頂付近は強風)

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 二口キャンプ場手前に駐車場あり。十数台駐車可。トイレあり。

この登山記録の行程

二口キャンプ場駐車場(8:34)・・ブナ平(9:26)・・柱状節理(9:58)【休20分】・・三方倉山山頂(10:47)・・家形山方面へ・・三方倉山山頂(10:58)・・二口キャンプ場駐車場(12:33)

コース

総距離
約4.3km
累積標高差
上り約660m
下り約659m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 今年の紅葉は、例年よりも一週間ほど遅れている。二口山塊の入口に位置する三方倉山の紅葉は10月下旬が最盛期なのだが、今年は11月上旬でも間に合うかもしれない。そんな期待をもって三方倉山へ向かった。
 11月6日は、夜半に寒冷前線が東北地方を通過したこともあり、早朝は風が強い。青空が見えるものの、雲も広がる不安定な天気である。秋保大滝を過ぎ二口へ入ると、山形との県境には雲が立ちこめている。幸いなことに、雲は1000m以上の山稜を覆っていて、それより低く、また宮城県寄りの三方倉山ははっきりと見えている。
 8時過ぎに二口キャンプ場駐車場に車を止め、渓流周辺を歩いた。紅葉が盛りで、カエデの大木がひときわ見事な彩りである。数枚、写真を撮ってから登山道へ向かう。8時34分の出発である。三方倉山の登山道は、橋を渡っていったん川に下り、そこから登って入口に着く。この渓流で、息子が小さい時に水遊びをしたことがある。
 登山道入口からは左手に進む。ケヤキの大木を見て杉林に入ると、小さな沢を渡って急な斜面に取り付く。足場が悪いが、登りきると仙台市の水道局の小さな施設がある。ここからは雑木林の中をまっすぐに登り、途中で枝道に迷わされるものの、しばらくして尾根筋に乗り上げる。
 尾根筋はブナの二次林になっている。細いブナが多い。ここからはブナを楽しみながら歩くことになる。途中、沢筋を横切り、カラマツの林を左に見ながら、ジグザグの登りを終えると、素晴らしいブナの美林に出会う。ここからは山腹を巻くようにして、ブナの林の中を歩いていく。三方倉山の魅力の一つが、このブナの林である。
 ブナの林の中に、特に大きなブナが二本ある。樹齢はどちらも数百年だろうか。今日は、ブナの紅葉の盛りである。ブナの紅葉は三日と言われているが、その貴重な日に当ったようだ。ブナの紅葉を楽しみながら進んでいくと、大きな石塊が見えてきた。柱状節理である。ここへは山腹を巻いていくのだが、途中に山頂方面に登る道が現れる。踏み後がはっきりしてるため迷いやすいが、ここは登らずに、右手にまっすぐ進む。岩がごろごろした道なので、不安を感じるかもしれないが、とにかく柱状節理を目指してまっすぐ進む。
 柱状節理の石塊には9時58分に着く。ここで10分、休憩した。熱いコーヒーを飲んで、身体を温める。気温は5度を下回っていて、冬の到来が遠くないことを感じる。周囲はカエデやブナの紅葉が鮮やかだ。
 ここからは岩や木の根を掴んで登る。なかなか楽しい登りだが、足場はしっかりしているので、それほど危険は感じない。十数分の登りで尾根に着き、すっかり葉を落としたブナの木の間を進むと、10時47分に山頂に着く。山頂には誰もいない。今日は大東岳に向かった人が多いようだ。
 山頂からは家形山に続く道を辿ってみたが、途中で踏み跡が消えており、この道は廃道に近いのかと思う。引き返して三方倉山山頂をもう一度踏み、そこから白ヤシオコースを下る。北斜面をジグザグに下りる道で、非常に滑りやすい。誰でも一度は尻餅をついてしまいそうな道である。私も一度、尻餅をついた。
 この道からは大東岳が木々の間から見える。この景色が三方倉山のもう一つの魅力だ。急な斜面を下り、二口キャンプ場駐車場には12時33分に戻った。このまま帰るのももったいないので盤司岩を見に行ったが、天候は下り坂で目の覚めるような景色を見ることはできなかった。

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装備・携行品

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登った山

三方倉山

三方倉山

971m

よく似たコース

三方倉山 宮城県

大東岳を至近距離で望める二口渓谷の玄関口の山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
14
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