行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)小田急線、新松田駅から徒歩
復)JR御殿場線、山北駅
この登山記録の行程
小田急線新松田駅(8:05出発)-松田山散策-高松山方面への分岐点(8:45)-最明寺史跡公園(9:45)-高松分校跡(10:27)-尺里(ひさり)峠(第六天)(10:55)-高松山山頂(11:35着/11:45発)-
ヒネゴ沢乗越(11:57)-富士見平(12:07着/12:17発)-八丁の県道(12:50)-JR御殿場線交差(14:05)-洒水の滝(14:25着/14:35発)-山北駅南/桜の湯(15:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
河津桜が満開の松田山から高松山を抜け、「はなじょろ道」を西の八丁側に下りてみました。桜と富士山
のコラボは正に絶品! 洒水の滝にも立ち寄って、初めての丹沢山系をたっぷり楽しんできました。
≫皆さんのレコをみて、花が散らないうちに訪ねなくては・・・と思っていた松田山の桜まつり。
開花の期間が長いと言われる河津桜ですが、金曜日に春一番が吹いたので、慌てて出かけてきました。
新松田駅前の案内板に従って松田山に向かうと、こぢんまりとした山の南面が360本を数える満開の
河津桜で埋め尽くされていました。ピンク色の花越しに眺める青空と真白い富士山は、このところ
冬枯れのモノトーンに慣れた目を大いに楽しませてくれました。
日当たりの良い枝には萎み始めた花弁も見られましたので、花の見頃もいよいよ終盤戦のようです。
松田山から高松山へ向かう道は、殆どが単調な林道歩きでしたが、輝く海に伊豆大島まで見渡せて、
通い慣れた奥多摩とは一味違う風景を楽しみながら歩けました。
最明寺史跡公園から高松集落に続く山道には、ヌタ場もあって、イノシシの縄張りとなっている様です。
高松集落で、開拓記念と刻まれた立派な石碑の向かいに、廃校となった高松山分校の木造校舎が静かに
佇んでいるのを見ると、ちょっと複雑な気持ちになります。
更に林道を登り詰めると、尺里峠(第六天)に辿り着きます。(尺里と書いて、ひさりと読むらしいです)
高松山へ至る「第六天古道」の登山口で、その昔は第六天を祀る社があったそうですが、今は小さな
石碑を残すのみです。
車の男性と挨拶を交わし、もしやと思ってお訊ねすると、やはり「虫沢古道を守る会」のメンバーの
方で、今日は入山口のポストに置いている登山コースのパンフレットを補充しに来られたとの事。
これから向かう「はなじょろ道」も、この様な方々のご尽力で整備されていることに感謝しつつ、補充
したてのウォーキングマップを頂いて、高松山に向かいます。
高松山までは緩やかな尾根歩きで、草原状に開けた山頂はハイカーの皆さんで大賑わいでした。
愛読のガイドブックに、はなじょろ道の途中にも「富士見平」があると書かれていたのを思い出し、
混み合う山頂を後にして、はなじょろ道が交差するヒネゴ沢乗越へと向かいます。
「はなじょろ道」の名前の由来は地元のHPに譲りますが、漢字で書けば「花女郎」らしいです。(納得!)
新しい道の為か、今のところ昭文社の山と高原地図にも載っていませんが、虫沢側の田代向バス停を
起点とするメインルートは多くのハイカーに歩かれている様です。
https://town.matsuda.kanagawa.jp/site/kankou-sub/hanajoro.html
一方、ヒネゴ沢乗越から八丁に至る西側のルートは、交通の便が悪く、歩く人は稀の様です。(最寄りの
山北駅まで7kmあります)。 所どころに古道を守る会の道標がありますが、全体的に踏み跡は薄く、
特にヒネゴ沢乗越からの下り始めは、沢沿いや右岸側の踏み跡に入り込まない様、注意が必要です。
(私も間違えましたが、沢の左岸の尾根にトラバースするのが正しいルートです。)
ここを歩いて行った花嫁さんは、さぞかし大変だったろうな~、等と考えながら八丁まで下り切ると、
後は皆野川沿いの車道をひたすら歩き、東名高速の大鉄橋とJR御殿場線を越えて、そのまま一気に
洒水の滝まで足を延ばしました。
日本の滝百選に選ばれている洒水の滝を愛でた後は、山北駅の隣の町営「さくらの湯」に初ドボ~ン。
気さくなおばさんが切り盛りする駅前の食堂で美味しい手作り餃子を頂いて、初めての丹沢山系歩きも、
しっかり締まりました~。
フォトギャラリー:56枚
新松田の駅からスタートです。
商店街の先に富士山。千葉在住の人間にとっては不思議な光景です。
松田の地酒、中澤酒造の松美酉。
松田山の南面に桜が見えます。
満開の河津桜のトンネル。
こんな撮影スポットが・・・。
脚立から桜越しの富士山をパチリ。
箱根山塊も個性的です。
絶景かな!絶景かなっ!
松田山の裏手から高松山に向かいます。
相模湾の向こうに伊豆大島?奥多摩歩きでは見られない光景ですね。
鹿除けの門扉を2回通過しました。
最明寺史跡公園です。小さな池とトイレがあります。
若いイノシシを見かけました。ヌタ場もあって、彼らの縄張りになっている様です。
廃校になった分校の向かいに立つ開発記念の碑。複雑な光景です。
尺里(ひさり)峠から本格的な山道です。
のどかな尾根道です。
ミツマタの群生がありました。
丹沢の山並み。
頂上直下、男坂を登ります。
ハイカーで賑わう高松山の山頂。眺めはサイコ―です。
酒匂川、小田原、伊豆大島。
はなじょろ道を目指してヒネゴ沢乗越に向かいます。
ビリ堂方面への道と別れ、更に北へ。
ヒネゴ沢乗越から西の八丁を目指します。
尾根で最後の富士山を見ながら一休み。
ここを花嫁さんが通って行ったのか・・・。
烏山椒の木です。
無事、県道に出た所に、はなじょろ道の解説板がありました。
生乾きのイノシシの毛皮が三枚干されていました。
八丁の小さな集落。
酒匂川の支流、皆野川に沿って県道を下ります。
お茶畑と梅の花・・・
東名高速の大鉄橋の下を歩きます。
洒水の滝まで一気に歩き通しました。
滝の百選に選ばれるだけの事はあります。
滝の途中の最勝寺には、たくさんのお地蔵さんと風車が・・・
町営の健康センターの中にある「さくらの湯」へドボーン。400円でした。
湯上りセットは、山北駅前のしみず食堂で。
良い雰囲気です!
手作りの餃子をお替りしたら、一つ多く焼いてくれました~
JR松田駅からの夕焼け。初めての丹沢山系にサヨナラ~
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
みんなのコメント