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行程・コース

天候

うす曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 海水浴客向けの駐車場に数百台駐車可。

この登山記録の行程

角田浜駐車場(7:14)・・〈桜尾根コース〉・・(雪割草の写真撮影45分)・・角田山山頂(9:10)【休憩25分】・・〈稲島コース〉・・観音堂(9:42)・・角田山山頂(9:57)・・〈灯台コース〉・・角田岬灯台(11:36)・・桜尾根コース入口(11:50)・・(雪割草の写真撮影)・・角田浜駐車場(12:24)

コース

総距離
約7.7km
累積標高差
上り約756m
下り約756m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 雪割草で有名な名山、角田山は憧れの山である。早春に咲く雪割草は色とりどりで、愛らしく、それが群生するという角田山を、数年来の期待を胸に、訪れることにした。
 
 角田浜駐車場に着いたのは6時40分である。天気は曇りベースで、低い雨雲の切れ端が角田山周辺を泳いでいる。天気予報では午後に回復するというが、日差しがないため雪割草は開いていないかもしれない。
 7時14分に大駐車場を出発する。この駐車場は海水用客用のもので、数百台の車が止められるが、7時時点で駐車してあるのは十数台に過ぎない。
 駐車場から車道に上り、バス停付近を横切って渡ると,桜尾根コースの登山道入口は目の前である。入口には「私有地につき、スパイク長靴お断り」という看板が立っている。私有地ではあるが、しっかり道がついており、太い木の枝が組まれて階段のようになっている。一礼して登山道に入った。
 少し登ると、たちまち雪割草が姿を現した。これはすごい群生である。立て看板には、雪割草の保護をしていると出ていたので、おそらく人の手で植えられたものだろう。斜面には数百を越える株が点在していて、見事だ。残念なことに、今日は日差しがないため、ほとんどの花が閉じた状態である。開くのを待ちながら、45分ほど写真撮影をしたが、あとで見ると気に入った写真はほとんどなかった。
 ここから急な坂をしばらく上り、樹間から日本海を振り返って息を整える。稜線上に上がると、笹が目立ち、軽くアップダウンを繰り返して角田山山頂付近を見るようになる。ここで笹の間に雪割草の大株を発見した。ほとんどが白い雪割草で、これが野生種なのだろう。周囲を見ると、斜面にもたくさんの蕾が見えた。
 登山道の左手には日本海が見える。セリバオウレンの群生、カタクリの蕾、ケヤキの大木を見ながら、進んでいくと灯台コースの合流点に着き、ここから滑りやすい木道を慎重に歩いて、9時10分に山頂に着く。思ったよりも人は少なく、山頂には十数人の登山者しかいない。三角形の山小屋を覗き、外のベンチで水分を補給した。山頂部は広い平坦地で、まだ雪が残っていた。
 ここから稲島コースに足を向け、5分ほど進んだところにある展望地に行く。ここには観音堂が建てられていて、新潟平野を一望できる素晴らしい場所である。晴れていれば、越後山脈や飯豊山塊が望めるという。
 一旦、角田山山頂に戻り、ここから灯台コースを下った。木道が整備されているものの、道は泥濘状態で歩きにくい。慎重に歩いて三望平を過ぎると、明るい雑木林を下る。道の両側にはカタクリの葉が見えるが、花はまだである。途中、雪割草が咲いている斜面があったが、花は少ない印象である。
 樹間から日本海が見え、岩稜地帯に入ると目の前が開ける。角田岬灯台が小さく見える。遠くには佐渡島が見える。中央部の山脈には雪を冠った山が連なる。手前の海岸部には波が荒々しく寄せていて、ここから見る景色が角田山のもう一つの魅力である。
 11時36分に角田岬灯台を過ぎ、角田浜に下りる。ここから判官舟かくしという名所に立ち寄る。この場所には源平の時代にさかのぼる言い伝えがあり、追っ手から逃げるためにここに舟を隠したという場所である。トンネルを抜けると荒々しい日本海が現れ、その手前の岩場に舟が隠れる大穴がある。なるほどと思わせる場所であった。ここで高校の陸上部の生徒が練習をしていた。角田岬灯台に登る階段をトレーニングの場所にしているのだった。「こんにちは」という元気のよいあいさつを受け、しばらく若者の躍動する姿を眺めていた。
 ここから駐車場に戻り、車には入らずに、もう一度、桜尾根コース入口から雪割草の群生地に入って、花の写真を撮った。日差しが出て、花は満開だった。これだけの群生を見るのは初めてで、角田山の魅力を十分に味わった。
 角田浜駐車場には12時24分に戻った。駐車場には100台近い車が止まっていた。

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登った山

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