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那須岳

那須岳(朝日岳~三本槍岳~三斗温泉~茶臼岳)( 関東)

パーティ: 2人 (登登路 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 東京外環自動車道・・・東北自動車道・・・那須IC・・・県道17号・・・峠の茶屋駐車場(無料)

この登山記録の行程

登山指導所・登山ポスト(05:32)・・・中の茶屋跡(05:51)・・・峰の茶屋跡避難小屋(06:13)・・・恵比寿大黒(06:32)・・・朝日の肩(06:59)・・・朝日岳(07:00)・・・朝日の肩(07:21)・・・熊見曽根(07:24)・・・1900m峰(07:43)・・・清水平(07:57)・・・三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐(07:58)・・・三本槍岳(08:38)・・・三本槍、甲子山、大峠、三斗小屋温泉分岐(09:17)・・・大峠(10:25)・・・三斗小屋温泉(13:04)・・・沼原分岐(13:42)・・・延命水(水場)(13:43)・・・那須岳避難小屋(15:14)・・・峰の茶屋跡避難小屋(15:16)・・・硫黄鉱山跡(15:37)・・・お釜口(15:50)・・・那須岳(16:011)・・・山頂口(16:10)・・・硫黄鉱山跡(16:43)・・・中の茶屋跡(16:54)・・・登山指導所・登山ポスト(16:57)・・・ゴール地点G(17:00)

コース

総距離
約16.9km
累積標高差
上り約1,677m
下り約1,678m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

2年前にもこの那須岳へ来ましたが、その日は天候が悪く途中から雨。景色は見えないし、寒いしで茶臼岳には登らなく、峰の茶屋跡避難小屋~朝日岳~三本槍岳ピストンで下山したんです。今回はそのリベンジがしたく挑戦。ただ、ピストンするだけではつまらないので、三本槍岳からぐるっと一周して、最後に茶臼岳を登ってから下山するルートを計画しました。

この時期、登山口付近に残雪はあるものの10分程度のもので、途中からは岩場のドライな登山道になります。しかも歩きやすい道です。
峰の茶屋跡避難小屋までは気分もよく爽快でした。
避難小屋では少し休息を取り、朝日岳を経て三本槍岳へ。
前回は雨雲の中で何一つ景色が見えなかったので、三本槍岳で見る景色も目的の1つでした。ここの広がる景色に感動です。ようやく景色が見れたのでした(喜)。
なお、ここまでの登山道は雪解けで道がぬかるんおり、足元は泥だらけにはなりますが、雪もそれほど多くもなく安定した山行です。三本槍岳では登山客も3名ほどいらっしゃり、景色を楽しんでおられました。

私はさらにその先へ行くべく三本槍岳をあとに・・・。

すると、登山道にがっつり雪景色が現れました。しかも登山道はどこへ消えたと思えるくらい、道のシルエットも何もわからないほどの雪の量。雪の斜面からは木々の先端が出ている感じと、何となく進む方向がわかる程度。おいおい進んで大丈夫かな?
後ろから1人、「こんにちは~」っと登山客が我々を追い抜いていきました。
雪の斜面は歩くと5cm~10cm沈むほどですが、滑るし歩きずらい。しかも私はアイゼンなんて持っていないし、雪山登山の経験なしです。つまり、車で言うと、ノーマルタイヤで雪道を進むようなもの。トレッキングブーツじゃスタットレスのような効果なにも無いし、グローブもノーマル。しかし、私の性格上は引き戻るのではなく、まずは様子を見ながら先へ先へ・・・。

すこし歩いた所で、先ほど我々を追い抜いた人がいました。
しかも雪に足を取られて足全体埋まってるほどでした。
大丈夫ですか?・・・いやダメダメ。アイゼンないしグローブもノーマルだしと言って、その方は引き戻られました。
そんなにその先は埋まっちゃうほどなの??

どれどれ・・・と興味がてら進んでみたものの、それほどでもないなと思い、少し気が緩んだところで、ズボッ、、ストン、ワァって悲鳴と共に雪の中へ私が落ちました。一瞬で落ち、胸くらい沈んだところまでで埋まって止まったのです。何が起きたのかと落ちた所で足元付近を見てみると、雪庇のようになっていて中は空洞。
雪が解けて空洞になった状態で、雪自体も緩い感じです。雪質は水分を多く含んだ雪と言う感じです。その落ちた場所は足のついたところが山の斜面だったので良かったのですが、これがかなりの高所だったり、川だったり、崖だったりを想像すると背筋も凍る思いでした。
登山道が見えない雪庇のような状況になってる、アイゼンや防水グローブもない。ここで普通は引き返そうかと言い出すところなんですが、道はスマホのGPSと地図で方角はわかったので進んじゃいました。

すると、雪の中から登山道が顔を出している所へ辿り着くことができ、そこからは雪に覆われてはいるものの、登山道としてわかるシルエットの道となっているので安心感がわきました。(しかし、しばらく進むとまた道を見失うのであった)
しかもその途端に、後ろからトレイルランナーが我々を追い抜いて行きました。
嘘でしょ。この雪の中を走ってきたの??しかも走って行ってる。
じゃぁこの先も行けるんだと確信しました。

しかし、この先は誰にも会わず、登山道もわからず、ただ我々を追い抜いて行ったトレイルランナーの足跡と木々についているピンクテープだけが頼りです。しかもピンクのテープ間隔は長く見当たらないケースがほとんど。地図とGPSで方角はわかるものの、どこを登れば良いのかなどルートの判断に悩みました。そんな時こそトレイルランナーの足跡探して、それについて行ったのです。登りもあり下りもあり、滑るわ雪の中に足が全部埋まるわ、足がおちたとこに岩があって痛いは、木の枝が突き刺さってくるはで、そりゃー進むのが大変でした。グローブはビショビショ、ブーツもビショビショ。なお、足跡にはトゲトゲの跡があり、あのトレイルランナーはアイゼンもってるのか・・・ずりぃーな・・って思った。
(アイゼン持って行かない私が悪い・・)

そんな苦境を乗り越え三斗温泉へ到着。

三斗温泉宿の付近も雪が多くあるものの、山肌がみえていたり、一部除雪されており、スコップで除雪作業をしていたおにーさんにどこかベンチのようなものありますか?と聞いたところ、ベンチはないけど、除雪されてドライな草木のあるところでしたらゆっくりしていってくださいって教えてもらい(なんて良い人だ)、ポカポカ陽気の中、腰を下ろしてようやく昼食にありつけました。持って行ったおにぎりやお菓子をむしゃむしゃ。生き返りました。そこから避難小屋までは2.9km。90分くらいか?!いや、そこから先も雪だらけなので、もっとかかるか?!
(もぅ雪道やだぁー)

まぁ、道らしきシルエットは大分わかるようになったので、先を急いだのです。
そして、ようやく避難小屋のある茶臼岳の麓が見えだしました。
モチベーションは上がりやっとやっとやーっとの思いで朝に立ち寄った峰の茶屋跡避難小屋に到着。

登山客はまぁまぁいましたね。避難小屋で久しぶりに湯をわかしコーヒータイム。
うめぇ~、うめ~よ。珈琲(お洒落にカフェ!)
そしてリベンジ最大の目的である茶臼岳へ。
そこに雪にはない。(キター!)
あぁ、こんなにうれしい事があったんだ!
茶臼岳に見える煙がモクモクと・・・・・温泉卵食べたいなぁ~と思いながらあっさりと山頂へ。(雪が無いって偉大だ)
山頂へ向う途中、下山してくる多くの登山客とすれ違い、中には山ガールもいました(若い山ガールっているんだね!ライチョウ見るのと同じ感覚!!)。

山頂では風がビュービューあり寒くもありましたが、お鉢まわりと旧火口を1週。
そこに人は誰もいなく(もうみんな下山してる)、知らない陽気なおばちゃんが1人。
写真撮ってと言われたので、おばちゃんのもつiphoneで撮影。そしたら、iphoneの容量が足りなく写真が撮れない。データ消してってお願いしたが操作がわからんとのこと。一通りこちらで操作(データを2つほど削除)して再撮影。無事撮影完了!
(山の人はみんな良い人だ!エッヘン!)

そして下山へ・・・

茶臼岳山頂からはノンストップで駐車場まで下りました。
登りにあった雪道は、いままでに比べたらなんてことなし!
余裕で下山できました。無事下山できてよかったよかった。
今思えば、2人いたから雪山の中も乗り越えられたんだなと。
今回、一緒に登山をしてくれた友人に感謝です。ありがとう。

登山帰りはもちろんお・ん・せ・ん♪

が、しかーし、ボルケーノハイウェイの抜けた所からまさかの渋滞(ガーン)。

そこから温泉まで90分。渋滞ひでーっす。ナビの渋滞部分を通過した時、なんでここで渋滞したのかわからないくらいなんです。おそるべしゴールデンウィーク。

ご飯はサービスエリアで餃子だと心に決めていたので上河内SAへ寄ったが、ここでも大渋滞。SAへ入るのに90分。しかもご飯食べるフードコードで席の取り合い状態。
私も席を奪おうと少しの時間待ってはみたものの、小さな子供が席待ちしているのを見て断念。諦めて佐野SAへ。

ここでもSAへ入るのに60分。クタビレタ。。

しかし、ここは登りと下りのSAが隣り合わせでジョイントしているので、登りのSAではなく下りのSAにあるフードコードへ。(登りのフードコードは大渋滞でした)
この時間、下りのフードコートは空いてるだろうと考え、行ってみると・・・

落ち着いて餃子+佐野ラーメンもやしモリモリが食べられました。
(その後、お腹いっぱいで動けない状況に)

コーヒー買って帰りの帰路へ・・・
もうその頃には東北道の渋滞が緩和してました。

いろんなことあったけど、良い経験しました。
雪山にはアイゼン必須です!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック タオル 帽子 グローブ
サングラス 着替え コンパス 腕時計 カメラ ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 行動食 テーピングテープ
GPS機器 ストーブ 燃料 カップ

この山行で使った山道具

みんなのコメント

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  • ゆ、雪道お疲れ様でした。
    長いので今日は前半部分だけ読んでおきます。

    意外と?無茶派ですな^^

登った山

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