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大菩薩嶺・大菩薩峠・石丸峠をゆったりと周回~バイカオウレン開花~

大菩薩嶺・大菩薩峠・バイカオウレン群生地( 関東)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴時々曇り。眺望は8時まで良好、その後は雲の中。弱風

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 往路は、中央道勝沼ICよりフルーツライン・青梅街道を経て裂石から林道に入り、上日川峠駐車場に駐車(無料・トイレ有)。復路は、林道を大菩薩湖方面へ下り、国道20号線を経て、勝沼ICから中央道に入った。※バスの場合、甲斐大和駅前より土曜・日曜・祝日に上日川行バス有。平日は特定日(黄金週間・盆・紅葉時期等)。詳細は栄和観光へ問い合わせ。

この登山記録の行程

自宅5:00・・・6:55上日川峠7:17・・・7:40福ちゃん荘([トイレ)7:48・・・9:20大菩薩嶺9:22・・9:28雷岩9:32・・・・10:03賽ノ河原・・・10:07親不知ノ頭(昼食)10:37・・・10:51大菩薩峠(トイレ)11:01・・・11:40石丸峠11:50・・・12:42石丸峠入口・・・12:45分岐(おやつ)13:00・・・13:25上日川峠

コース

総距離
約8.2km
累積標高差
上り約765m
下り約765m
コースタイム
標準3時間45
自己4時間42
倍率1.25

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 表紙画像は、バイカオウレン(梅花黄連)です。初めて大菩薩で見つけることができてうれしかったです。花のように見える白い部分は、萼片です。とっても小さな黄色い部分が花弁です。場所は、大菩薩峠のすぐ南側の原生林の中ですので、ぜひ足を伸ばしてみてください。
 
 今回は、春の息吹きを感じたり、新緑を見たりしたいと考えて大菩薩へ出かけました。今日は、晴れるが気温が高くなると聞いていたので、富士山と南アルプスの眺望は難しいだろうと予想していました。

 ケヤキ・ミズナラ・カラマツ等の新緑が青空に映えて大変きれいでした。遠くから見ると紅葉しているように見えたのは、芽吹いたばかりのケヤキ・ミズナラの葉でした。葉は、濃い赤茶色で、大変薄く柔らかかったです。出たばかりの葉は、まるで落下傘(パラシュート)のような形をしていました。

○上日川峠~福ちゃん荘~唐松尾根~雷岩~大菩薩嶺
 福ちゃん荘から唐松尾根を登って行くと、富士山の山頂部が顔を出しました。標高が上がるにつれて裾野を引いた富士山さんになりました。山頂の上にも、雲が湧きあがっていました。
 南アルプスは、たくさんの雲に混じって北岳・間ノ岳・農鳥岳・悪沢岳・赤石岳が肉眼では見えました。しかし、撮影は難しかったです。下りて来た登山者に聞くと8時頃までははっきりときれいに見えたんだそうです。
 稜線が近づいて来ると急登の連続です。登山道が濡れていて滑りました。昨日雨が降ったようでした。立ち止まっては振り返り、富士山と南アルプスを眺めました。だんだんと雲が広がって行き、それぞれ山頂部だけがちょっと見えるだけになりました。雷岩に到着したときは、姿が全く見えなくなりました。
 大菩薩嶺へ向かう登山道は、ぬかるみがひどかったです。水たまりもありました。ここは展望がありませんので、標識を撮影して引き返しました。
 
○大菩薩嶺~雷岩~賽ノ河原~親不知ノ頭~大菩薩峠
 この稜線は、晴れていれば富士山と南アルプスの展望台です。もう見えなくなったので、残念ですが、唐松尾根や大菩薩湖、塩山の街等々が見下ろすことができました。また、吹く風が乾いていて気持ち良かったです。
 親不知ノ頭で昼食にしました。晴れたり曇ったりしましたが、暑からず寒からずちょうど良かったです。ただ、顔の周りを飛ぶ虫が多いのには閉口しました。虫予防スプレーで防御しましたが、効果はありませんでした。虫よけネットをかぶった女性がいました。これは、優れ物です。

○大菩薩峠~熊沢山巻道~石丸峠~石丸峠入口~大菩薩湖分岐~上日川峠
 大菩薩峠から熊沢山方面へ足を踏み入れるとそこは別世界でした。倒木が大変多く、苔が密生していました。苔の上に白い花を見つけました。大きさは1cmくらい、小さい花です。目を凝らして周囲を見回すとあっちこっちに咲いていました。同行者が「バイカオウレン(梅花黄連)らしい。」と言いました。
 石丸峠には広い空間が広がっていました。見渡す限り笹原でした。樹木がほとんどありませんでした。下って行くと南面には小金沢山(標高2.014m)が堂々と聳え立っていました。山体が大変大きかったです。眼下には大菩薩湖も見えて来ました。
 そして、カラマツ林に入りました。新緑や若葉が西日にあたってきれいでした。何本か沢を越えて登って行くと上日川峠に無事着きました。ロッヂ長兵衛の前の高台でコーヒーを入れ、のんびりと休憩して、帰途に着きました。

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フォトギャラリー:41枚

上日川峠第二駐車場の様子です。トイレがあります。

上日川峠発中央線甲斐大和駅行バスの時刻表です。土祝日は5本、平日は特定日に3本運行しています。

上日川峠にあるロッヂ長兵衛です。宿泊・食事・売店。建物の右脇に登山道があります。

写真はオオカメノキの花です。福ちゃん荘へは登山道でも舗装路でも行くことができます。

舗装路脇には新緑が広がっていました。

広葉のように見えたのは、出たばかりの葉でした。落下傘(パラシュート)の形をしていました。折りたたまれて葉の芽の中に入っていたのでしょう。

太陽光にあたると紅葉しているように見えました。

福ちゃん荘前のカラマツです。新緑が青空に映えました。

案内板で登山コースを確認しました。公衆トイレ有。

カラマツ尾根を登って行くと北面には、ダケカンバがありました。

雲の上から富士山が顔を出しました。

中腹まで雲が広がっていました。山頂西側に雲です。

南アルプス右から左へ北岳・間ノ岳・農鳥岳です。肉眼では見えたのですが・・・。

右は悪沢岳、左は赤石岳です。見えにくくてごめんなさい。

稜線に出ました。雷岩です。

大菩薩嶺です。

「山梨県100名山」の標識がありました。

雷岩から眺めた富士山方面です。

南アルプス方面です。

大菩薩峠までの稜線です。

親不知ノ頭で昼食をとりました。

上空は青空です。

親不知ノ頭近くから歩いて来た道を振り返りました。

青空が少なくなり。雲が大きく広がって来ました。

大菩薩峠に着きました。介山荘がありました(宿泊・食事・売店)。南側に公衆トイレ有。

今まで来た道を振り返りました。

もう1枚。

大菩薩峠から石丸峠方面へ入ると、倒木が大変多く、苔むしていて別世界に入り込んだようです。

「バイカオウレン(梅花黄連)」です。「花に白い花弁状の萼片が5個あり、中心部に黄色の小さな花弁が集まって、梅の花のように見えるのでこの名がある(山渓ポケット図鑑)」。

バイカオウレンとその葉です。場所は峠から50mぐらい先でした。苔むした登山道を抜けるまであっちこっちで見つけました。

熊沢山巻道を抜けると視界が開けました。鞍部が石丸峠です。笹原の真中に峠がありました。

直進すると小金沢方面。右折して上日川峠へ戻ります。

南面には、大きな山体をした小金沢山が聳え立っていました。

眼下には、大菩薩湖が見えました。

カラマツ林の中を下って行きました。

若いカラマツです。小さい葉をたくさん付けていました。

リンドウが咲いていました。

カラマツの新緑が若葉になりつつありました。

石丸峠入口(小屋平)に着きました。上日川峠行と甲斐大和駅行のバス停がありました。

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装備・携行品

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登った山

大菩薩嶺

大菩薩嶺

2,057m

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