行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
その他:
往)ホリデー快速奥多摩1号。奥多摩駅から東日原行きバス。倉沢バス停下車(臨時8:27発/8:45着)
復)さわらびの湯バス停からバスにて飯能駅まで
この登山記録の行程
倉沢バス停(8:50出発)-倉沢のヒノキ(9:05着/9:12発)-倉沢林道(9:22)-魚留橋(10:00着/10:10発)-棒杭尾根取付き(10:28)-棒杭の頭(11:50着/12:00発)-仙元峠(12:17)-蕎麦粒山山頂(12:35)-オハヤシノ頭(13:00)-クロモ山(13:42)-槙ノ尾山(14:34着/14:40発)-棒ノ嶺(14:55着/15:00発)-(瀧の平尾根下山)-さわらびの湯(16:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
日原街道の倉沢から棒杭尾根を登り、長沢背稜を棒ノ嶺まで歩いて来ました。アプローチの倉沢林道は終点近くが崩落していますが歩行には支障なく、棒杭尾根の踏み跡も明瞭で、静かなバリエーション歩きを楽しめました。
≫倉沢の大ヒノキと初めて歩く長沢背陵、これまた初めての「さわらびの湯」をお目当てに、ホリデー快速1号で奥多摩駅に降り立ちます。 梅雨入り前の晴天の週末とあって、電車もバスもGWに劣らぬ混みようでしたが、倉沢のバス停で降りたのは単独行のご年配と私の二人きりでした。
バス停の少し先の看板からコンクリートの階段を登って、先ずは「倉沢のヒノキ」に向かいます。
整備された道を15分程登った尾根上に、根元を石垣で囲まれた大檜が聳え立っていました。
推定樹齢千年、幹回り6.3mという大檜の立ち姿は圧巻で、写真に納まり切りません。
根元に賽銭が積まれているのに倣ってお賽銭をあげて入山の挨拶を済ませると、来た道を戻って、今後は倉沢林道に入って行きます。
林道は直ぐに砂利道に変わり、途中、苔むしたコンクリ橋で何筋かの支流を跨ぎながら、倉沢谷の右岸を進んで行きます。 沢沿いの林道のアプローチと言えば、大岳山に向う海沢林道や大岳林道を歩いたのを思い出しますが、ひと回り大きな山々に囲まれているだけあって水量も景観も豊かです。
2014年の大雪の影響とのことですが、魚留橋で左岸に渡った先の一帯が大きく崩落しています。
押し流された倒木やガードレールで不気味な景観となっていますが、歩行には支障はありませんでした。
崩落個所を越え、路肩が崩れかかった地蔵橋で再び右岸に渡って少し歩くと、道標こそありませんが、
『どうぞここから登って下さい。』と言わんばかりに、棒杭尾根への取付きが現れます。
棒杭尾根は、山と高原地図では破線のルートになっていますが、踏み跡は明瞭でした。
もう新緑とは呼べないほどに色を濃くした尾根の青葉と、顔にまとわり付いてくるブヨ系の虫の多さに、初夏の到来を感じます。 取り付きから稜線までの距離が短いだけに傾斜はしっかりありますが、兎に角静かな尾根歩きを楽しめました。
長沢背稜からは、未だ葉が揃い切らないダケカンバ越しに奥武蔵の山々が透けて見え、次に歩くルートを思い描きながら、棒杭の頭、仙元峠、蕎麦粒山と稜線を繋いで東に向います。
蕎麦粒山からオハヤシノ頭までの稜線は、石尾根の雰囲気にそっくりの緩やかな防火帯が続きますが、その先の日向沢ノ峰から棒ノ嶺に向う稜線は、想像以上の急な下りが続いてちょっと辟易しました。
ようやく棒ノ嶺に辿り着いたのは3時近くで、既に気持ちは温泉モードです。
眺望を楽しむのもそこそこに、剥き出しの根張りで歩き難い瀧の平尾根を駆け下りると、4時過ぎには
『さわらびの湯』に初ドボーン!
たまたま開催されていた青空フェスティバルで湯上りセットを頂き、地元の皆さんとロックバンドの生演奏を楽しんで、今週もしっかり締まりました~。
本日の総歩数40,877歩、歩行距離27.8km、消費カロリー1,633kcal、脂肪燃焼量116g也。
フォトギャラリー:67枚
電車もバスも、GW以上の賑わいでした。
倉沢バス停で降りたのはご年配の単独行者の方と二人きりでした。
バス停の少し先に、大ヒノキへの階段の登り口があります。
大ヒノキへは整備された小径がついており、早目に歩いて10分強でした。
日原方面には削られた山肌が見えます。
樹齢千年と伝わる大ヒノキ。なるほど、見事です。
胸高周囲6.3m、樹高34mとあります。
ストックを置いてみましたが、写真では大きさが伝わりにくいですね。
バス停まで戻って、倉沢林道へと進みます。
勉強不足で名前は分かりませんが、この花をたくさん見かけました。
沢の右岸に沿った林道。何ヶ所か小さな支流に掛かる橋があります。
支流に掛かる細い滝。
林道に迫る岩壁から溢れる湧水が涼を呼びます。
無名の滝。
魚留橋から先は車両通行できません。
橋の上流に掛かる魚留の滝です。
大きな岩を乗り越えて近づくと、中々の迫力です。
倉沢谷に迫る岩峰。
魚留橋の先の左岸は崩落していますが、歩行には支障ありませんでした。
次の地蔵橋を越えると険相な岩壁が続き、中々の渓谷美です。
林道の終点手前に「ここから登れ」とばかりに、棒杭尾根の取り付きが現れます。
尾根の踏み跡は明瞭で、時折りテープも現れます。
尾根の途中から、ヨコスズ尾根を挟んで、石尾根が展望できます。
ようやく長沢背陵の縦走ルートに合流しました。
合流点の道標には、手書きで「古棒杭尾根→倉沢へ」と書いてあります。
棒杭の頭から西に見えるのは、酉谷山でしょうか?
東側には、これから向かう蕎麦粒山が見えます。
仙元峠の祠。木花咲耶姫命のお札が収まっていました。
稜線の北面、ダケカンバの間から武甲山が見えます。
蕎麦粒山に到着。東側の展望が開けます。
東南に大岳山と御前山。
振り返って見る蕎麦粒山。
石尾根にそっくりの雰囲気です。
オハヤシの頭。有間山への分岐です。
続いて、日向沢の峰。ここから棒ノ嶺方面に向かいます。
途中の高圧鉄塔から有間山方面の眺め。
想像以上の急な下りが続きます。
途中のピークは、巻いたり登ったり・・。
絶妙なバランスと遊び心で立つケルン?
北面の眺め。
槙ノ尾山で小休止。展望はありません。
ようやく、棒ノ嶺に到着。もう3時でした。
北面に奥武蔵の山々が見渡せます。
権次入(ゴンジリ)峠。
歩き難い丸木の階段が続きます。
河又方面に下ります。
途中、三カ所で林道を横切ります。
道標にようやく、さわらびの湯の名前が!
根張りの多い急な下りが続きます。雨で濡れていたら、相当辛い下りとなる事でしょう。
ようやく下山しました!
「ヤブデマリ」という花だそうです。
地元のフェスティバルが開催されていました。
さわらびの湯は初めてです。
湯上りセットはお祭り会場で!
オカワリ!
皆さん盛り上がってました。
17:55の飯能行バスは大行列でしたが。。。
臨時バスが出て無事に帰路へ着きました~。
(おまけ)西武所沢駅の乗り換えで「52席の至福」なるレストラン列車を目撃しました。車内でフルート演奏してます!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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