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東篭ノ登山と池ノ平湿原をめぐる花旅

東篭ノ登山・見晴岳( 上信越)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り時々晴。風が弱く蒸し暑い。気温駐車場 8:00 13℃、 13:00 21℃

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 上信越道小諸ICを出て、地蔵峠へ向かい、峠の手前を右折して湯ノ丸高峰林道(舗装路)を通って池ノ平湿原駐車場に停めました。なお、車坂峠からも入ることは可能だが未舗装路。前払い500円。水洗トイレ有。飲料水・自販機はなし。

この登山記録の行程

① 東篭ノ登山往復
自宅5:30・・・8:00池の平湿原駐車場(トイレ)8:23・・・9:08東篭ノ登山9:25・・・10:05池の平湿原駐車場(トイレ)

② 池ノ平湿原周回
池ノ平湿原駐車場10:15・・・10:30村界ノ丘10:40・・・雷ノ丘・・・10:57雲上ノ丘(昼食)11:17・・・11:25見晴岳11:35・・・鏡池・・・13:00池ノ平湿原駐車場

コース

総距離
約5.4km
累積標高差
上り約377m
下り約377m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 梅雨の晴れ間をねらって出掛けました。予報は午前中が晴ですが、実際は曇り空で時々陽射しがある程度でした。南から湿った風が入り、雲が次々と押し寄せて来ました。
 眺望は近くの山々が見える程度で、浅間山はうっすらとですが、目視できました。八ヶ岳・南アルプス・北アルプス等は全く見えませんでした。この時期ですがら仕方がありません。

 高山植物の花は、春の花と夏の花の端境期にあたり、少なかったです。東篭ノ登山には、イワカガミがたくさん咲いていました。特に針葉樹コメツガの根元付近に多かったです。ミツバオウレンも小さい白い花ですが、きれいでした。マイズルソウは咲いているのは少なく、蕾が多かったです。上部のガレバ付近には、コケモモが小さな花を付けていました。帰り道にエンレイソウとスズランの花を見つけました。

 池ノ平は、湿原を左手に見下ろすように、村界の丘、雷の丘、雲上の丘、見晴岳、見晴コマクサ園を周回し、湿原に下りました。ここでも主役はイワカガミでした。咲き始めたばかりのは、色が濃い桃色をしていました。
 村界の丘は通り過ぎることが多いですが、立ち寄ってみました。すると北側斜面にゴゼンタチバナが群生していました。
 雷の丘付近はハクサンシャクナゲの樹が多かったです。また蕾が小さいので、花はないだろうなと諦めていた時でした。すると2輪だけ咲いていたのです。コメツガの葉の緑が青空に映えてきれいでした。
 雲上の丘に近づくとレンゲツツジがありました。。蕾の状態がほとんどでしたが、ほんの数輪ですが咲き出していました。ここからは展望が広がりました。北には、湯ノ丸山・烏帽子岳。東には、西篭ノ登山・東篭ノ登山・水ノ塔山等がはっきりと見えました。他は、雲が流れ込んでよく見えませんでした。木陰で昼食にしました。
 見晴岳の分岐付近で、今年もアマドコロを発見しました。3本が花を付けていました。細長い葉の下に花がありました。見晴岳山頂から地蔵峠方面へ50m進んだ先には、サラサドウダンツツジがあります。今年はもう花が散ってしまっているかなと思い近寄って見ると、上の方にまだ花を残していました。
 見晴コマクサ園では、コマクサが咲き出していました。蕾は紅色でしたが、咲くと薄い桃色に見えました。登山道の上には、サラサドウダンツツジが咲いていました。下から見上げると逆光となりますので、ストロボを発光させて撮影しました。
 湿原へ下る登山道脇には、濃い橙色のレンゲツツジが咲いていました。日当たりがよいためでしょう。鏡池からは、カエルのくもった鳴き声が聞こえました。カッコウの鳴き声が湿原に響き渡っていました。湿原を横断していると咲き出したばかりのハクサンチドリを発見しました。まだハクサンチドリとは思えない姿をしていました。
 今日は眺望が得られず残念でしたが、たくさんの高山植物に出会えて楽しい山歩きになりました。
 小諸IC近くの「道の駅雷電くるみの里」に寄り、名物くるみだれ蕎麦を食べました。そばの味がくるみと合い、おいしかったです(880円)。同行者は、野菜を大きなビニール袋にいっぱいになる程、買い込んで来ました。1玉110円のレタスが新鮮で柔らかいです。

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フォトギャラリー:50枚

池ノ平湿原駐車場の出入口。右手にトイレがあります。

乗用車は前払いで500円。利用時間は7~17時です。林道のゲートも7時に開き17時に閉まります。

登山口に入って間もなくイワカガミを見つけました。

こんな大きな株もありました。

白色のツバメオモトの花がきれいでした。

マイヅルソウは蕾状態が多かったです。もうすぐにきれいに咲くことでしょう。

ミツバオウレンも大変多かったです。

咲き出してばかりのツバメオモトを発見。

またイワカガミ。

山頂近くのガレ場には、コケモモも咲き出していました。

東篭ノ登山頂が見えて来ました。

池ノ平湿原を見下ろしました。

右手は西篭ノ登山。中央は湯ノ丸山。左は烏帽子岳。

左は水ノ塔山。右奥には霞んだ浅間山。肉眼ではお釜も確認できました。

下山時に見つけたエンレイソウ。

スズラン。

マイヅルソウは、上って来た時より花が多くなって来ました。

今度は、池ノ平を歩きます。村界の丘から眺めた水ノ塔山です。

北側斜面にはゴゼンタチバナが咲いていました。

回りを見渡すと群生していました。

ハクサンシャクナゲはほとんど蕾状態でしたが、2輪だけ咲いていました。

もう1枚。

天然カラマツの緑色の葉が青空に映えていました。

雲上の丘に近づくとレンゲツツジが咲いていました。

もう1枚、パチリ。

雲上の丘からの眺望。左から西篭ノ登山・中央は東篭ノ登山・右は水ノ登山。

後ろの大きな山体は浅間山。

見晴分岐でアマドコロを発見。

葉の下に花がありました。

ヒメイズイ(姫萎蕤)。「萎蕤はアマドコロの中国名。アマドコロを小さくしたようなのでこの名がある『山渓ポケット図鑑』」。

花がたった1つだけ。

サラサドウダンの花。場所は見晴岳の地蔵峠方面へ50m先の広場。

自然光で撮影。

見晴岳山頂の様子。

青空が広がって来たが眺望は近景だけ。

これはアマドコロ。

ヤマハタザオ。

尾根道にアヤメが咲いていました。

見晴コマクサ園のコマクサ。

サラサドウダン(更紗灯台)を自然光で撮影。場所は見晴コマクサ園の南側。

逆光になるので、ストロボを発光。

真下からもう一枚。

こんなにたくさん咲いていました。

スズランを発見。

三方コマクサ園には向かわず、湿原へ下りました。日当たりが良い場所なので、レンゲツツジが満開でした。

またここでもミツバオウレンを発見。

ウスノキ(臼の木)のようです。「先端がへこんでやや角ばった感じの果実を臼にたとえた名前『山渓ポケット図鑑』」。

忠治の隠れ岩近くの木道の坂の脇にありました。

鏡池から池のノ平を眺めました。

これってほんとうにハクサンチドリ?似てないですが・・・。湿原の木道近くに咲いていました。

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登った山

篭ノ登山

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2,228m

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難易度
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コース定数
22
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