登山記録詳細

無雪期登山
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寒江山(日暮沢)2017 寒江山(東北)
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記録したユーザー

ブナ太郎 さん
  • 日程

    2017年6月24日(土)

  • 利用した登山口

    日暮沢小屋  

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:2013年の豪雨で一部崩壊した林道の修復がほぼ完了し,日暮沢小屋までの通行が可能になりました。日暮沢小屋前には7,8台駐車できます。止められない場合は、手前の空き地や林道の路肩に止められます。

  • 天候

    晴れたり曇ったり
    [2017年06月24日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

日暮沢小屋(05:04)・・・清太岩山(07:48)[休憩 15分]・・・ユーフン山(08:41)[休憩 20分]・・・竜門山(09:41)・・・竜門小屋(09:50)[休憩 10分]・・・寒江山(11:26)[休憩 8分]・・・竜門小屋(12:37)[休憩 20分]・・・竜門山(13:17)・・・ユーフン山(13:53)・・・清太岩山(14:21)[休憩 15分]・・・日暮沢小屋(16:06)

総距離 約16.5km 累積標高差 上り:約1,763m
下り:約1,763m
コースタイム 標準:11時間10分
自己:9時間34分
コースタイム倍率 0.86
 日暮沢小屋に通ずる林道の修復が終わったと聞いた。待ちこがれた思いで、6月24日の未明、山形自動車道路を経由して日暮沢小屋に向かった。

 小屋に着いたのが4寺30分。しかし、ここでトラブルが起きる。ストックが不調なのである。これの解決に15分以上を要し、出発は5時過ぎになった。いつも通りに水場で水筒に水を詰め、小屋の脇を過ぎてまっすぐ登山道に入った。
 道はすぐに急登になる。木の根を掴んで登るような道に、嬉しさがこみ上げてくる。ヒメコマツとブナの間をゆっくりと進んだ。久しぶりなので、前半は抑えて歩く。陽が上り、木々の幹に赤みが差してくる。
 急登を20分。やがて傾斜は穏やかになり、しばらく進むと、いったん下りとなる。そこからまた急な登りが始まる。それを耐えると、また平坦な道となる。平坦な道から下ってブナの大木を過ぎ、そこから登り返すと、残雪がある平坦地に着く。ここで一呼吸入れ、20分程登るとゴロビツである。ここでは休憩せずに、リュウキンカの湿地を見ながら進み、ゴロゴロの石を踏んで急登をしのぐ。さらに登ると大きな雪庇が見えてきた。タムシバの白い花が青空に映えている。
 キックステップで雪庇の上に乗り上げる。雪庇は2、30メートルほどだが、慎重に登った。上に立つと、大朝日岳が目に飛び込んできた。ここから一旦夏道に戻り、緩やかな坂道をしばらく歩く。ブナの萎縮林を抜けると、清太岩山とユーフン山が見えてきた。
 清太岩山からの眺めは一級品である。朝日連峰をぐるりと眺めることができる。竜門小屋も小さく識別できる。ここでは休まずに、下ってまたしばらく登り、広い尾根道を歩いてユーフン山に着く。時刻は8時41分。正味3時間半弱でここまで来た。ここからの眺めもまた素晴らしく、ここで朝食を摂った。
 ユーフン山から竜門山への稜線歩きは、今日のハイライトの一つだが、薄いガスがかかっていて、周囲の山々は少しぼんやりした感じに見える。正面に竜門山、左手に大朝日岳、右手に寒江山と以東岳を見ながらの漫歩は、なんという贅沢だろう。
 竜門山へは大きな雪渓を越える。越えると左が竜門山、右が竜門小屋である。小屋に下りて休み、サブザックに水筒と財布、おにぎりを入れ、カメラを持って寒江山へ出発である。一部崩壊しているところがあったが、慎重に渡ればそれほど危険ではない。
 南寒江山を正面に見て下ると、そこはウスユキソウの大群生地だった。写真を摂っていると、それまで曇っていた空が明るくなり、青空が見えてきた。青空を見ながらウスユキソウを楽しみ、南寒江山山頂を踏んで寒江山に向かう。左手には相模山の特徴的な襞が見える。
 寒江山からは大きく以東岳が望める。時計を見ると11時26分。実質6時間弱だが、途中で写真を撮りまくっていたので、実質歩行時間はもう少し少ない。
 山頂で風景を楽しみ、再び竜門小屋に向かう。空は晴れ間が出て、大朝日岳の山頂が見えるようになった。稜線のウスユキソウ、ミヤマキンバイ、コイワカガミ、ハクサンイチゲを楽しみ、12時37分に竜門小屋に着く。ここで昼食を摂った。水場に行くと缶ビールが冷やしてある。ウスユキソウを見る会(翌日に実施するらしい・参加者は20人程度だろうか)の人たちのものだろう。
 竜門小屋を1時前に出て、日暮沢へ戻る。前半に抑えたのが良かったのか、帰り道の足取りはしっかりしている。周囲の眺めを楽しみ,ユーフン山を越え,下ってまた登り、清太岩山山頂を踏んで、雄大な景色にさよならをした。
 ゴロビツの水場までは快調に下ったが、最後の下りになるといつも通りに負荷がかかり始め、暑さにもやられて速度が落ち、16時6分に小屋に戻った。冷たい水を飲み、人心地つく。小屋の前には、まだ10台近い車が止まっている。小屋泊の人が大勢いるのだろう。
 

登山中の画像
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5年ぶりの日暮沢小屋
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急登から始まる
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木の根が露出した急登
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ヒメコマツとブナ
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ブナの大木
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小さな湿地を渡る
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ゴロビツの水場上部に咲くリュウキンカ
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タムシバの白が鮮やか
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雪庇を越える
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春の花カタクリ
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ツバメオモト
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ミネザクラも咲いている
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ユーフン山の向こうに中岳(左)と大朝日岳(山…
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ウラジロヨウラク
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清太岩山が見えてきた
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展望が開ける
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ユーフン山の右手に竜門山が見える
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右手に寒江山
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寒江三山のアップ(うっすらとガスがかかる)
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残雪の向こうに連なる朝日連峰の山並
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ツマトリソウ
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マイズルソウ
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北寒江山の向こうに以東岳
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大朝日岳の三角も見えてきた
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アカモノ
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ユーフン山山頂手前から見た寒江三山
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ユーフン山山頂
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登山者(手前)の向こうに竜門小屋
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龍門小屋に向かう尾根道
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ガスが薄くなってきた
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コケモモ
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ユーフン山を出発
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寒江三山が少しずつ近づく
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竜門山直下の雪渓
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見事なコイワカガミ
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ウスユキソウ
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竜門小屋
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ヒナザクラ
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ズダヤクシュ
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ミヤマキンバイ
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ウズラバハクサンチドリ
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ミヤマキンポウゲ
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シラネアオイ
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崩落した登山道を慎重に通過する
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巨大な圧雪
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寒江三山が迫る
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山腹を埋めるウスユキソウ
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ウスユキソウの群生
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コイワカガミとミヤマキンバイ
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ミヤマキンバイの群生
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ウスユキソウのアップ
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南寒江山山頂が見える
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南寒江山と寒江山
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ウスユキソウの向こうに大朝日岳
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南寒江山山頂
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寒江山が見える
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相模山の襞
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寒江山山頂はもうすぐ
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寒江山から以東岳を見る
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寒江山山頂
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南寒江山に戻る
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相模山を見ながら
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ムシトリスミレ
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百花繚乱
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寒江山を振り返る
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白のハクサンイチゲ、ピンクのコイワカガミ、黃…
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大朝日連峰の背骨を歩く
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ここにもウスユキソウ
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寒江山の山襞
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ウスユキソウを堪能
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あの山を越えると竜門小屋
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大朝日岳とウスユキソウ
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相模山とウスユキソウ
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寒江三山を振り返る
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大きな雪塊が出てきた
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雪渓の向こうに障子ヶ岳
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寒江山が遠くなった
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竜門小屋に戻る
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小屋の向こうの雪渓
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ハクサンイチゲ
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缶ビールが冷やしてあった
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竜門小屋の向こうに寒江三山と以東岳
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相模山へ切れ落ちた斜面
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竜門小屋が小さくなる
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何度も振り返って
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竜門山へ
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障子ヶ岳
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雪渓を下る
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今日、何度も見た寒江三山
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竜門山と竜門小屋
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午後は天気が回復してきた
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大朝日岳もよく見える
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三角が凛々しい
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竜門小屋が遠くなった
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大朝日岳と小朝日岳
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Y字の谷もよく見える
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午後の日差しを浴びた山々
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竜門小屋もこれで見納め
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中岳と大朝日岳
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寒江三山
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オベリスクのような石
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寒江三山がくっきりと見える
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ユーフン山から
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清太岩山の向こうにうっすらと月山
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オオバキスミレ
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ユーフン山(右)と大朝日岳
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清太岩山山頂
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山頂から見る景色
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歩いてきた道
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障子ヶ岳
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名残惜しく
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ミネザクラも満開
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コミヤマカタバミ
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カタクリ
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ショウジョウバカマ
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ミツバオウレン
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リュウキンカの花畑
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リュウキンカの黄色
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緩やかな坂を上る
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ヒメコマツとブナの間を縫って
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ひたすら下る
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ギンリョウソウ
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ヒメコマツの大木の間を下ると日暮沢小屋はもう…
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日暮沢小屋に到着
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  • 100ski さん
    今年の朝日エリアはこの時期でもいい雪渓が残ってますね。来週、天気が良ければ、竜門小屋で泊まってスキーを楽しみたいと思いました。

  • ブナ太郎 さん
    今年の残雪の多さには驚きました。ゴロビツから稜線に出るところの雪庇と竜門岳手前の雪渓を越え、竜門小屋に着くと、山形側の斜面に大量の残雪を発見しました。圧雪状態で、あと数週間は融けそうにもありません。稜線上はウスユキソウなどが盛りを迎えていて、それはそれは見事でした。梅雨入りしても、今年は比較的よい天気が続いていますね。朝日連峰の背骨で、スキーと景色、花も楽しんでください。竜門小屋は快適な山小屋です。(ブナ太郎)

  • 100ski さん
    ウスユキソウいいですね。ウスユキソウを期待して朳差岳に登ったのですがありませんでした。7月に朝日連峰でウスユキソウ、月山と鳥海山の景色、大雪渓の滑走、、、ステキすぎます。お返事ありがとうございました。

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