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朝日連峰・以東岳BCスキー2017

以東岳 寒江山 竜門山( 東北)

パーティ: 1人 (100ski さん )

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行程・コース

天候

7/7晴れ時々曇り 7/8快晴 7/9快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 日暮沢の道路脇駐車スペースに駐車。

この登山記録の行程

【1日目】
640日暮沢小屋-1330竜門山-1400竜門小屋1420-1430入リトウヌシ沢源頭1440-1450入リトウヌシ沢滑走終了地点-1600竜門小屋(泊)

【2日目】
520竜門小屋-635寒江山-745狐穴小屋800-1050以東岳1055-1100以東小屋1125-1140東沢滑走終了地点-1245以東小屋1345-1350以東岳-1620狐穴小屋(泊)

【3日目】
525狐穴小屋-630寒江山-740竜門小屋755-815竜門山-1255日暮沢小屋

※水分補給多数

コース

総距離
約32.2km
累積標高差
上り約3,305m
下り約3,304m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は、日本二百名山の以東岳で山スキーしてきた。
週末の天気予報がよい山形エリアで、まだ登ったことがない以東岳を選択した。
以東岳には、建て替え中の以東小屋が完成してから登ろうと思っていたが、寒江山周辺のウスユキソウとヒメサユリが見頃のようなので、日暮沢から寒江山、以東岳に登ることにした。

初日、日暮沢は雪融け水の流水で冷んやりしてとても気持ちが良かった。
登山道を登ると、無風で気温が上昇して、大汗をかき、竜門小屋に着くまでに水3リットル飲んだ。
竜門山への登山道の最初の部分は木の背が高いのでスキーが木の枝に当たらなかったが、標高1000〜1400m付近で木の背が低くなりスキーが木の枝に引っ掛かることが多くなり前に進むのが大変だった。
標高1400mを超えてくると、低木や草になり歩きやすくなり、眺めが良くなった。
西朝日岳や竜門山を滑走する計画であったがほとんど滑れそうになかった。
入リトウヌシ沢、トウヌシ沢は、細長い雪渓だったが、滑走できそうだった。
ユーフン山周辺でヒメサユリが咲いていた。
竜門山に登って、竜門小屋に泊まり装備を置いて、入リトウヌシ沢源頭の雪田に行った。
雪渓から霧が湧く状態の中で滑走した。
雪の表面はスプーンカット状態であったが、雪が柔らかく、氷化したところがなかったので、普通に滑れた。
300〜400mほどの距離を1本滑ると、霧が濃くなってきたので、小屋に戻った。
小屋の周辺にはウスユキソウ、シャクナゲ等の花が咲いていた。
夕暮れになると晴れてきて、寒江山に沈む夕日を見ることができた。
ただし、周辺は霧がかかっていたので、月山、鳥海山、飯豊連峰は見えなかった。
この日は、早々に眠りについた。

2日目、ご来光を眺めてから、以東岳に向けて出発した。
登山道には、いろんな花が咲いていて花道のようだった。
特に、寒江山周辺はウスユキソウの草原が広がっていた。
ウスユキソウの草原ごしに見える冠雪した飯豊連峰は幻想的な眺めであった。
狐穴小屋に泊り装備をデポして、先に進んだ
中先峰周辺ではヒメサユリ、ニッコウキスゲがたくさん咲いていた。
残雪の以東岳、桃色のヒメサユリ、黄色のニッコウキスゲのコラボレーションは、とても素晴らしく、メルヘンの世界のようだった。
以東岳頂上に着くと、月山、鳥海山、飯豊連峰が良く見えた。
以東岳の南東面の西俣沢の雪渓を滑走しようと思っていたが、登山道からのアプローチが悪かったのでやめた。
以東岳の北面の東沢の雪渓は、以東小屋付近からのアプローチがよかったので、こちらで滑走することにした。
東沢の雪渓は、全般的に大きくうねるような造形となっており、なかなか楽しい滑りを楽しむことができ、約800~900m滑走することができた。
鳥海山、月山を眺めながらの滑走は、格別であった。
登り返す途中で雪渓横を流れる水をボトルに詰め、以東小屋で冷え冷えの水を飲みながら昼食を食べ、この時期ならではの雪渓の恵みを満喫した。
その後、狐穴小屋に戻った。
木や野周辺には雪渓と小川があり、雪融け水にぬらして絞った冷え冷えのタオルで、全身を拭くと、風呂上がりのようなさっぱり感があり、とても気持ちよかった。
雪融け水で冷やしたワインを飲んで、眠りについた。

3日目、この日は下山するだけで、稜線部は爽やかな涼しい風で気持ちよかった。
竜門山から日暮沢への登山道は、無風状態で、標高が下がるにつれて暑くなり、大汗で酷く、1時間くらい歩くごとに、水分補給、汗拭きをした。
日暮沢に着くまでに4リットルくらい水を飲んだ。
日暮沢は沢水で涼しいかと思ったら、ぜんぜん涼しくなかった。
下山後、大沢井温泉湯ったり館で入浴し、チェリーランド寒河江でさくらんぼ佐藤錦を購入して、家に帰った。
今回は、この時期にしか楽しむことができない山形の花々、フルーツ、スキーを満喫することができた。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル グローブ サングラス
着替え 腕時計 カメラ 健康保険証 行動食 GPS機器
シュラフ テントマット アウターウェア アイゼン ヘルメット
【その他】 スキー 兼用靴 ウィペット

みんなのコメント

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  • 素晴らしい景色とたくさんの花、そして月山と鳥海山を見ながらの滑走。素敵な写真で堪能しました。私がまだ見たことのない風景を味わわせていただき、ありがとうございました。朝日連峰は素敵ですね。

  • 先日のブナ太郎さんの寒江山の記事がきっかけとなり、朝日連峰北部を楽しむことができました。ありがとうございます。来年は残雪の朝日連峰南部に登りたいと思っています。

登った山

以東岳

以東岳

1,772m

寒江山

寒江山

1,695m

竜門山

竜門山

1,688m

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