行程・コース
天候
晴れ後曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
塩山駅南口より甲州市民バス(大菩薩峠登山口線)に乗車し、終点の落合で下車(実際には、運転手さんから声をかけてもらい落合バス停の手前にある鶏冠山登山口前で下車)。なお、落合まで行く甲州市民バスは、午前は8時30分発、午後が12時40分発の2本のみ。
[往路] 甲州市民バス(大菩薩峠登山口線)
8:30発 塩山 ー 9:30着 落合
この登山記録の行程
鶏冠山登山口09:48 - 11:14黒川鶏冠山の三角点11:15 - 11:28鶏冠神社12:10 - 12:22黒川鶏冠山の三角点12:26 - 12:29黒川鶏冠山12:32 - 12:58横手山峠13:01 - 13:49六本木峠 - 14:21天庭峠14:24 - 14:34寺尾峠 - 14:38木戸岩三角点 - 14:52丸川峠14:56 - 15:53丸川峠分岐駐車場 - 15:58裂石登山口駐車場16:00 - 16:03雲峰寺駐車場 - 16:13大菩薩峠登山口 - 16:16雲峰寺黒門 - 16:23大菩薩の湯
[復路] 甲州市民バス(二本木経由大菩薩の湯線)
16:40発 大菩薩の湯 - 17:03 上赤尾
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
■コース状況
今回は、大菩薩嶺の北側に位置する鶏冠山(けいかんざん)に登ってきました。コースは、柳沢峠の先にある落合から登山道に入り鶏冠山に登ったのちに、鶏冠山見晴台、六本木峠を経由して丸川峠に出、丸川峠から大菩薩峠登山口に降ります。コースは全般的に登山道、道標ともによく整備されており迷う心配はありません。
強いてあげれば、今回通った鶏冠山見晴台から先のルートはバリルート。「山と高原地図」では見晴台から先には登山道はなくピストンとなりますが、見晴台から先に踏み跡があり、たどっていくと柳沢峠に向かう登山道に合流できました。また、山頂近くには岩場は落ち着いて進めば問題はありません。
■感想
すでに半年が経過し、干支のことなど、遠い過去のように思えますが。そう今年「酉年」→「鶏」です。縁起がいい山ということで、「鶏」の漢字がはいった山→「鶏冠山」山行を計画していたのですが、ようやく実行に移すことができました。
ご参考までに、山梨には鶏冠山の漢字を使う山が2つあり、東沢渓谷の北側に屹立する鶏冠山(①、2115m)と、大菩薩嶺北側に位置する鶏冠山(②、1,716m)です。ただし漢字が同じでも呼び方が異なっており、①は「トサカヤマ」、②は「ケイカンザン」と呼びます。今回登ったのは②「ケイカンザン」です。
鶏冠山は多摩川源流(水源)にも位置しており、山林は東京都水道局の水源涵養林となっています。そのためでしょうか、落合から丸川峠にかけ登山道が苔むした箇所が多々あり、単調な樹林帯山行の中でいいアクセントとなって、目を楽しませてくれました。
山頂付近は南側にひらけた岩場となっており、目の前に大菩薩嶺がドーンとそびえていました。山頂には山梨百名山の標と鶏冠神社の奥宮があり、その後ろは絶壁となっています。また、イワカガミ等の草花もあり、もう少し早いタイミングであれば、花を愛でることができたかもしれませんね。なお、山梨百名山の標柱は山頂を意味するものではなく、実際の山頂は見晴台とされる地点だそうです。
山頂でゆっくりしすぎたせいで、予定していた大菩薩の湯には入れませんでしたが。「鶏」のご利益でしょうか、捨てる神あれば拾う神あり、塩山駅近くの宏池荘の立ち寄り湯(塩山温泉)の情報をゲットでき、きれいさっぱりと。おまけに、宏池荘のおばちゃんから桃まで頂いてしまいました。おばちゃん、おいしく頂いています。
フォトギャラリー:65枚
今日のスタートは塩山駅南口です。先々週の金峰山・国師ヶ岳山行以来ですね、よろしくお願いします♪
8時半発の落合行きのバスがきました(2番乗場)。レトロな感じがいいですね~。落合行きのバスはこれを逃すと次は12時40分、登山を開始する時間としては厳しいですね。ちなみに、西沢渓谷行きが出る3番乗り場は長蛇の列、座り切れず立った人がいる中で出発しました。
運転手さんから、落合の手間にある鶏冠山登山口で降ろして頂きました。ここで降りたのは、私を含めて計5名。てっきり、自分一人だけだろうと思っていただけにちょっとビックリ。
登山口の近くにあった広場で準備をして、さぁ、出発です♪頑張りましょう!
歩道をのぼっていくと5分ほどで山道入口がありました。
振り帰っての一枚。舗装道路は民家の前を通っています。民家の前を通るとき、犬に吠えられちょっとビクビクしてしまいました(^^;。
梅雨を忘れさせるような気持ちのいい登山道。それしてもジリジリと照り付ける日差しが暑い・・。時々、すぅっ~と抜ける風が心地いいです。
樹林帯に足を踏み入れると「ミョーキン、ミョーキン、ミカナカナカナ・・・♪」エゾハルゼミの大合唱♪
しばらくすると、いい感じに苔むした岩が目に付くようになってきました。
さわってみるとフカフカ♪。もう少ししっとりとしていた方が…なんて贅沢を言ったりして(笑)。
途中にあった不思議な大木。よく見ると、違う種類の木が絡み合って一本の木になっているように見えます。
空気がひんやんりして気持ちいい~♪
横手山峠分岐の道標。分岐にこうした道標が設置されています。助かりますね~。
進む方向は、もちろん、鶏冠山です。
いい感じに苔むしています。
まさに、苔街道♪
これで雨が降っていると、もっといい感じになるでしょうね。
ほどなく鶏冠山への分岐に着きました。そこでお会いしたご夫婦。これから鶏冠山に向かうとか。ちなみに、奥様は78歳だそうで(ビックリ!)、その矍鑠したお姿にただただ脱帽です。鶏冠山山頂へはここからのピストンになります。
途中、岩を攀じ登ったりしながら、分岐から15分ほどで鶏冠山山頂に到着♪
山頂には、鶏冠神社の奥宮が鎮座していました。
鶏冠神社の後ろは南に視界がひらけた断崖絶壁になっています。一番のビューポイント。ドーンと視界に入るのは大菩薩嶺。
ズーム!
ちなみに、鶏冠神社の後ろはこんな感じになっています。先ほどのご夫婦が追いつきました。山談義をはじめ話題が豊富で話がつきることがなく、結果として1時間近くもここで休憩をすることになりました(汗)。
復路ですが、往路で撮り忘れた山頂近くの岩場の様子。これを乗り越えて進みます。
さらに岩場は続き、ここはほぼ垂直に切り立っています。割れ目を縫うように降りてきました。振り返っての一枚
先ほどの鶏冠山分岐に戻ってきました。話をしすぎました・・予定より1時間以上遅れています。。。
次は、柳沢峠を目指して進みます。急ぎましょうー。
途中であった鶏冠山見晴台への分岐。見晴台が鶏冠山で一番高いとあれば、やはりここは行かねばなりますまい・・・、予定が遅れているというのに悪い虫が出てしまいました(汗)。
5分ほどで見晴台に到着。見晴台は北側がひらけています。
奥秩父の山々が一望できます。富士も見えるようですが、残念ながら厚い曇に覆われてみることができず・・・。
「山と高原地図」では見晴台から先には登山道はなくピストンとなりますが、踏み跡があったのでチャレンジ。こんな時にバリルートを試さなくてもよいものを・・。踏み跡をたどっていくと藪に覆われて直進できず、そこから斜面を下ると、先ほどの柳沢峠に向かう登山道に再び合流しました。こちらが下りてきた道です。・・・何もなかったらからよかったものを・・後で反省することしきりでした。
柳沢峠に向かう登山道
横手山峠
新横手山峠に到着(泉水谷林道出合)
林道を横切ったところに登山道入口があります。
六本木峠に到着!ここは、柳沢峠への分岐になります。
予定より、1時間20分遅れです。とにかく丸川峠に急ぎましょう。
大菩薩の乾燥したイメージがあったので、苔街道がまたまた現れたのにはちょっとビックリ。それも長い!
先ほどよりも苔の種類が増えたような気がします。
またまた、苔街道♪
若干、潤いが足りていないような気もしますが、癒されますね~。
天庭峠
天庭峠周囲の登山道の様子
寺尾峠
寺尾峠周囲の登山道の様子
急に視界がひらけ丸川峠の道標が目に飛び込んできました!、
単調な緑の色彩の世界から、明るいパステルカラーの世界に入り込んだようす。緑がきれい~!
一昨年6月以来の満るかわ荘。以前のまんま、懐かしい~。相変わらず、いい味出しています。
満るかわ荘のお約束の撮影スポット。
この開放感あふれる大草原がたまりません。
ゆっくりしたいのですが、まだ、1時間遅れ。急ぎましょう。4時のバスに間に合うかどうか微妙だな・・。
登山道の途中から、大菩薩の方向を見ての一枚。空の青さと草原の緑のコントラストが綺麗ですね~。ずっと見ていたいところですが・・急ぎましょう。
裂石ゲート前駐車場に到着♪ここですでに午後4時前。さすがに車もいませんね。
裂石ゲート前駐車場の前の道標(丸川峠入口)
結局、午後4時3分の大菩薩峠登山口バス停からでる始発バスには間にあわず、午後4時40分の大菩薩の湯発のバス(二本木経由大菩薩の湯線)で帰ることにしました。当初計画では、大菩薩の湯に入ってこのバスで帰る予定だったのですが・・・、とりあえず大菩薩の湯までテクテクとアスファルト歩き。
つきました~。さすがにまだ日差しが強く、汗がダラダラ。あぁ~温泉に入りたかったなぁと思いつつ、バスに乗って塩山駅に向かいました。この直後に判明したのですが、このバス、菩薩峠登山口を経由して塩山駅に向かうバスでした。アスファルト歩きをしなくてもよかったんですね。。。。
塩山温泉近くを通過するという情報をゲットしました。塩山駅の一つ前の上赤尾バス停で下車し、徒歩10分ほどで塩山温泉に到着。宏池荘の立ち寄り湯で綺麗さっぱり♪
宏池荘の立ち寄り湯の入り口は、駐車場側になります。この靴箱が目印です。
宏池荘から塩山駅まで歩き。汗をさほどかくこともなく、無事に到着です。お疲れさまでした。駅前のお店で冷えたビール&ワインをゲットでき、帰りの電車の中で「かぁ~、うまい!」、温泉の後のビール、癖になりますね~(笑)。
【番外編】宏池荘のおばちゃんから桃をいただきました。なかなか立派な桃です。もらった時には硬かったのですが、一日たてば食べごろになるとのこと。うん、おばちゃんのいうとおり今日は食べ頃になっています。おいしい♪
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール |
みんなのコメント