雪山・BC装備 ☆自作

PPわらじアイゼン

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購入年
2014年
購入価格
0円
重量
800g
お気に入り度

商品レビュー

【お気に入りの点】

梱包用のビニール紐、ポリプロピレンロープ(PPロープ)が材料。
作って頂いたが、材料費の安さ、アイデアとわらじを編む技術はスゴイ。

ジーニ助氏ブログ参照

http://www.yamakei-online.com/cl_record/my_detail.php?id=3956

今回名前をPP(ポリプロピレン)わらじアイゼンに改変した理由は、友人が別にPE(ポリエチレン)わらじアイゼンを作成したので、区別するため。

ぶーじ氏ブログ参照

製作から実戦投入まで
http://blog.goo.ne.jp/voldemord/c/c15354b27b0ae2e0b960b885b8253591


【もう一つの点】

実戦でわかった弱点
単独ピン(スパイク)はピンが寝てしまう事がある。
連結ピンは雪がやや付きやすい。

街中での使用は相当勇気がいりますし、注目されます。

実戦投入Ⅱでは原因不明だが、わらじがゆるんでしまった。
ピンやステーが増加し、総重量が増大してしまった。
今後の課題である。

実戦投入Ⅲでは、雪以外の路面状況でも使用。
ピンがほぼすべて曲がってしまった。
これは強度と長さの問題であろう。


【使用時のエピソード】

もともと友人のジーニ助氏は地下足袋(力王ファイター)で登山をする。
ジーニ助氏・地下足袋登山ブログ
http://ko-sakubutai.cocolog-nifty.com/blog/cat59730503/index.html

そこで地下足袋に合うスパイク(軽アイゼン)を考案。軽量で安く、臨機応変にスパイクピンが変えられる、わらじタイプがコンセプト。
その流れで、登山靴用をジーニ助氏に作って頂いた。軽量なこともありナイスな1品である。
当然だが、かなりしなやかなため、極端に大きさが違わなければ、どのタイプの靴にも装着可能である。
わらじ専用スタッフバックも、傘の生地で作って頂いた。
今週雪山でテストするつもり。

実戦投入Ⅰ(入笠山 http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=3625)の結果は、すこぶる良好な印象であった。
十分フィールドで使える性能と剛性を確保していた。
また底面の雪団子も心配だったが、全く問題なかった。
低山の雪山から夏の雪渓まで幅広く使える感じで、さらに今後もテストを繰り返す予定。

都心でも大雪、めったにない機会のためテストを街中で行った。
自宅から知事選投票と仕事場まで装着して使用。帰宅時は未装着状態での比較テスト。
結果は本当にイイ感じで、全く滑る気がしない(実際滑らないし)。
逆に未装着時は歩行のたびにスリップ感があり、足運びに気を取られてしまう。
新雪の時より、効果がよりわかりやすかった。

実戦投入Ⅰでわかった欠点を改良し、実戦投入Ⅱ(北横岳 http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=3956)へ。
主な変更点は以下の如く。
①単独ピンから連結ピンへ、ピンが寝ないようにした。
②連結ステーを2枚使用、わらじ底面をサンドイッチにし剛性アップ。
③ピンの長さを25mmから35mmへ、雪面をよりとらえるようにした。
④土踏まず部分にもピンを追加。

実戦投入Ⅱではわらじの紐がゆるんでリタイヤ。
プチ改良を行い、その後テスト(実戦投入Ⅲの前に NASPAスキー場 http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=4088
紐のゆるみに対しての改良で、今回のテストでは全く緩みはなし。
実戦投入Ⅲのめどが立った。

実戦投入Ⅲ(蓼科山 http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=4422)では、改良した紐の部分にゆるみはなく良好。
しかし、雪以外の路面状況ではピンが曲がりまくり。
実戦投入Ⅲの結果をふまえ、これからの時期は雪以外の路面状況での使用を考慮し改良が必要。
①ピンの長さを35mmから20mmと短くした
②軽量化のため2穴ステーを使用、1200gから800gに軽量化
③結果ピンの本数(片足)22本から12本に減らした。

実戦投入Ⅳで、編笠山 http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=5274 に持って行くも終始ツボ足で終わってしまった。

使用した登山

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