シューズ ローバー(LOWA )

チベット GTX WXL

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購入年
2014年
購入価格
42,500円
重量
1,070g
お気に入り度

商品レビュー

【お気に入りの点】

・最高の履き心地。これに尽きる。
・靴ひもが緩まない!
・案外、蒸れないです。


【もう一つの点】

今のところ特になし。


【使用時のエピソード】

今思い返すと、チベットの前に履いていた靴はとんでもなくひどい靴だった。

サイズが大きい(普段履きで28cm)上、甲高幅広の足を持ち、普段履きのビジネスシューズやスニーカーは、靴を選ぶのではなくて「靴に選ばれている」私。足に合った靴を選ぶことは稀で、靴に足を合わせていた。

登山靴の場合、サイズや幅広の靴はあるもので、「選択の余地が無くて困った」っていうことは無かったけれど、やはり異常な甲高に難儀するハメになり、登山用品店で何時間もフィッティングすることに。
そしてようやく選び抜いた靴で意気揚々と登山をしたものの、毎回かかとを派手に靴擦れし、靴下がいつもいつも血染めになった。

その後も購入した店で履き方や歩き方をチェックしてもらったり、ソールや靴下、靴紐を変えてみたりとあらゆる手段を講じてみたものの、結局はその靴を履きつぶすまでかかとの靴擦れが直ることが無かった。

正直、登山は好きなのだけれども、この靴で登るのが苦痛に感じる(実際、足はいつも痛いし)ようになり、とっとと次のを買ってしまいたかったのもあったけれど、登山靴は安い買い物じゃないのでとにかく履きつぶすまでの我慢、と思って山に登っていった。

5年がかりでその靴を履きつぶし、ようやく次の靴が買える!となり、事前にいくつか候補を選んだ中で、最有力候補はローバーのタホーだった。
で、店(前の店とは別のところに行った!)に行って相談すると、「お客さんの場合はタホーよりもチベットのほうが良さそうですね。荷も重そうだし、身体も大きいし・・・。足首安定しますよ。」と。

実際に試し履きするとタホーよりも確かに安定感が感じられた。足さばきは重くなる分だけタホーよりも鈍重な感じになったけど、「登る」要素よりも「歩く」要素を重視したい自分には足さばきよりも安定感を優先させたく、チベットに決めた。

実際に履いて登った山では、靴擦れは全く皆無。登山が楽しいものであることを再認識させてくれるくらい、足が快適になった。
そして、しっかりとワックスをかけたレザーアッパーは、渡渉を何度繰り返してもちゃんと水を弾き、靴の中への水の侵入は無かった。

また、靴ひもはローバー得意のI-LOCK機能のおかげで全く緩むことが無く、いつもきつくも無く緩くも無い、ベストな締まり具合の状態だった事はもはや感動の域だった。(前の靴はきつめに締めておかないとだんだん緩んできた。)

靴がピッタリ合うと、登山は間違いなく楽しいものになることを教えてくれたチベットでした。

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