調理用器具 : 3件
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その他(others)
シェラクラブ シェラカップ
【お気に入りの点】 温かいものはすぐ冷める。熱いものは唇を火傷する。冬に使うと冷たくて実用的ではない。便利そうであまり出番がない。安そうで結構高い。ビール注いで飲んでも美味く感じない、、、でも持っていたい。なんとなく持っていたい。カップ底面のSIERRA CLUBの刻印を見るたびに持って良かったと思う。遠征時にはザックにぶら下げているだけで安心する。 日本のバックパッキング黎明期に手に入れたこのシェラクラブのオリジナルは、その後コピーされて氾濫したそれっぽいカップと比較してもなかなか出来がいい(と思い込んでいる)。 【使用時のエピソード】 高校生の頃、バックパッキングに憧れ、その代名詞的なアイテムの一つシェラカップに心を奪われ、購入した思い出があります。 当時はよく使っていましたが、そのうちプラスチック製で中空になった安価なカップを見つけ、使い勝手が良かったのでそれを使うようになり、出番がなくなりました。 でも、アメリカの自然保護団体のシェラクラブ会員の証のようなこのカップは、昔の思い出や、あの頃のチャレンジ精神を忘れないよう、今も部屋の中の常に目の届く場所においています。 毎年、夏にジャンスポーツのフレームパックを背負って大雪山系の旭岳−トムラウシ岳を縦走しながら使ったこのカップを、40年経った今、もう一度大雪山に連れて行きたくなりました。
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シグ(SIGG )
SIGG Kocher
【お気に入りの点】 洗練された形。取っ手がしっかりしていて安定感抜群。 【使用時のエピソード】 スイスのSIGG社製 もう30年以上昔のアルミ製コッヘルです。 購入当時、私は芦沢洋一さんの「バックパッキング入門」や「遊歩大全」を読んでバックパッキングに憧れ、海外のアウトドアグッズを集めていました。このSIGGのコッヘルもそのようなアウトドアの雑誌で紹介されていたのを見て欲しくなり買いました。 サイズは大・中・小と三種類ありましたが、僕が買ったのは大と小。中も買いたかったのですが、学生のお小遣いでは厳しく、諦めた経緯があります。 ご飯を炊いたり、ジャガイモを煮たり、インスタントラーメンを作ったりと、123Rとの組み合わせで使っていましたが、そのセットの光景に惚れ惚れしながら使っていました。随分活躍しましたが、ぶつけるとすぐ凹むのが悲しくて大切に扱っていた記憶があります。今、手にとってみると、あちこち凹んでいました。 道具を整理していたら出てきたので、また使おうかと思っています。
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その他(others)
MIRRO アルミ製ケトル
【お気に入りの点】 軽くシンプル。 【使用時のエピソード】 大学生の頃に買ったキャンプ道具の一つに、このMaid in USAのMIRROのケトルがあります。今もまだ現役で、これからも使い続けます。 薄いアルミ素材で重量は176グラム、いたってシンプルな作りです。よくあるパーコレーター機能はありません。 昔はホワイトガソリンのスペア123Rとコンビを組んでいましたが、最近の相方はジェットボイルなどのガスバーナーになりました。 ジェットボイル専用のコッヘルは熱能率が良く、すぐにお湯が湧きます。でも、ビジュアル優先でこのミロを使っています。 ディテールを見ても、お湯を沸かす機能しか持ち合わせていません。学生の頃はこれでお湯を沸かし、アルファ米にゆかりを混ぜてを食べていました。 取っ手は熱で暑くなるので、とてもじゃありませんが素手では持てません。 お湯の出口に急須のように穴が空いているので、紅茶のような茶葉をケトルに直接入れて使うのでしょうか?あるいはお湯の出る量をセーブしているのでしょうか?はたまた単なるデザインなのでしょうか?詳細は分かりません。 ケトルの底面にMade in USAの刻印があります。 既に亡くなってしまった北海道の友人が、やはりこのケトルを大事に使っていました。私は毎年お盆休みに、羅臼岳に登ったりカラフトマス釣りをする為に知床へ遠征していました。いつものようにその友人と知床でカラフトマス釣りを終えて、海岸に面した駐車場でジンギスカンを食べながら、お互いのお気に入りアウトドアグッズやABUやミッチェルなど古い釣り道具の話で盛り上がりました。 ある年、その友人がミロのケトルを使っていなかったので聞いたところ、ワカサギ釣りをしているときに蓋を湖に落としてしまったとのことでした。新たに購入しようとしたところ、既に廃番となり購入出来ず、とても残念がっていたのを思い出します。